いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年03月31日(木) 相変わらずお役所だね!NTTさんbyOCN

 NTTの対応のヒドサは再三、しつこ位本欄で指摘せいているが、またまた、凄まじい事件が本日あった。

 事務所のプロバイダーは、OCN(NTTコミニュケーション)のADSLを使っているが、2月にポストに「このマンションに光100Mが入りました」とのチラシが入っていた。さっそく電話すると、電話に出た女性はチンプンカンプン。最初から事情を説明するはめに。

 やっとのことで申込書をゲットして、申し込んだのが2月24日。そして、3月7日には「セットアップのご案内」やら、パスワード、IDが「貴重品扱い」で送られてきた。開通日は4月1日とのこと。

 100Mの速さってどれくらいなんだろう、などと心待ちにしていた。そして本日午前。明日から開通なのに、モデムだか、アダプタ-だか何ひとつこないではないか。

 午前10時に、横浜OCNセンターに電話すると「担当営業マンから電話させる」というので、電話はいいから、今、荷物(モデム等)はいつつくのか、ヤマトなのか佐川なのか、伝票番号を教えろ、と伝えた。そして、待つこと3時間。

 13時になっても電話がない。再度電話すると同じ答え。いい加減にキレタ。「5分以内に電話せよ」と。5分後に電話してきた、情けない「営業マン」の説明は以下のような、あきれるものだった。

明日から開通する予定で、28日に工事をしようとしたところ、すでに他社(有線ブロードネット)の機材が設置されており、OCN(NTT)の機材を工事することが出来なかった。従って、明日どころか、永遠にこのマンションでは、OCNの光は使えません。

 他社に先をこされた営業マンのバカさかげんにもあきれたが、それ以上に、前日の午後2時近くまでお客からの問い合わせがなければ、それを知らせないという、相変わらずのNTT、電電公社体質には「感動」した。

 時まさに、明日から、歴史上初めて、固定電話がNTT回線以外でも使用できるようになる。こんな、CS(お客様満足)感覚のないお役所会社は、さっさと会社清算になるよう、皆で日本テレコムやKDDIの回線に変えよう。

(後日追記)
上記のクレームについて、OCNの担当課長が部下を連れて詫びに来た。あんたらも、どうせ公社職員だろ?と聞くと、課長さんは、ソフトバンク、担当者も民間出身だという。なるほど、公社出身者は、「ご本社」で、現場は民間か。やっぱり、お役所だ。



2005年03月30日(水) 社会保険事務所は街金か?危うく不渡り…

 昨日は、区内のある中小企業A社の事務責任者さんからのご相談で、社会保険事務所に同行した。社会保険事務所は、厚生労働省の所管だから、区議の出る場所ではないのだろうが、国会議員事務所に頼むよりは行ってしまったほうが早い。

 事務所の担当課長への聴取と、事務責任者からの訴えを総合すると、「事件」の概要は以下のとおりである。

 A社は、昨年5月、従業員の社会保険料(年金を含む)3ケ月分約350万円を滞納していた。融資が月内に出るので待って欲しい、と懇願するA社の要望に、社会保険事務所担当官は「では、まわしませんから、小切手を担保に預からせて欲しい」と、5月31日付け小切手を要求。

 A社は、5月25日に延滞額全額を納付した。ところが、社保担当官は、そのことに気づかず、5月30日午後3時以降に「小切手をまわす」と電話で通告のうえ、取立てにまわした。A社は抗議して、小切手は「依願返却」の手続を取られたが、5月31日午後2時まで、A社の当座預金(小切手用の口座)は閉鎖され、月末の決済の多大な支障が出た。

 ところが、このドジを踏んだ担当官は、後日謝罪どころか、依願返却をしてくれ、との届出書類に捺印をして、銀行へ払った返却手数料1050円を払え、との書面を送って来たのだ。

 これに腹を立てたA社は、徹底抗戦で「納付拒否」を開始したところ、最近になって差し押さえ予告通知が送られてきた。これが、事実関係である。流石、お役人、たいしたものである。

 このまま放置すれば、社会保険事務所は国税徴収法に基づき、A社の預金口座やら不動産を、いとも簡単に差し押さえるだろう。それは、A社にとっては良い選択ではない。また、今後「納付拒否」を続けたとしても、ドジ担当官や、その上司である課長のボーナスが減ったり、人事上、不利益になることは制度上あり得ない。

 社会保険事務所の立場、また、日ごろ、特別区税などの「時効」に文句を言っている私の区議の立場からも、「納付拒否」は、問題である。

 そこで、課長に部下のドジについて謝罪し、今後、二度とこのようなことがないよう指導監督する旨、A社事務責任者に頭を下げて欲しいと事前に伝えたところ、了承していただいた。

 約束した時間に出向くと、課長は、率直に事実関係を述べ(一部誤認があり訂正を要求したが)、な、なんと!謝罪をされたのだ。これは、極めてマレである。区役所でも、管理職が部下のミスにつき、「素直に詫びる」ケースは、まずない、と言っていい。相当の時間「いかに自分の部下は職務に忠実か」を講釈したうえで、「いささか解釈の相違があったようで…」などと言葉を濁して、詫びてるんだか、言い訳しているのだか、お茶を濁す、というのが、公務員たる管理職に要求される素養でもある。

 その意味からも、この実直そうな課長さんの態度は、エライ!A社も、年度内に「納付拒否」全額の納付を約束してくれた。

 どうか、全国の公金徴収担当者の皆さん!「心の通った徴収事務を」お願いしたい。あんたらと違って、中小企業は必死に納付してるんだからネ。

(なお、本件はA社のご承諾を頂き公開した。)







2005年03月29日(火) バカ教員は大田区でクビにしろ!

 バトルロワイヤルを教室で見せたバカ教員の事件(3月26日の日誌参照)は、今日のサンケイ新聞が朝刊で全国に報道してくれたことにより、より大騒ぎになった。聞くところによると、NHKのニュース(情けないがニュースソースはサンケイの記事。間違いない!)でも映像が全国に流れたらしい。実に結構なことだ。

 22歳で教室に入った途端に「センセイ」と呼ばれる社会は、一般社会とは隔絶された「非常識な常識」が存在する。さらに可哀想なのはその「非常識」が、おかしいということがわからず歳をとる教員たちである。


 その結果、定年前に、64万円ごときをピンハネして数千万円の退職金と年金をパーにしてしまう、という愚行をしでかす。また、ほとんどセクハラのような試験問題を出す。はっきりって、バカである。さらには、バカにお教えられる子どもたちは大いに不幸である。そして、そのバカを擁護しなければいけないPTAも哀れである。

 今回の問題は、教育委員会が思っていた以上に全国区の問題となり、これで少しは、バカ教員もあせるだろう。一般社会でバカな行為を学校で犯すと、退職金をフイにするというリスクがある、と言うことを学習したはずだからだ。

 退職金と年金をふいにしてまで、「ジェンダーフリー!」やら「国旗国歌はんた~い」を叫ぶほどの、武人は今の教員にはいない。絶対にクビにあんらない、という奢りが、我が国の教育現場の荒廃を招いているのだ。

 大田区教育委員各位、そして区教育委員会事務局幹部よ!バカは全員、大田区でクビにせよ。それでこそ、全国に大田区な名を知らしめ、人知れず頑張っている心ある教員に報いる唯一の方法である。

 バカ教員はやめろ!文句あるなら言ってみろ!日教組(民主・社民系)に全教(共産党系)!



