| 2004年10月29日(金) | 
エコノミークラス症候群 | 
  
 中越大震災で、車の中で避難生活をしていた被災者のおばあちゃんが、エコノミークラス症候群で亡くなったそうだ。車の中で長時間過ごすのは、若い人にとってもつらいものなのに。こんな状況下、不平も言わず、ぎりぎりまで車の中で耐えておられたのだろう。こういう報道には胸が痛む。    皆川優太ちゃんの救出劇も、実況中継で見ていた。優太君は、本当によく頑張った。奇跡的に。お母さんやお姉ちゃんは残念だったけど、あんな絶望的な状況下で生存者がいたというだけでも、みんなの心に灯った光として捉えなければならない。
   一日も早い被災地の復興と供に、震災直後から今日までに亡くなった方々のご冥福をお祈りします。    折りしも、ポーランドでは、11月1日(月)は、「死者の日」のカトリックの祭日。日本でいういわゆる「お盆」みたいなもの。先々で目にするろうそくの灯火にこの祈りを託すことにします。
   余談。ポーランド南北を結ぶ幹線道路が貫通するワルシャワは、帰省ラッシュ。どこもかしこも他府県ナンバーで大渋滞。この渋滞にはちょいと辟易。
   で、今週末は、3連休。  日本帰国を控えたファミリーを囲んでの2泊3日の送別ツアー。  列車でザコパネのペンションアキコへいく。7家族、総勢25名。  なかびには、スロベキアの温泉に入りに行く。パスポートを持って。  楽しみだにゃ〜
   が!  ワタクシ、出かけるまでに、原稿を仕上げなければならない。  クライマックスのラストシーンを書くだけなんだけど、そう簡単ではない。  今回、どうもうまく集中できなかった。  小説ではなく、体験記みたいになってしまって、作文40枚! ってなカンジ。ま、とにかく最後まで書かなきゃ。
   後で、こまごまとした買い物。クリーニング引取り。  家中の片付け。お掃除おばさん、ウクライナに帰っちゃったの。
   ずっとパソにばっかりへばりついていたらね、私もエコノミークラス症候群の前兆感じる。足むくみやすいし。頭が働かなくなるの。原稿かけない口実じゃなくって、まじに。
   本業の作家先生は、必ず、何らかの方法で各自身体を鍛えているという。気分転換も兼ねてだろうけど。
   先週から、プールもテニスも外出も控えて、テレビとパソの前にへばりついていたから、あんまり、身体の調子よくない。
   じゃ、ザコパネでゆっくりしてくるとするか。着くまで遠いけど。  長時間の移動は、また、エコノミークラス症候群だよ。。。
   今回、一升瓶を持っていく。  アルコールで全身の血行をよくするために。      
 
 
 
 今月末締めの短編を書いている。
   週末の晩は、ジャズだかなんだかといって遊び呆けていたので、週明けてからはラストスパートをかけている。
   と、こ、ろ、がーーー。
   JSTVをつけたら日本シリーズ第7戦の中継をしている。  原稿書きの傍ら、ボリュームを上げて観戦。
   現在、5−0。5回表西武の攻撃。  どうしちゃったの〜、ドラゴンズ。。。
   ぎゃーーー、お掃除おばさん、掃除機かけはじめた。  もうー、うるさーーーーい!
   と、今、掃除機を止めさせた。  5回の裏 中日の攻撃、井上2塁打! 送りバント成功3塁へ。  グー、スリーアウト。井上残塁。無得点。。。無念。
   で、BSニュース。  とJSTVを実況している私。閑人だと思われちゃうや。。。
   ちょっとよそ見してたら、西武の追加点? 6−0  6回の裏、中日の攻撃 グー、まーた立浪残塁、無得点。。。無念。
   7回表、西武平尾のソロホームラン 7−0 うぅっ・・・  もう、だめだ。中継はおしまい。。。  
 
