2002年09月06日(金)
最近、結婚した女性が、当然に婚家のお墓に入ってきた時代とは、多少事情が違ってきた。 「死んでまでもあのお姑さんと一緒にいたくない」「死んだ後ぐらい一人でゆっくりしたい」と、新しいお墓を独自に作るか、同じ敷地内でも別のお墓を立てる。 又は「自然葬」(散布)を望む声も徐々に増えて来ているらしい。 マァ、お墓や葬儀(法事)のやり方に拘るのは、圧倒的に女性が多くて、男性は死んでしまえばもうどうでもいいと考えているらしいけど…
これに、宗教問題が絡んでくると、もっとややこしくなる。 つまり先祖代々のお墓をお寺に持っていても、生前クリスチャンで洗礼を受け、 葬儀を教会で行った故人は、当然にそのお墓には入れない。 といって、その故人のためにお墓を立てるといっても莫大な費用がかかるわけで、 結局は、遺族によって「死後改宗」をさせられる事が多いようだ。
家各々に、色々な事情があるのだから仕方がない事だとは思うけれど、クリスチャンだった故人がお経を聞かされて、どんな気分なんだろうと、ふと、思った。
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