去年はギターをLIVEでは アンプを通さずオンマイクでやって来たが、 そのやり方で、学んだ事は沢山あるが、 例えば、モニターをよく聞きながら唄う事とか 例えば、一弦一弦の音の繊細さだとか 声とギター、曲の表情、体の一部、 マイクが無い状態でどれだけ自分の声とギターの音、 曲の味を知っているかがオンマイクでは顕著に出る。
筋金入りのブルースマンがギター1本持って旅に出りゃ、 そこがどんな音を出すLIVEハウスであろうが、道ばたであろうが、 ギターを弾いた瞬間、声を出した瞬間、色が出るのは 自分の軸となる音が体の中にあるからであろうし、 これからも俺もそれを追求していく事に変わりはないが 今年からは、またアンプに通してLIVEをやる。
単純に今のギターでオンマイクにしてライブをやると バランスが悪くなると思ったからだ。
今回、ギターのゲージを ライトからミディアムに替えてやったが、 これが俺にとっては大正解だった。
今のギター、生音でも俺好みの音が鳴るのだが アンプを通した方が、しっくり来ると思った。
この前の高円寺ALONEでのLIVE、 精神的な面では、本番前のそれまでのいろんな思いから 解き放たれて、自分で勝手に作った重圧を超えられた点では とっても良かったと思うのだが、 非常に良い時間ではあったが、 ショックだったのが、 その時もアンプを通してやったのだが、 全くギターを弾いていて、強弱がわからなくなり 舞い上がっていた部分もあったのかもしれんが、 それでも去年、ずっとオンマイクでライブをやって来た事が 何にも役にはたっていない事を痛感し、 演奏に関して荒過ぎる日であった。
それでもLIVE音源を聞きながら、ここをこうすれば良くなるはず オンマイクの時よりももっとこの曲は良くなる、 という思いがあり、時間はそんなに無かったが、 アピアのLIVEまでに悪い点を修正して望んだ。
基本は同じだと思うが オンマイクでのギターの弾き方とアンプを通した時の 弾き方、弾く場所、ピックの形、やっぱり全然違うものがある。 それに気付くのに、遅過ぎるわけだが、
アピアのLIVEは良かったと思う。 これからは、ギターはアンプを通してやった方が 今の自分には合っている事を確信した日となった。
だが今日、昨日のアピアのLIVEビデオを観たのだが、 活き活き唄い過ぎている。 悪い事ではないのだが、曲と表情に膜があるのである。
もっと全身に神経を張り巡らして、 透明に表現したいと思ったのである。
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