 
 
| 2004年10月24日(日) | 
JVC JAZZ FESTIVAL | 
  
 この週末、金、土、日と三日間連続で開催されたJVCのジャズコンサート、通しでいってきました。
   金曜日の、マッコイターナーのピアノ、すごかったー。  グローブみたいな手で、鍵盤をがんがん叩いているだけみたいなんだけど、ちゃんとジャズを奏でているの。トリオのドラムの黒人さんが、T工務店のUさんそっくり。次にお会いするとき、 「髭と頭をそって顔に黒いドウラン塗ってドラム叩いていたでしょう?」 って聞いてしまいそう。
   今日のジェームズ・カーターのサックスもよかった。  人は普通、声帯を使って絶叫するけど、彼は腹筋を使ってサックスの中で絶叫していた。壮絶だったよぅ。
   *  *  *  *  *  *  *  *
   それよりも、中越の地震。気になってしょうがない。  知人が震源地から離れたところに二家族が住んでいる。被害はすぐなかったようだけど、今も恐怖と背中あわせに今も暮らしているに違いない。  この思い、どう表現していいわかんないや。
     
 
 
 
 
 
   今朝は、朝からゆっくりと時間をかけて、近所の公園を散策してきました。  カエデとかはきれいに紅葉しているけど、ほかはいまいちかな。  今秋は気温が下がりきっていないから。
   ポプラはこれからかもね。
   完全防備して出かけていったら、汗びっしょり。。。
 
 
 
 子供たちとぷらぷら歩く散歩道 紅葉はまだまだかな。  奥行きのある並木がロマンティックなんだよ。
 
   
 
 
 
 時々ジョギングをする近所の公園。  このあたりはまだスタミナたっぷり、軽快な足取りで。
 
   
 
 
 
| 2004年10月18日(月) | 
春樹おじさま、すごい! | 
  
 先日、外国人ばかりの集まりで、ハルキ・ムラカミが話題に上がった。
   「ニッポンのハーウキ・ムーアカミという作家を知ってるか?」  ときかれて、すぐにはぴんとこなかったんだけど、  「んー、あー、はい、はい、はい、村上春樹のことね」  と、スリーテンポぐらい遅れて、やっと誰だかわかった。
   で、そこに居合わせた人、5人中4人が村上春樹のいずれかの英訳本を読んでいた。
   こ、こ、この春樹おじさまの知名度って、すごいと思わない?   ひとしきり、春樹本の話題で盛り上がった。
   ある人は、「ダンス・ダンス・ダンス」を読んで、とてもよかったといっていたし、ある人は、「風の歌を聴け」はテキストが簡素で読みやすかった、といっていたし、ある人は、「ノルウェーの森」しか読んでいないけどよかったといった。私は、「羊をめぐる冒険」のあちらの世界の話が好きだといった。
   毎年、春樹おじさまは、(あ、私、さっきから、春樹おじさまと呼んでいますが、春樹おじさまとは、親族関係でも個人的な知人でもなんでもありません、単なる一読者です。念のため)
   そうそう。で、春樹おじさまは、数年おきに秋にドイツで、リーディングの会(?)というのにゲストとして招待されており、私の知ってる限りでは、2年前には、ボンとベルリンでその会が開催された。  日本で「海辺のカフカ」を出版された秋のことだった。
   ドイツでは、独訳版「スプートニクの恋人」の出版のあとで、春樹おじさまがテキストを読んで、その後、観客と一緒にディスカッションをされたそうだ。  うわー、魅力的な会だなー。
   そのことを、お友達に教えてあげたら、とても興味深そうにしていた。  なんか、すごい作家ダヨねぇ。
   全世界に名が通った作家だもん。  文学者だけでなくて、よその国のごく一般の人にまで愛されてるんだもん。
   私、春樹歴、すごく浅いんだけど、一応代表的な作品を何冊か読んでいたからよかったものの、世界的に有名な日本の作家の本を読んでいなかったら、外国人の前で日本人として赤っ恥をかくところであった。
   *  *  *  *  *  *  *  *  *  
   先月末、日本に出張にいっていたパパ。  何か買ってきてほしいものはあるか? とメールしてきたけど、荷物になったら気の毒なので、私のものはほとんど頼まなかった。
   当の本人、本屋さんで数冊、書籍を購入。  で、その内で一冊だけ文芸書を買ってきた。
   「蹴りたい背中」綿矢りさ著 水色の表紙にかわいいイラストの装丁。
   かーってくるかぁ、こんな本、ふつう、?! 中高生じゃあるまいし!  バーッカじゃないの? 芥川賞受賞したときは、好奇心にかられて、私も文藝春秋のほうで読んでしまったけどさ。
   文芸書を買ってくるんだったら、春樹おじさまの最新刊、「アフターダーク」を買ってきてもらったらよかった。ブー、残念ー。 
 