2005年03月28日(月) 保健所は大手ラーメン屋を組合に加盟させろとの陳情!なんで採択なの

 今日は、朝一番から午前中一杯、スカイパーフェクトTV日本文化チャンネル桜の「地方議員アワースペシヤル」2時間番組の司会として、録画取りを行なった。これは、毎週放映されている番組だが、今回は、昨日の大勉強会で状況された、遠方の議員さんに出演して頂き「地方から国を変える」討論を行なったのだ。

 北は岩手県議から、南は広島県呉市議、さらには北陸の湯の町、山中町議まで、12名が参加しての討論番組は、それぞれの自治体がかかえている問題の披露から始まり、国家観まで幅広く、なかなか興味深いものになった。ただ、「しゃべらいがりの司会者」としては、自分の意見を抑えるのに苦労したが…

 昼食も取れず、渋谷のスタジオを後に、区議会へ滑り込む。今日は、第一回定例会最終日である。予算案、人事案件、陳情などが採決される。

 予算案については、すでに決算特別委員会の席上、各会派は賛否の態度を表明しており、本会議での採決は手続き上の「セレモニー」である。予算で苦笑したのは、採択されると、区長以外のお役人も深々と礼をしたことだ。予算特別委員会の最終日に「区長以外は礼をしなかった」との私の日記を読んでのことだろうか。

 もうひとつ、今日採択されたばかりの「平成17年度予算」の概要が一面にカラー印刷された4月1日号の大田区報が、大田区全町会に配布されたのだ。なんと手まわしが良い、というか、議会は「必ず採択する」と思われているのは、些か悔しいではないか。

 さて、陳情採択では以下2件について「退席」した。

 大手ラーメン店が、同業組合に入らないのでは、適切な食品衛生指導が出来ないから、保健所は加入を指導せよ、との地元の組合支部からの陳情。なんで、こんなの賛成するんだろう。無茶苦茶な話しである。失礼ながら地元のラーメン屋さんの厨房より、チェーン店の厨房はきれいだし、衛生マニュアルも完備しているだろう。それを、監督権限と許可権限を持っている保健所に、加入促進させろ、というのは筋違いである。 
 本来は、反対の意思表明である「着席」しようかと思ったが、同じ会派の所管委員が、委員会で「反対」しなかったので、止む無く抗議の「退席」である。

 次は、区議会に陳情書を提出したら、その控えをコピ-してくれ、という陳情である。こいつも、共産党以外は採択に反対で否決。他の議会では、渡しているとのこと。議会事務局の見解は、控えが欲しければ、自分でコピーしたものを持参すれば、収受印を押す。提出したものをコピーするには公文書開示の手続により一枚10円の手数料と相当の日数を要する、とのこと。

 そんな大変なことだろうか。情報公開の時代、ましてや、陳情は憲法にも定められている国民の権利(憲法には請願権とあるが、憲法上の解釈は陳情も同義)である。コピ-代の公費負担は問題ではないはずだ。これも、同じ会派の他の4名が採択に反対という態度なので、賛成したかったのだが、「退席」。

 「退席」というのは、議員として態度保留または、敵前逃亡ということになるので、避けるべきだが、会派を組むと致し方ないこともある。やむを得ない「良心の発露」とご理解願いたい。



2005年03月27日(日) 全国地方議員1000名大勉強会by安倍晋三氏

 今日は、朝5時から「朝起き会」の講師を務め、その後明治神宮へ。安倍晋三自民党幹事長代理他多数の有名講師をお招きしての、「日本大勉強会」が開催され、そのスタッフ議員として会場に向かった。

 午前10時集合。原宿で降りていけばすぐだろう、と考えていたが甘かった。不敬ながら、明治神宮に詣でたのは多分小学校の遠足以来ではないだろうか。駅から参道に入ると、うっそうとした木々が迎えてくれる。東京のど真ん中とは思えない。
歩くこと10分。やっと神宮会館に到着した。

 会場には、すでに各種団体や学生さんのボランテイアスタッフが慌しく設営に動いていた。顔見知りの市議会議員らと、さっそくお手伝いを始めた。

 地方議員1000名を動員して、これからの日本のあり方を勉強しよう、という勉強会であるが、3月議会の最中であること、年度末であることなどから、参加者は300名弱。但し、賛同者(今回は行けないが賛同する議員)は700名を超え、結果1000名を超すことが出来た。ちなみに、我が大田区議会は、区議会自民党幹事長のご配慮で、自民党区議全員賛同者となり、参加したのは私と田中健議員2名だった。

 13時開演とともに、参加地方議員一人一人の10秒自己紹介が始まった。これが一番心配だった。なにしろマイクを握ったら、自己紹介が仕事のような人間の集団である。10秒で終わる訳がない。一人目開始…1分たっても終わらない。舞台下に行って、手で「短く」のサインをおくるがなかなか終わっていただけなかった。続く人々も、簡潔型とダラダラ型の繰り返しで、自己紹介だけで2時間近く費やした。

 続く講演会では、安倍氏は以下のように述べた。

平成13年の教科書採択では、教育委員会が静かな環境で未来を見据えて選ぶことが出来なかった。今回はそれをすることが大きな責任だ。

 また、シンポジウムに参加した、八木秀次高崎経済大助教授(大田区在住)は次のように発言した。

韓国が、扶桑社の教科書採択妨害のため、キャラバン隊を市区町村に派遣することを検討している。内政干渉は政治活動であり、入国を拒否すべきである。

 いずれも、まったくの正論である。なぜ、このようなマトモな意見がわが国では主流派にならないのだろう。不思議な国だ。

 なお、本講演会は、CS767チャンネル日本文化チャンネル桜の絶大なる協力で実現した。

 ボランテイアの皆さん、スタッフの皆さん、日本の未来のためにお疲れさんでした!



