rokoのNotebook

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大河ドラマ

2003年01月08日(水)

本当はDiaryの方に書こうと思っていたけど、かなり日数が過ぎてしまったので、こちらに書くことにした。

お正月2〜4日の午後、NHKは過去に放送された大河ドラマの総集編を放映していた。2日が織田信長・3日が豊臣秀吉・4日が徳川家康。
1年間に渡って放映されたものを各々5時間程度に編集したので、よく知れ渡っているエピソードを並べた・・・という感が拭いきれなかったし、マァよくも主人公たちを善人に仕立て上げたものだ。(本編で見た時はあんまり感じなかったけど)
当然、この3人とは知り合いではないので、真実のところはわからないが、タヌキじじいなどは、あの世で苦笑しているかも・・・
CMなしの5時間ドラマを見るというのも結構疲れるものだが、結局最後まで見入ってしまったのは、出演者たちが芸達者だったからだ。
主人公のみならず、脇もしっかり固められていて、正に「大河ドラマ」だった。

それに比べて、昨今の大河ドラマは・・・特に昨年は酷かった。
最初の数回は見ていたが、直ぐに挫折してしまった。
大河ドラマの視聴率が下がっているかどうかは知らないけれど、何しろトレンディドラマに出てくるような俳優のオンパレード。イヤ、何もトレンディドラマの俳優が悪いと言っているわけではないが、歴史ドラマを見ているのだかトレンディドラマを見ているのだかわからなくなってしまったのた。

最終回に近づいたある日の事、新聞で酷評されているのを読んだ。
そこは天邪鬼の私のこと、それでは見てみよう!とチャンネルを合わせた。
もうすでに物語りも終盤、主人公たちは一生の終わりの時期に差しかかっている筈。なのに、まるで、それが感じられない。
今の私よりずーと若く見えてしまう。
メイクだけの問題ではなく、台詞回しが始まった頃と全然変わってないのである。
現に豊臣秀吉役の香川照之は見事に演じている。
見事に演じている方が浮いてしまっているという悲劇が起こっていた。
女優というのは、色々な女性を演じるのが仕事であって、只綺麗ならいいというものではないという事をわかっているのだろうか、とさえ疑いたくなる。
このままなら「女優」という看板を下ろし、化粧品のCMだけやっていればよい。
NHKも視聴率欲しさの配役はさっさとやめるべきである。

因みに「徳川家康」には故夏目雅子が淀役で出演していて懐かしかった。


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