 
 
 JSTVで日本シリーズを中継していたので、ところどころ見ていた。
   5回に、5−3と西武が逆転、さらに追加点のチャンス。  ところが、中日レフト井上の超人的なファインプレー。  これで試合の流れが変わった。
   7回の裏の中日ドラゴンズの反撃、すごかったー。  立浪の同点スリーラン、谷繁の勝ち越し。西武松坂、真っ青。
   私もワルシャワの自宅で大声を上げてエキサイトしてしまった。
   落合監督のコメントもよかった。 「松坂投手だからこそ、ここまで選手達が奮起できた」と。
   普段、あまり熱心には見ていないけど、今年の日本シリーズはおもしろそうだなぁと思った。  もう中継はないと思うから、この後はネットでチェックしようっと。
   *  *  *  *  *  *  *  *
   野球観戦の前は、学校の体育館で、子供の野球の練習に行っていた。  なんだか今日は一日、野球づいた日なのさ。
   守備練習のためにノックするコーチに球を出す役をした。  子供のコントロールの危うい返球をキャッチするのが難しかった。  汗びっしょり。    お母さん、昨夜遅くまでディスコでウォームアップをしていたので、なかなかいいフットワークであった。ははは。
   明日は、じいさんとテニスのトレーニングだ。     消化カロリーを見込んで、マクドのビックマックと、ロールケーキたらふく食べちゃったー。
   
 
 
 
| 2004年10月16日(土) | 
サタデーナイトフィーバー | 
  
 40歳にもなって、ディスコにいってきた。わはは。いい年こいて。
   こちらの外国人の友達に誘われて、メキシコ料理のブルーカクタスでディナーをして、そこの近くのディスコテークへ。
   ははは。がんがん踊ってきた。娘っ子達に負けないぐらいに。おう、学生時代を彷彿するなぁ〜。11時ごろには、フロアは超満員。
   ちゃっかりステージ上で踊ってきました。ライトを浴びて。  久しぶりに血が騒いだ。ストレスよ、サヨウナラ〜。
   で、ハタと思い出した。
   かれこれ、元気に遊び歩いていたの学生時代。  たしかまだ大学一回生だった頃、クラスメートとコンパの二次会でディスコに行ったことがあった。
   一応、チークも踊った。  お相手は入学以来、ずっと一緒にいたお仲間。
   で、その彼がスローテンポの曲で踊りながら言った。 「あのな、チークはな、キスしながら踊るもんなんや」って。
   そんなの初耳だったけど、当時、田舎からでてきたばっかりの私は、大阪のような都会ではそうするものなのだと、てっきり彼の言葉をそのまま真に受けてしまった。
   彼とはチークを踊る度に、いつも曲の間中キスをした。
   コンパ慣れするようになってから、ふと思った。   「普通チークのときは、特別な関係じゃない限りキスなんかしないぞ……」と。
   は、は、はめられた。  こやつ〜。と思ったけど、ずっとだまされた振りをしておいた。
   クラスの卒業コンパで、どちらからともなく誘い合ってチークを踊った。  そして、最後にながーいキスをした。
   ははは、なつかしーなー。そんなこともあったなー。
   それにしても。にゃろー、よくも私をだましたなー?!      
 
 
 
 さっきから、ばたばた家の片付け物などをして、お誕生会の準備などをしている。しばし、ブレイク。
   で、ひょんなところから、こんな画像を見つけた。
   パパス
   もう、やだー。ヨン様かと思っちゃった。あはは。
   前後にもたくさん写真がある。  どの写真も、きっとスタイリストさんやカメラマンに、 「ヨン様みたいですよ〜」  っておだてられて、にへらぁ〜とした瞬間を撮られたのでしょう。
   「え、こんなん、僕が着るの?」  とやたらとテレまくってらっしゃる様子も、手にとるようにわかります。
   うふふ、撮影現場、見てみたかったなー。
 
 
 