2005年03月26日(土) センセイよ!生徒に迎合するのもいい加減にせい!

 大田区で、区立学校教員の不祥事が相次いでいる。教頭が給食費64万円をピンハネして懲戒免職。「受精するためのペニスの勃起時の長さは?」と期末試験問題を作る保健体育教員。

 そして、またまた、センセイやってくれましたな~。蒲田に近いある区立中学校の理科担当教員(40歳代男性)が、なんと、こともあろうに授業中、R-15指定(15歳未満中学生鑑賞禁止)のバトルロワイヤルを鑑賞させたというのだ。

 この教員は、学年末の2年3年生徒に対して「見たいビデオはないか?」と、自らレンタル店から借りてきたビデオ4種類を提示して聞いたところ、2年生の2クラスがバトルロワイヤルを選択したので、理科教室において授業中鑑賞させた。

 女子生徒の中には、鑑賞中泣き出して教室を出るものもおり、保護者の通報で発覚した。

 この映画は、中学生同士が殺しあうというもので、昨年、大田区立中学校の放送室を生徒が占拠した時には、この映画のテーマソングが、この占拠した生徒らによって校内に放送され、警察沙汰になった。

 さらに笑えるのは、3年生3クラスと2年生1クラスが選択したビデオのタイトルは「忍者服部君」。これはきっと、新学習指導要領にのっているビデオなんだろうな。きっと…

 以前、夏休みにチュウハイを飲んでいる教え子に、親しげに話しかけ、注意すらしない、巡回教員のことを書いたが、まったく勘違いしている教員が多いのにはあきれる。児童生徒と迎合すること、仲良くすることが「良い教員」だと思っているのだろうか。大いなる間違いだ。

 また、こういう問題が明らかになると、一部PTAは、問題教員の味方になることがある。「でも、いい先生だった」と。これも違う。教員は、教えるプロであり、そのことが出来なくて「いい人」であっても、失格である。

 大田区の教員に限らないだろうが、あまりにも情けないバカ事件が多すぎる。まあ、今回、唯一の救いはマスコミや、私にバレる前に、区議会こども文教委員会委員には、教育委員会幹部から連絡があったことだ。

 学校の徹底した情報公開と、教員の厳格な授業監察、人事評価しか救う道はない。人事評価に反対しているセンセイ、何か反論してみい~!



2005年03月25日(金) 今日は区管理職の人事異動内示。みんなドキドキ

  いよいよ予算特別委員会も終わり、まあ与野党揃って、色んな能書きは言ったが、結局のところ平成17年度大田区予算案は、すべてビタ一円も相違なく原案通り可決された。国会では、予算が通ると内閣全員が起立して、感謝の礼をするのだが、大田区では可決の瞬間、即座に起立して深々と礼をしたのは区長だけだった。
まあ、礼よりも早く通常業務に戻りたい、というのが本音だろう。

 さて、今日は管理職の異動人事内示日である。こいつが実に面白い。区長以下、執行部が何を考え、何に価値を感じているのか。そして、向こう一年どうしていこうと思っているのか。管理職の人事に現れるからだ。こいつは、実のところ、予算書を見るより、本音が出るのではないだろうか。

 午後4時すぎ、部長級の内示があった。ああ、なるほどね。そういうことか。こういう人を評価して、ああいうことをすると閑職になるんだ。わかり易い人事だ。我が議会事務局長(部長級)は、ご本人も周辺も予期していなかった、教育委員会事務局次長(部長級)へ転出。彼が持参した異動一覧を、一般職員に限らず、私や議員も見たいのだが、課長級の発表の18時までは公開しない取り決めのようで、この真面目な局長さん見せてはくれない。

 どのような人事になろうとも、任命権者の意向ではなく、区民が、納税者がどう思うかで、今後のお仕事を進めていただきたい。管理職の皆さんに、切にそう願う。



2005年03月24日(木) 小学校の卒業式なんでブレザーを買う必要があるの?

 今日は、区立小学校の卒業式である。各議員は、地元の小学校に「来賓」として出席するのが慣例である。ところが、この「来賓」にも、招待された来賓と、おしかけ来賓があるのだ。

 長老議員や、地元の顔役議員には何校からも「正式招待状」が来るらしいのだが、私のようなチンピラ議員には来ない。唯一、教育委員会から卒業式、入学式の一覧が配られるので、勝手に出かけるのだ。

 ところが、この「おしかけ来賓」でも、各学校とも丁重に応対してくれ、ちゃんと来賓紹介をしてくれるのだから、なんとなく変だと思う。

 さて、小学校の卒業式では卒業生は男女とも、ブレザーやスーツでおめかしして参加する。これがクセものなのだ。大体、日常の生活で小中学生が、そんな格好はしないから、買うかレンタルすることになる。

 買うと、こいつが高い。少なくとも、オヤジのスーツよりは高い。レンタルでも、そこそこかかる。最近では、中学校の制服業者が「我が社で制服を購入されれば、レンタルはタダ」というサービスをやっているが、親心としては、なんとかしたい、と思ってしまう。

 私が小学生だったころは、みんな、中学校の制服で小学校の卒業式に出たものだ。それが、一番安上がりで合理的だと思うが、どうやら「なんでも平等」の人権教員には、ダメらしいのだ。

 公立中学校に全員が進学するのなら「平等」だが、なかには私立や国立中学校に進学する児童もいる。すると、当然、制服がみんなと違う。こいつがいけないらしいのだ。

 またまた「一般社会から乖離した平等教育」により、保護者は余計な出費を強いられるのである。

 ちなみに我が家は、無料のレンタルですましたが…



2005年03月23日(水) JR乗客1000人缶詰150分@蒲田~大森間。CSなしの国鉄さん

 長い長い予算特別委員会も残すところ2日。議会に行くと、荒木秀樹議員が区議会議員のヘルメットをかかえている。この議員は、消防団員でもあり、常々「現場第一主義」で区内をスパーカブで走りまわっている、いいヤツである。

 今日は何事か聞いてみると、知らぬ間に大田区で大事件が起きていたのだった。彼によると、今日午前9時半頃、JR京浜東北線の蒲田~大森間で送電が止まり、電車の中に約1000人が缶詰になり2時間半後に、蒲田駅で解放された。そして、その報を聞き、彼と元消防官の金子富夫議員の2名が、蒲田駅にかけつけ救助の手助けをした、というのだ。

 いやはや、りっぱである。以前、大田区議有志が新潟地震の際「大田区議会救援隊」と大書した紙を貼った車で、現地に行ったことがあるが、この時は、おおいにあきれたものだが、今回は、りっぱ!りっぱ!