 この秋から、毎週水曜日の午前中に絵を習い始めた。  もともと絵心があったわけではなく、いわばずぶの素人。謙遜抜きにして。
   動機は、描写力と表現力の感性をつけたいと思ったから。
   物を見て、感じて、それをそのまま表現する。  これは、絵画の創作も文章の創作も共通する感性を必要とする。  だから、絵画教室は文筆の感性を養うトレーニングの一環と思っている。
   確かに、細かいところまできちんと観察して描写しないといけない。  集中力が途絶えたところは雑になる。  それでも、適宜、先生がアドバイスをしてくれ、何とか形のあるものに表現している。    この作業は、文筆活動には遠回りのように思えるけど、自分にとってはきわめて効果的で実りの多い練習だと信じている。
 
 
   今日は、椅子の上に乗った水差しと銀細工のポットをデッサン。
   始めは、小学生のお絵かきみたいな絵を描いていたんだけど、陰に濃淡、背景にも濃淡をつけて、それっぽいアングルのものを描いた。    でも、まだまだ未完成。  続きは来週。デッサンが終ってから、あらたに同じ静物を水彩で描く。
   絵には性格が出る。    どちらかといえば大胆。細かいところは切り捨て。  リズムに乗ったエンピツさばきはかなりいい線だけど、考えて書いた線は表現が固まっている。描く順序は注意散漫気味。  遠近感はいいほう。ちゃんとリアリスティック。
   全体的に大雑把。ぷっ。さすが祐子。  
 
 
 
 今朝、思い切り寝坊。    半狂乱になって、パパと理人のお弁当作りとアイロンがけ。  清二発熱。学校お休み。
   午前中、ぷらぷらメールを書いたり、FAXレターを書いたり。  ようやく短編用原稿を書き始める。3枚。
   清二が昼頃に起きだして、ごろごろ。二人で昼ごはん。
   夕方、広報文化センターのオープニングセレモニーで高学年以上が和太鼓を披露するので付き添い。学校集合でバスで会場へ。
   我が子の出演する「黒潮ばやし」で、「どっこいどっこいどっこいなー」とママも一緒に掛け声をかけたら、前にいたポーランド人にびっくりして振り向かれてしまった。ははは、声がでかかったですかね?
   早めに終って、帰宅。  清二が一人でお留守番だったので、早く終ってよかった。  三人で軽く夕食。
   7時半から英語。先生が早口なので、こちらもついつい早口になる。  考えてしゃべるより、そっちのほうがわけ解らずたくさんしゃべっている。
   帰宅して、またまた夕食。
   パパ帰宅。またまた一緒に夕食。
   一体全体、一日何食食べてんねん!
   ママは。歯の治療をしているのでうまく咀嚼できず、ご飯おかず全部飲み込んでしまった。
   胃、胃、胃が重い。七匹の子やぎに出てくるおおかみが、切ったお腹に石をつめられるでしょう? あんな感じ……。
   って、誰も知らんちゅーに。 
 
 
 
 さっきから、ずーっと探し物をしている。  でもそれが家にあるかどうかも解らないシロモノ。
   それは、歯医者のレントゲン写真。
   7月に、近所のヤブ医者にかかって、歯を治療した。  そこが気に入らなかったので、近所の別の歯医者にいったら、更に悪化。  最悪ー。二週間も痛みを抱えていた。
   あれから、三ヵ月。  そろそろちゃんと治癒させないと、仮の治療だけでは限界がある。
   で、先週末から、知人に紹介された歯医者さんに通い始めた。  そのドクターなら、なかなか信頼できそうだ。
   以前罹った歯医者さんで、レントゲン写真をもらってきてくれといわれ、さっき、2軒とも行ってきたんだけど、無いのだ。どこにも。
   うーむ。
   家に持ち帰ったかなーと思って、探してるんだけど、なーい。
   あの時、痛みでパニックだったから、何にも覚えていないよ。撮ったかどうかも、受け取ったかどうかも。
   今日は、1か月ぶりのテニスで、腰を痛めたみたいだし、もう動けない。  ゆっくり寝たいけど、夕食の準備しないと。
   その後、歯医者の予約、20時。ぐぐぐ。。。
 
   (追記)  やっぱり2軒目の歯医者にあったそうな。  うーむ……。もう腰抜けそうに疲れた……。 
 
 
 
 今日は、ワルシャワ日本人学校の学習発表会だった。   小規模校なので、各出し物で小1から中学生までそれぞれが大活躍する。    理人は、ピノキオの劇で主役。  役になりきってやっていた。キャラが本人と似通っていたので、キャスティング大成功だったのだろう。
   いろんな人から、我が子たちをたくさんほめてもらって嬉しかった。  他の子供たちも、みんなみんな目を見張る成長をみせていた。
   みんな、よく頑張ったね!  
   で、今日、観にきてくださってた年輩の知人に言われたんだけど。 「あら〜、ちょっと痩せて、色気が出てきたじゃない?」って。
   えぇ?! この私に色気? 対パパ? 対殿方?  ないないない。ぜーったいない。目下今は。
   それに痩せてなんかもいない。  朝、顔を洗ったときにはアンパンマンフェイスだった。  今朝はおかしなむくみ方をしていたのだろうか。  それとも、以前はよっぽど太っていたのか。
   それに、数日前、私のお腹を見て、「赤ちゃんができたの?」と聞いてきた外国人がいた。英語で聞かれたので、その質問にぴんとこなくてちゃんと返事をできなかった。単なる食べ過ぎ。じ、じ、実は今トトロ体型なの。
   なーんか、ここのところ、代謝がうまくいってなくって、全身がむくんだり、妙にすっきりしたりしている。  代謝の女性ホルモンが正常に働いていないのかも。
   でもなんか今は、ほわほわ〜って幸せ気分。  夕食後、男連中はコナンのDVD観てます。    学習発表会では子供たちも活躍してたし、パパが出張から戻った最初の週末でもあるし、ファミリーが充実しているということもあるのかな。
   家庭円満的お色気……というのかもね。  確かに、目元からパパ不在中の険しさが消えました。   
   
 
 
 
| 2004年10月08日(金) | 
たまにはかなり不愉快 | 
  
 昨晩、ちょうどいい具合にほろ酔い状態でご帰館。  いっぱいしゃべくり倒してきた。たのしかったー。
   で、寝る前にメールチェック。  む?! 
   全くの見ず知らずの人から不愉快なメール一件。削除! 削除!!   楽しい気分にいきなり水をさされた。  二度と私の園に足を踏み入れないでほしい!
   この日記は、そもそもごく親しい身内と知人への近況報告と、私たちのワルシャワの生活を記録しようと思ってつけはじめたものだ。
   今では、レンタル日記の「エンピツ」に登録しているので、不特定多数の人に読まれることは覚悟している。ときどき互いの日記を通してそこで知り合った人もいるけど、それはそれで楽しい。
   ただ、私のHPは、何かのキーワードで上位でヒットするらしく、いろんな言葉でリンクしてくる人が後を絶たない。特に、長崎の事件のことを書いてから、検索エンジンでヒットの件数が多くなった。
   だから、誰が見ているかわからないというリスクも伴うようになった。
   私は、節度を持たない人に自分のテリトリーに一方的に入り込まれるのを好まない。だから、赤の他人への初めてのメールなら、礼節をわきまえてメッセージを送ってくるべきだと思う。
   日記の私と現実の私は、決して同一ではない。  実物の私を知っている人なら、絶対にそんなメールは出せなかったであろう。
   私、相当タカビーな女なのです、実際には。  おぅ、くわばらくわばら〜。  
   
 
         
 
 
 
 本日、長男・理人11歳の誕生日。おめでとー。
   昨晩、(書類上の)配偶者が日本から戻って参りました。←冷たいでしょ?   私がアマゾン.コムで注文しておいたものを持ってきてくれました。
   「冬のソナタ」のCD,とうとう買っちゃいましたよ。  DVDを観てからかなり時間がたっているので、メロディー即あのシーン……ってな感じでもないけど、やっぱりきれいですね。音楽は。
   今日は、息子の誕生日だけど、まぁお祝いは週末にゆっくりすることにして、今晩、IWGの方で20人ほどの女だけのパーティに招待されている。
   持ち寄りなので、太巻き寿司を持っていく。  外国人ばかりなので、まぁ、こういうものが一番喜ばれるでしょう。
   この前買った、藤色のツイードのスーツを着ていこう。  やっぱ、着る機会いっぱいあるよ。買っといてよかったー。
   今から、プールに行ってきます。  コンスタントに泳ぐ距離を伸ばしています。  今日は1000mまで頑張れるかな?
 