 区役所から100mも離れていない、蒲田駅の惨事に即刻駆けつける行為は、素晴らしいと思う。

 それに比べて、JRの情けなさよ。蒲田駅から500mの地点。すぐ道路に出れる場所である。「安全確認が出来なかった」ため、乗客を線路に降ろさなかったらしいが、2時間半も確認できなかったのだろうか。

 確かに、この路線と平行して、東海道線が走っている。しかし、その電車を一時止めて、乗客を職員の誘導で、踏み切りから一般道に誘導することは出来なかったのだろうか。

 面倒なことして、せっかくマトモに走っている東海道線を止めなくても、責任問題にはならない。万一、乗客を線路に降ろして、責任取らされたらたまらない、運行指令がそう思った、と感じてしまうのは私だけではないだろう。

 平成13年秋に、私は史上初の東北新幹線停電事故で新幹線内に5時間缶詰になる経験をした。一体、JRの危機管理とはどうなってるんだ。同時に、CS(顧客満足)は?

 この4月1日から、わが大田区役所にも、危機管理部長と危機管理課長が新設される。はたして、そんな危機対応能力のある人材が区役所にいるのか、という疑問が残るが、大田区内で起こるあらゆる危機に対応すべく頑張って欲しいものだ。
はやりにのった、管理職のポスト増にならぬよう願ってやまない。

 GOOD JOB! 荒木、金子両議員!



2005年03月22日(火) 区役所の駐車場は大渋滞。でも中はガラガラ!

 今日も午後から予算特別委員会だ。車で区役所に行くと大渋滞である。区役所駐車場に至る二本の道路は、駐車場待ちの車両で動きがとれない。

 概ね20台程度が待っていた。待つこと15分。やっと駐車場に入れたが、入ってビックリ。いや予想通りだった。空いているのだ。やっと入った駐車場、地下1階には3台分、地下2階には8台分が空いているではないか。地下1階の3台は、空いたタイミングと、入れるタイミングのタイムラグのようだが、これも随分と遅い。

 地下2階については、なんと公用車が出て行ったあとが空いているので、区民には止めさせない、との説明。おいおい、空いていればいいじゃん。それどころか、地下2階には、このスペース以外にも、機械式駐車場がA号機34台分、B号機32台分合計66台分があるにもかかわらず、これは一切区民には開放されていない。

 A号機は、34台中6台が公用車に、残りはいつも空いたまま、つまり使用させないのだ。そして、B号機は32台すべてを使用していないのだ。なんということか。民間の駐車場業者が聞いたら、ゆだれを流すような好立地でである。さらには、区議会のある会派の職員専用駐車場(議員ではない)まで確保されているのだ。

 なぜ、機械式を開放しないのか、総務課に確認するといつもながら「出来ない理由」が出てきた。

機械式は運転が難しいので‥(これはウソ。他の幹部職員に聞いたら、オレでも自分でやってるよ、と言われた)

警備員を配置しなければいけない。(今でもいるでしょうに)

 兎に角、混雑する時には、機械式に公用車を入れ、区民は平置きの場所にすべきだ、と職員に言うと、同席していた議会事務局職員からは「議員さんがいれなければいい」という、問題の本質を理解しない発言があった。

 私自身が長時間並んだから文句言っていると思っているのだろう。そうじゃない。地下2階に、使用できるりっぱな機械式駐車場60台分(総台数の31%分)も空かしておいて、大渋滞を作る、その神経に文句をつけているのである。

 わかんねいかな~ 

以下、区役所駐車場の使用状況である

駐車可能台数 合計194台
地下1階 56台 地下2階 69台 地下2階A号機 34台 地下2階B号機 32台

上記の使用状況
庁有車、雇上車 45台(23.2%) 職員及び議会会派職員通勤用16台(8.2%)区民用 73台(37.6%) 使用させない 60台(31%) 



2005年03月19日(土) 竹島問題。韓国の皆さんGOOD JOB!

 島根県議会が「竹島の日」の条例を可決したことによって、韓国では「反日ムード」が再燃しているそうだ。

 まず、この島の領有権は、というと、まあわが国日本領土であるようだ。最近では、サンフランシスコ講話条約第2条a項において、日本の領土と定められている。また、韓国が領有を主張する根拠文献「東国文献備考(1770年)」では、于山島(つさんとう)が、日本の松島(現竹島)であるという記述がある。ところが、これが、改ざんされたものであることが研究により解明されており、根拠は薄い。

 さらには、1954年には灯台を建設し、現在は軍隊も駐留しているとのこと。これは、正に占領行為で、主権侵害も甚だしい。が、いつものわが国はニコニコしている。まったく、笑いものである。

 その点、韓国民は、その愛国心や行動という点では、わが国に比べて、実にまともである。島根県議会での可決をうけ、日本大使館前で抗議活動を行い、マスコミ各局は、こぞって独島(竹島)に上陸して中継をする。

 自らの領土である、と教育をされ、国家の主権が他国から侵されそうになったら、身をもって抗議する。国際社会では、極めて当然の行動であり、あえてGOOD JOB!と申し上げたい。

 勿論、その根拠は如何わしく、到底賛成はできないが、これが、国際常識であり、領土に軍隊が駐留し、さらにはマスコミが無許可で上陸しても「静観」している政府やら、国民というのは、国際社会では「非常識」な、お人よしなのである。

 頑張れ、小泉政権!文句言ってみい!



2005年03月18日(金) ライブドアは虚業?大田区長答弁

  相変わらず、毎日予算委員会が続く。昨日の委員会では、面白い答弁があった。それは、自民党の議員から「ライブドアとフジテレビの戦いについてどう思うか」との質問が区長にあった。

 それに対して、西野大田区長の答弁が興味深かった。

あのような虚業は如何かと思う。やはり、額に汗して働くべきである。(発言要旨)

 さて、どうだろう。私は、そうは思わない。社員2000名近い雇用を作り出し、資本金250億円以上、信販会社から証券会社まで傘下にある企業を「虚業」と言えるだろうか。

 企業のあり方、仕事に仕方、価値観は時代とともに確実に変わっている。ライブドアの堀江社長の生き様や手法は、書物で読む限り、私のそれとは、到底相容れないものだが、だからと言って「虚業」とは思わない。りっぱな事業である。

 額に汗して働くことだけが「尊い」という価値観は、私には、かえって違和感を感じる。働くことの価値観は、その人それぞれに違うと思う。そして、その違いを認め合うことが必要だろう。この点は、区長答弁には、あえて異論を述べたい。

 私は、平成11年以来「区長与党」のつもりである。(と言ったら「エッツ!」と驚いた区幹部がいたが、そのつもりなんだが…。)が、是々非々、反対すべきは予算案と決算以外は、あえて反対の意思も表明してきた。

 一番の相違点は、放置自転車だ。区長は「放置は撤去」のスタンスであるようだ。勿論、自転車置き場は毎年設置はしているが、相変わらず、年3万台以上、2億円をかけて撤去している。

 私は、この問題は撤去では解決しない、と再三訴えている。年2億円が「撤去」という、なんの生産性もない作業に費やされていくことはやめ、例えば、その費用で、駅至近距離にコンピューター制御の高速地下駐輪機を設置する。(こいつは凄い能力です!)