 
 
| 2004年10月05日(火) | 
私、官能小説書きます! | 
  
 週刊文春10/7号「今週の三冊」〜『恋しい女』藤田宜永著   評者・伊集院静より抜粋
   恋愛小説家は大変である。この『恋しい女』の作者は私と同年輩で、恋愛小説をひたすら書いている。時折、夜の街で作者の姿を見かけるが、女性連れだったりすると、取材なのかしらん、ご苦労様ですの一言もかけたくなる。取材じゃないと困るので声はかけないが、ともかく恋愛小説は書斎の中だけで書くことはできない。作者が恋愛の当事者にならなくとも現場もしくはその周辺に身を置いていないと、気色、気配がつかめない。出帆、出陣の繰り返しなのだろう。苦労と疲労の甲斐あってか、作者はデビュー以来、精力的に恋愛小説を執筆し、読者に人気がある。〜以下略
   ほ。意外と長かったね。
   で、注目したいのは、恋愛小説を書くには、恋愛の現場にいないといいものが書けないというところ。
   確かに、架空の人物だけで恋愛を織りなさせるのには限界がある。  擬似恋愛でもいいから、心が恋愛状態でないと、文章に艶が出ない。  今の私、恋愛モードにもならないし、パパも出張だったせいか、先月書き上げたものも男女間の表現がパサパサしていたような気がする。
   *  *  *  *  *  *  *  *  *
   今日、ワルシャワ商工会婦人会の秋の昼食会があった。  ハイアットホテルにて。
   自己紹介は、お互いよく知った人同士なのに、近況を話してもつまらないので、毎回、奇をてらったことをいうことにしている。
   「今月は、私、官能小説を書くことにしています」と。
   ははは、案の定、どよめきましたよ、みなさん。  か、か、かんのーしょーせつぅ? ってなかんじ。  両隣の方は、読んだこともなーィ、とおっしゃってました。  うーん、そういうものなの? 
   私はエッチなDVDとか平気で観ます……ていうのは自慢にならないか。
 
   で、実際に出版社がそういうものを公募しているので、毎年応募している。  純文学とは違い、こういうのは軽いノリでかけるから、一週間ほどでさくさくっと書き上げる。
   それがですねぇ。  今年は、まだテーマも登場人物もストーリー展開も決まっていない。    やはりさ、官能小説も快感や快楽をむさぼる実体験がないと、艶っぽいものはかけないんだよね。まじに。
   どうしよっかなー。
   今月末、みんなで小旅行に行くので、 「部屋割りは夫婦ごちゃ混ぜにする?」   と提案してみたら、こんな私のノリについていけず、鼻血ブーになりそうな奥さんがいました。
   かはは。ジョーダンだってば。  
   
  
 
 
 
 ふへへ。なんか、元気出てきた。
   NHKの朝の連ドラを見なくなったら、朝、時間がたっぷりできたような気がする。子供たちが出て行った後、ずーっとボケーっとしていても、まだ8時過ぎ。
   ちょっと思うことがあって、久々に近所のプールへ。  平泳ぎで500m、20分で上がってくる。
   10:30よりマリオットホテルで、マレーシア大使館のIWGコーヒーモーニング。各国大使夫人が勢ぞろいで、今回はとても敷居が高い感じがした。
   お国紹介DVDを観た後、マレーシア式民族衣装のファッションショウ、引き続きマレーシア式結婚式で、大使夫人方がお祝いの儀式を挙げた。
   顔見知りもたくさんきていた。  今日私がつけていた琥珀のピアスがみんなに大好評。
   ワイヤーの先に四角い石が4つ。茶クリスタル、黄クリスタル、濃茶、白濁琥珀。かなり下まで垂れ下がるから、個性的でもある。ワタクシによく似合うとのこと。そう? さんきゅー!
   お昼前に一足お先に失礼して、ブルーシティーへ。  パパの靴とクリーニングの引取り。
   MOLTONで今年風の藤色ベースのスーツアンサンブルを衝動買い。  その足で、化粧品屋さんへ。そのスーツに合わせた口紅を見せてもらう。    おねぇさん、張り切る張り切る。  パープル系のアイメークまであわせてくれて、ファンデーションと一緒にまとめ買い。
   はぁ……。思い切り散財。  で、先ほどよくやくご帰館。2時半だった。
   今日は子供たちが学校帰りに友達の家に行くから帰宅は遅いので、もうしばらくゆっくりさせてもらう。
   明日は、商工会婦人会昼食会。  そのためにスーツを買ったんだ、実は……。
   パパには事後報告。明細見た時にびっくりしてください。 
 