 または、現在「とてもキレイに整頓され放置されている場所」に、白ペンキで線を引き「駐輪帯」にして「放置」から「合法」にしてしまう。この二つだけでも、蒲田駅前の放置は相当解決されるはずである。

 が、撤去である。

 どんなに言われても、この「放置自転車」と「虚業」は、相容れない感覚である。どうか、ご再考を!



2005年03月17日(木) いつもながら感動の六郷幼稚園卒業式

 この時期、午前中は式典。午後は予算特別委員会という日が続く。今日は、幼稚園の卒園式だ。区立幼稚園と私立幼稚園から招待を頂いたが、身はひとつ。自宅から近く、いつもながら感動する卒業式を実施される私立六郷幼稚園に出かけた。

 この幼稚園は、学校法人立だがその経営母体は、地元の名刹六郷神社である。宮司さんが園長先生を兼任。氏子総代や崇敬会役員も来賓として参加する。

 式典は実に厳粛に、規則正しく行なわれる。開式の辞に続いて「一同敬礼」である。区立幼稚園は「立ちましょう」だ。どちらが、式典として相応しいだろうか。
国歌斉唱は、物凄い!こんな大きな斉唱を聞いたことがない、というほど園児が大きな声を出して歌う。自らの国を誇らしげに国歌を歌う、当たり前のことが、こんなに珍しいとは…

 園児は名前を呼ばれると「ハイ!」と大きな声で園長先生の前にすすみ、直立不動で礼。公立校では「序列をつける」だの「あなたらしければいい」などという、おかしな平等意識により見受けられない「皆勤賞」「精勤賞」も贈られる。

 曽野綾子さんが1月15日付け、産経新聞正論コーナーにおいて述べておられた言葉を思い出した。

「来年から都立高校のカラキュラムに「奉仕活動」が入る。ボランテイアを強制するとは何事か、という議論も起きるだろう。この国は、国旗国歌を愛するという世界の常識を教えてこなかった。挨拶も犬をイヌと呼ぶことも最初は強制により教えられる…」

 教育の基本は「強制」である。そう私は信じている。決して「生徒と仲良くすること」や、「あなたらしさ」を拡大解釈して、自由奔放に振舞わせることではない。その意味で、六郷幼稚園の幼児教育は正道である。

 教員がお金をピンハネしたり、ハレンチ行為をしたり、さらには異常行動を取ることを「非常識」と思えない、公立学校で「常識」を教えることははたして可能か。公立各学校教員に問いたい。



2005年03月16日(水) 自衛隊入隊予定者激励会by大田区長

 今日も午後から予算特別委員会である。一日やればいいのに、と議員になる前は思っていたが、一日やったら「お役人」も一日仕事が停滞し、区政が止まってしまうし、議員も疲労でぶっ倒れてしまうかもしれない。ロングランの予算委員会などは、半日が適当かもしれない。

 さて、午前中は、この3月,4月に自衛隊に入隊、入校する若人の激励会を区役所で実施した。これは、平成11年以降、私が議員になってからは毎年実施されている。区長が「就職の祝い」を述べるのは、自衛官と区職員ぐらいだろう。

 なぜ、区長か。それは、自衛隊法に「地方公共団体は自衛官の募集を行なうこと」と定められているからである。九州や北海道などの市町村では、役所で実際に願書まで受け付けている。大田区では、そこまではやっていないが、募集ポスターの区掲示板への掲出などで協力している。

 その結果、防衛庁から東京都を通じて、年間15万円(!)が募集経費として支給される。また、区内に20名余りいる自衛官募集相談員(民間ボランテイア)の委嘱も、自衛隊側と区長の連名で委嘱されている。

 相当の競争率を経て合格した採用予定者達は緊張した面持ちで、区役所に集合した。一人一人任地を紹介され、区長のもとへすすむ。最後に区長より激励の言葉。

「自らの国を自ら守ることは当然のことである。その崇高な使命を選ばれたことに敬意を表する。これから厳しい訓練が待っているだろうが、国のため頑張って欲しい。」といった趣旨の言葉を頂いた。西野区長のTPOに合わせた絶妙な挨拶は、どこでも評判だが、今日の挨拶に参列者も自衛隊を選んで良かった、と思ったことだろう。

 その後、会場を中華料理屋に移して懇親会になった。各人の出身校を聞いて、今更ながらビックリ。バブルの頃であれば「お兄さん自衛隊入らない?」と、蒲田の駅前で声をかけていた(街頭募集という)2士という最下位の採用枠の半数以上が、大卒または大卒後専門学校または大学院卒なのだ。

 今、最前線で活躍している曹(下士官)は、そのバブル時入隊組が多い。とすると、これら「インテリ新兵」の扱いにはさぞかし苦労されることだろう。頑張れ自衛官の卵たち!

 お、いかん!予算委員会前にビール飲んじまった!



2005年03月15日(火) 区議会議員には佃煮はいりません!@区政功労者表彰式

 今日は午前中、区政功労者表彰式だった。来賓(?)として招待されていたが、所用で欠席した。これは、町会や各種団体、元議員など区政に貢献した方々に対し、区長が謝意を表すもので、毎年実施されている。

 午後の予算特別委員会に出席するために、議員控え室に行くと、この表彰式に出席した議員が「一人暮らしなので佃煮なんかいらないので、もらって」と、佃煮詰め合わせを差し出す。表には、のしがみに「祝 大田区」とある。

 どうやら、区政功労者表彰式の来賓に配られたものらしい。地元の佃煮屋さんのもので、1500円位のものだろうか。区政功労者に差し上げるのには、些か貧弱ではないだろうか。反面、何故、陪席している区議会議員に佃煮のお土産がいるのだろうか。

 税金で報酬を頂いている。(今日は期末手当まで頂いた!)身分は、特別職の地方公務員でもある。公務員が、その所属自治体の行事に参加して、土産を貰うというのは変だ。毎年行なわれている「エイトライナー建設決起大会」なる行事があるが、この時も、議員に弁当と記念品(包丁だったり、時計だったり…)が配られる。