 
 
 いやいや。ホテルでBrunchですってば。  インターコンチにて。
   独身の方も同席されることになっていたので、前の晩は夜更かしせずに、早めにベッドへ。(お肌のコンディションとかに影響あるからね。ハハハ、無駄な抵抗だけど……)
   で、生牡蠣をたくさん食してきた。ふふふ。久々に美味しかった。
   今日は、聞き役に徹しようと思っていたのに、ついついたくさん口をはさんでしまった。ははははは。
   日本の独身寮の部屋の間取りとか、根掘り葉掘り聞いたりしてね。  ほら、ねぇ、オバサンはそういうの知らないからさぁ。興味津々。    それにしても、私、オバサン度、100%全開だったかなぁ……。  少なくとも80%はいってたかも。
   
 
 
 
 昨晩深夜。  日本出張中のパパからメールが届いた。
   ワルシャワの自宅を出てから、日本到着の電話一本、メール一本よこしてこなかったパパに、鬱憤を募らせていた私。
   速攻レス。   パパは私のようなタイプだからこそ、安心して家を空けられるのかもしれないけど、実際に、今回私のほうは、決して一人に放ったらかしにしておいてもいい心身の状態ではなかったのだ。 
   詳細は伝えず、怒りとふくみだけを伝えて寝た。
   翌朝。  朝食の卓で、理人がいった。
  「今日ね、パパの夢見たんだ。いっぱいお土産持って帰ってきたよ」 すると清二。
  「あ、僕もパパの夢、見た。うん、お土産いっぱい持って帰ってきてた」 その後、兄弟二人で無邪気にお土産談義に花を咲かせていた。
   一方のママ。  昨夜のメールに感情をあからさまにぶちまけてしまったことに対し、こちらも後味の悪さを感じながら朝を迎えていた。
   きっとパパ、心配になって、子供たちの夢の中に出てきたんだろうな。  そう思ったら、目玉焼きをつつきながら、自然とぽろぽろ涙が出てきてしまった。子供たちの前だというのに。
   もう……。  私、こんなだから今週末は一人ぼっちにしないでほしかったのに……。
    
 
 
 
 ようやく精神的オフ。
   朝から何本か電話の応対をして、手紙を書いて、ぼんやりネットをして。  普通の生活だと、時間が過ぎるのが本当にゆっくり。  おう、まだ10時だよ……ってな感じ。  締め切り間際は、あっという間に2、3時間ぐらい過ぎていったからねぇ。
   近所の語学学校に、冬学期の受講料を支払いに。とほほ。高かった。  その足で、郵便物を投函しに、ポストへ。
   ブルーシティでクリーニングと靴の修理。  C&Aで理人のズボンのサイズ交換。(オデブになってはいらなかった)  あちこちでママの服をウィンドーショッピング。
   で、それから、久しぶりに国立美術館にいってきた。  特設展は、ジョルジョーネ、デューラーからルーベンスの時代  バロックからイタリアンルネッサンスの宗教画がほとんど。
   ポーランド人は敬虔だし、宗教文化も根付いているので、みんな熱心に鑑賞していた。あたしゃ、あんまり興味なかったかな。
   常設展も何度も観てるんだけど、もう一度観てきた。  観にいくたびに新たな発見がある。    今回は、ポーランド人画家の、ALEXANDER GIERYMSKI(アレクサンダー ギリムスキ)の絵画に眼が釘付けになった。暗闇の中の灯火をリアリスティックに描く画家であった。
   「パリのオペラ座の夜」 あと、「戦時中のベルリン」。  光の反射によって戦車から本当に砲火が上がったように見えた。  でもよく見ると、火のような色などない。不思議な絵だった。
   この画家の絵、もっと観てみたいなぁ。
   ふ、ヒールを履いての美術館は思い切り疲れて肩がこったよ。  近所の美味しいケーキ屋さんで、チーズケーキを買って、ようやくご帰館。    今日一日出歩いて疲れちゃった。ふ〜。コーヒータイム。。。  
 
 
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