 公務員の厚遇が問題視されているなか、こんな「村社会」のような慣例は廃止すべきである。





2005年03月14日(月) 予算特別委員会総括質疑

 今日から2週間の予算特別委員会が開催される。初日は交渉会派(所属議員3名以上の会派)による総括質疑である。これは、明日以降行なわれる款別審査(各予算科目ごと)の前に、戦略的なこと、政策的なこと、さらには各款にわたることなどを質問するものだ。

 国会などでは、女性問題まで質問する「なんでもあり」の時間になっているようだが、区議会では粛々と行なわれる。この答弁は、区長や担当部長以上が行なうことが慣例となっている。(款別は課長以上)

 今までは、一人会派であったので総括は出来なかったが、今回は会派を代表して行なうことになった。定例会の代表質問や、予算決算委員会の総括質疑は「会派を代表する」性格があるので、躊躇していた。何故なら、私の意見は必ずしも、他の4名の「代弁」とはなりえないからだ。まあ、今回は意見のわれる「国旗国歌」や「教育基本法」などには触れないこととしよう。

今日の質問項目は以下のとおり:

教育行政について
*規則を教えるべき教員の不祥事多発について対応はどうか。
*生徒、教員とも学校における順法精神欠落についてどう考えるか。
*不祥事発表が後手にまわり隠蔽といわれていることについてはどうか。
*教員、生徒ともに頑張ることへの評価がない。区内学力テスト導入など、どう考えるか。
清掃事業について
*家庭ゴミは有料化すべきだが、どう考えるか。
*粗大ゴミ収集に期間がかかりすぎる。改善せよ。
*ゴミ収集を公務員で実施する必要があるのか。
産業振興について
*ものづくりへの支援が多いが、他業種への支援はどう考えるか。
*区立学校跡地、区有施設跡地を活用してIT,SOHOへの支援施設を作れないか。
*商店街への補助金支払いが、実施から半年もかかるのはおかしい。実施前に概算払いをすべき。

 いずれも、当り障りのない答弁が返ってきたが、特筆すべきは清掃部長の答弁だった。

家庭ゴミは有料化する方向である。
粗大ゴミ収集は、3週間程度かかっていたが、今日以降、すべて2週間以内に収集するように改善した。

 清掃部、GOOD JOB!

 しかし、我ながら、随分と自分らしくない質問になっちまったもんだな。


 

 



2005年03月13日(日) 控えおろう!警察官の指示であるぞ。不法看板撤去!

 今日は、駅前放置自転車クリーンキャンペーンで、朝8時半からJR蒲田駅前に出かけた。東西のロータリーには、区職員、町会、商店会、なんと連合(労組です)までそろっていた。

 赤いジャンバーに黄色のタスキをして、駅前に自転車を駐輪しようとする人々に駐輪場を案内する。いつもなら自転車で歩けない駅前が、スッキリである。しかし、毎年2億円も撤去にお金をかけているのなら、10年分(20億)も使って、ロータリー地下にコンピューター制御の駐輪場を作ったらどうだ、と取材のテレビクルーに熱く語った。ところが「区議」とわかった途端、取材中止。なんじゃい!

 駅周辺の公開空地に白線を引いて「駐輪帯」にして、「放置」から「合法」にせよ!といい続けて6年。相変わらずお役人は「出来ない理由」を連呼して、いたちごっこの「撤去」を続けている。喜んでいるのは、撤去作業を受注している区内運送会社だけだ。

 放置自転車対策は「撤去」では、絶対解決しない。止めやすい場所に、簡単に安価で駐輪できるスペースの確保は、鉄道事業者、商業者、自治体の共同責任であると思う。まったく何も生み出さない「撤去」は、やめるべきである。

 さて、このキャンペーンで、駅前に掲出されている「違法看板」が気になった。クレジットカードで現金を貸すもの、サラ金のもの、「許可済」と書いてある「無許可」の地図などである。区幹部に「撤去したらどうか」と進言すると「財産権」の問題で、簡単には撤去できない、そうだ。区民の自転車は、どんどんもっていくくせに、街路樹などに頑丈に施錠して掲出されている「確信犯」は、撤去できない?おかしな制度だ。

 ところが、視察に来られた警察幹部に、その旨訴えると「これは苦情が多いんです。撤去してください。」と。いかなる法律に基づいているかはともかく、このお墨付で、区雇い上げの作業員の方に、カッターで施錠を壊してもらい撤去することが出来た。1ケ月間、大田区倉庫に保管してあるので「所有者」は申し出て、お持ち帰り頂きたい。

 ちなみに、この日、蒲田駅に参上した区議会議員は、私と松本洋之議員の2名であった。ご苦労さん!寒かったネ



2005年03月12日(土) いぬぶし議事録削除2回!議会史上初か?反省!

 議員になってから、随分と「不規則発言」で、議事録の訂正、削除をしている。これは、事前に原稿を作らないデメリットでもある。あまり多いので、よく覚えていないが、以前のものを二つほど。

 ……のようなことでは、片手落ちである。(これは差別発言とのこと)
 ……のようなことでは、片落ちである。(これが正しい言い方だそうだ)

 名札を職員が着けないのはけしからん!まあ、ストーカーに狙われるような美人 職員はいいが……(美人は差別発言)

 そして、ついに、今定例会では2回も発言の撤回、削除をしてしまった。これは、議会職員によると「区議会史上初」ではないか、と言われた。

 ひとつは、地域活性化特別委員会。他の委員が、池上梅園は梅のシーズンなのに、月曜日休館とはけしからん、と発言。これを受けて私が、そうだ!だから、役人がやっていてはダメなんだ。民間に任せろ!と追い討ちをかけた。

 ところが、委員会終了間際なって、その委員が「先ほどの発言を訂正します。パンフレットによれば、2月、3月は無休とあります。私が閉まっていると思ったのは、開園前の時間でした。」ときた。あちゃ~!あわてて「委員長!発言の訂正。先ほどの池上梅園についての発言は事実誤認でしたので、全文削除願います。」と。

 次は、城南島の工業団地にペットの火葬場が出来るので規制する条例を作って欲しい、との陳情審査のことだ。以前、広域斎場特別委員会の委員として各地の斎場を視察した時のことを発言した。「地方の公共の火葬場ではペットの斎場があり、ペットで儲けている。人間は安くしているが。」という趣旨だ。

 ところが、これに他の委員が異論を唱えた。「人間とペットの荼毘を話しがちゃんぽんになっている。不謹慎である。」と。そこで、私は、そうではない、死の尊厳については厳粛に受け止めている、と反論したが、彼は引かない。削除せよ、と迫る。本来の陳情の審査の議論とは違う話なので、委員長、副委員長に事の処理を一任して、当該部分を削除した。

 同じ事柄でも見方が、人の哲学、生き様によって随分違うものだと痛感した一件であった。はんせ~い!

 



2005年03月11日(金) 外国人参政権付与反対の陳情by朝鮮総連 GJ!

 先日、大韓民国居留民団(通称:民団)から、定住外国人の参政権を認めよ、との陳情が大田区議会宛出され、議会の会派構成から採択される危惧を示した。そこで、これに反対する陳情が、区民良識派から出された。

 しかし、公明党、民主党、共産党が国政において明確に推進を公表していること、生活者ネットは大賛成であることを考慮すると予断を許さない状況だったが、事態は急変した。なんと、朝鮮総連が、付与反対の陳情を出してきたのだ。

 朝鮮総連の、付与反対の陳情書では、反対の理由として:

参政権付与は、「定住外国人」のコンセンサスを得られていない。

参政権は、国民が自国の政治に参与する権利とされ、外国人がこれに関与することは内政干渉につながる恐れもあり、相互主義の観点からも慎重にすべき。

 などと述べている。正に正論であり、りっぱな意見ではないか。あっぱれである。よくぞ申した。

 この陳情のお陰で、参政権を付与しろとの陳情は採択される可能性がなくなった。なぜなら、大田区議会日朝友好議員連盟の会長は公明党議員であり、自民党の区議会議員全員、公明党は1名を除き全員が、この議連のメンバーである。さらには、生活者ネットは、総連とは親しい関係にある。勿論、共産党は言うまでもない。

 とすれば、その友好団体である総連から出た陳情、同様に友好団体である民団から正反対の陳情が出された以上、手をつけずに「継続」にすることが慣例である。

 結果「採択」の可能性があった、外国人参政権賛成の陳情は、賛否共に「継続」となり、平成19年の区議改選期で「審議未了」で終わる、という図式になるであろう。「採択」という辱めを全国に知らしめることがなかったことは、朝鮮総連様のお陰である。Special Thanks!



2005年03月10日(木) 大田区選出中西一善代議士逮捕

 今朝は、7時半から糀谷駅前で放置自転車クリーンキャンペーンに出かけた。大田区の作業服(通称 防災服)を着て現場に到着したが、区職員も町会役員さんも、皆、背広姿でいささか拍子抜けしてしまった。やっぱり現場なら作業服でしょう。

 30分程、テイッシュを配っていると、区幹部が飛んできた。曰く「大変です!中西議員が強制わいせつで逮捕されました」と。周辺で一緒にテイッシュを配っていた町会の皆さんも集まって、放置自転車どころではなくなった。

 私を含めて、町会役員さんは、みんな彼と顔馴染みである。それぞれが、携帯電話で情報を集める。

 中西議員とは、お互い議員になる前からの知り合いである。初めてお会いしたのは、多分、平成5年ぐらいだったろうか。私は旅行会社を始めて15年。彼は、旅行会社を設立したばかり。同業の先輩からの紹介だった。お父上が、大田区を代表するような大会社の社長だったので(後に倒産)、金持ち息子の道楽と思っていたが、どうしてどうして、創業仲間の同級生達とともに、新米旅行会社社長として頑張っていた。

 その後、松原仁代議士(当時都議)の事務所に出入りされ、自民党から都議に出馬した。私が使用している携帯電話は、当時、彼が経営していた電話販売会社から購入したものを、何代も代替をしたものだ。

 都議時代から代議士になるまで、兎に角、地元を歩いた。こんな小さな会合まで、どうやって見つけたのか、とビックリする。会合にきたら、握手、握手。そして秘書さんが名刺を配る、配る。

 議会での発言や活動は知らないが、選挙区内での努力は、他を圧倒していた。従って、都議は初挑戦で初当選。2期目は、お父上の会社の大型倒産(負債500億以上)を乗り越えてのトップ当選。さらには、衆議院議員当選、と政界の王道を歩いてきた。その「古き自民党型」政治スタイルには賛否があった。私自身、決して好感を持っていたスタイルではなかったが、あの地元をまわる努力には脱帽であるし、私には到底真似が出来ない、とずっと思っていた。

 それが、強制わいせつで逮捕。なんとも残念である。可哀想なのは、お子さん、奥様、さらには、彼を支えてきた同級生の仲間たち。秘書さん。あまりにも惨めである。

 彼の行為を弁護する気は毛頭ないが、今後、待っているであろう「イバラの道」を乗り越えて、罪を償い、人として再起して欲しい。まだ40歳。きっと大丈夫。



2005年03月08日(火) 住民税などがコンビニで払えるようになります@大田区

 窓口対応、電話の出方など、最近みるみる良くなって来た大田区役所。船井総合研究所の船井幸雄さんが、講演や著書でいつも述べていること。それは「良循環の仕組みづくり」だ。

 世の中も会社や団体も、悪循環から良循環に方向が変わると、どんどん良くなる、というものだ。正に、大田区役所も、大田区職員も、振り子が「良」に向かっているのかもしれない。

 区民サービスの「良循環」のひとつとして、4月1日から、住民税等のコンビニ収納が始まる。ネット通販や、民間の支払いでは御馴染みのコンビニ収納も、公金での導入例はまだまだだ。

 東京都水道局などは、支払い期限後は郵便局や銀行では受け取ってもらえず、営業所なで行かなければならない。公営「企業」とは思えない、CSの低さである。

 お隣り品川区に比べて、地味な大田区、頑張った。一部の税目をコンビニ収納にしている区はあるが、これだけ収納できるのは、23区で大田区が初めてだ。

対象税目:住民税(特別徴収当初分は除く)、軽自動車税、国民健康保険料

 次なるは、クレジットカード決済であろう。今や、警察窓口でレッカー移動の費用すらカード払いが出来るのだ。税金もカードで払えてもいいだろう。利用者はカードのポイントがつくので、納税促進の一助になるかもしれない。問題があるとすえば、カード会社に払う手数料だが、これとて、公金であることを理由に減額交渉をすればいい。

 年間、数十億円の公金の「時効」が発生している。であれば、手数料ぐらい払っても、納付環境の拡大を計るべきであろう。



2005年03月07日(月) 区有遊休地が売れました!1億5千万ほど損しましたが…

 平成11年に初当選した時に、伊東市にある土地と、那須にある温泉権付の別荘地を視察した。いずれも、昭和40年代に購入したもので、購入以来使われていない。いや、伊東のほうは、最近まで、「くすの木の圃場」として、”かろうじて”使っていた。

 当選当時は、「早く売れ売れ」と言っていたが、いつしか日常に追われ忘れていたら、突然議案として提出された。

 伊東市の土地、43,983㎡が、3500万円で、医療法人に売却できたので、議決を頂きたい、という議案である。この土地は、老人関係の施設を作るために購入したらしいが、購入後、火山層があるだとか、断層があるだとか(どっちだか忘れた)で、「建設に適さないことが判明」したので、くすの木を育てる畑「圃場(ほじょう)」にしたらしい。

 購入価格は、昭和48年当時で、1億9千万余り。普通は、「建築に適するかどうか」確認してから購入するもんだが、良き時代だったのだろうか…

 そして、今回は老人保健施設の一部になるらしい。が、いくら一部といっても、何故、区では建築不向きなのに、民間だと建つんだろうか。まあ、いずれにしても、遊休資産が現金になったことは、めでたし!めでたし!

 でも、損失は皆さんの税金であることもお忘れなく。



2005年03月05日(土) まただよ!大田区教育委員会隠蔽体質by異常性教育教師

 お役人のDNAに「隠蔽体質」というのがあることは再三指摘していることだ。聞かれもしないことは、たとえ知っていても報告しないのは,お役人の常套である。その中でも、学校や教育委員会指導室の隠蔽症候群(そんな言葉があるのか…)はウルトラCである。

 修学旅行中のセクハラ教員、酔っ払って自転車窃盗教員、政治団体の役員に就任した教員、成績を収めた記録媒体を紛失した教員、給食費をチョロまかした教頭、担任する子どもの母親に怪しいメールを送る教員等など、今まで大田区で隠蔽された事案または、公表が異様に遅れた案件は書き切れない。

 そして、またまたやってくれましたナ。本日の報道によれば、大田区立中学校の男性教員(42)が先月24日に行なわれた期末試験で、1年生男子生徒に対し「受精をするための男性器の必要な長さについて。勃起した時のながさ」などとする設問を設けた。さらに、3年生女子生徒には「あなたは、何歳で性交すると思いますか?相手はどんな人でしょうか?」とのアンケートを実施した。

 もうバカか!としか言えない。こんな教員が20年間も教壇に立っていたかと思うと恐ろしくなる。大田区には以前、過激な性教育で御馴染みの性教協の幹事である女性教員が区立小学校に勤務していたこともあり、先般も公立学校の性教育に関する資料を要求したところだった。その際、教育委員会指導室は「不適切な事例はない」と胸を張っていたのだが…

 もっと頭に来るのは、先日の教頭の給食費ピンハネ事件と同様に、議会への報告はない。昨日の区議会こども文教委員会では、一言も触れられなかったそうだ。相変わらずの議会軽視は腹がたつ。「30人学級を作れ!」という共産党の主張について議論していたそうだ。30人だろうが、100人学級だろうが、こんな教員に教えられていては、まともな教育は行なえない。かえるべきは、学級の人数ではなく、教員の質の向上だ。

 そう言えば、自転車かっぱらった教員は、M区に転出して、なんと管理職試験(教頭,校長になれる資格)に合格されたらしい。素晴らしき教員の「機会均等人事」くわばらくわばら!

 報道においても、また、今後慌ててするであろう「議会への報告」でも、教員の名前はプライパシー保護を根拠に伏せられる。いつもだ。こんな教育をされた、子ども達の心や、まともな公教育を望んでいる保護者の権利はどうなるんだ。

 書いているうちに腹が煮え繰り返って、教育委員会事務局次長と指導室長の自宅に電話をしたが、お留守だった。まさか、のんびり休養ではないだろうな。

18:19追記:夕方に帰宅されたお二方より電話を頂いた。それによると、昨日、初めて教員本人を呼んで事情を聞いたので、来週11日には議会委員会に報告しようと考えている、決して隠蔽するつもりではない、とのことだった。
であれば今後、今まで何十年も都教委が泳がして来た「ボケ不適切教員」は、すべて大田区で切る覚悟で臨んで欲しい旨伝えた。

なお、お二方の電話のちょっと前に、議会こども文教委員会各委員の自宅、携帯電話に指導室長から、慌てて上記事態の説明があったそうだ。



2005年03月04日(金) 朝鮮総連会員さんから抗議のお手紙拝受

 区議会議員には自宅宛、議会宛、様々なお手紙、ハガキ、FAX、メールなどを頂く。特に私などは、「ウゼイ」「死ね!」等と言うものから内部告発ものまで色々である。

 基本的には、匿名のもの、ネット上でハンドルネームで返信を要求してくるものには、ご返事をしないか、ネット上の日記などでご返事している。また、個人名を明かし、まともな文章には賛成派、反対派を問わずご返事をしている。

 今日は、自宅宛に区内の方から白い封書が届いた。開封してみると、1月6日付けの日記に書いた内容についての抗議である。朝鮮総連大田支部の朝日国交樹立を願う新年会の招待状に私は以下のように書いた。

開催の趣旨に賛同できないので欠席いたします。国交正常化は、拉致問題に対する誠意ある対応が第一歩です。貴国政府へ、貴会からもその旨要請して頂きたくお願い申し上げます。ご盛会を祈ります。

 さらには、拉致解決を祈るブルーリボンのシールを貼ったのだ。このことを無礼である、とお手紙を頂いた。信書であるので概要だけ以下に記載する。(表記ミスと思われる漢字は訂正した)

私は朝鮮総連の一会員である。
貴殿の返信は無礼である。私も当初、拉致問題で平和時にこのような事があっては、と申し訳なさで一杯だった。しかし、その後の政治家、マスコミの共和国に対して微に細に亘っての悪宣伝は怒りを覚える。貴殿は次のことを知っているか。

1.千年前からの帰化人によって日本はどれほどの恩恵を受けたか。

1.朝鮮は日本に対し侵略したこともなく戦争をしかけたこともない。しかし、日本は二度も侵略し虐殺迫害を犯し多数の朝鮮人を殺した。
(伊藤博文、豊臣秀吉など例示。)
第二次世界大戦では朝鮮人840万人を強制的に拉致して炭鉱などで従事させ100万人以上の朝鮮人を虐殺させた。

以上ごく一部であるが、10名か20名の日本人拉致問題が、これ程大問題として毎日流されてよいものか。解放60年になる今年まで朝鮮人に対して一銭の補償もされていないことを貴殿はどう思うか。貴殿は、一方的に両国の歴史を理解せずに拉致問題のみを大田区民に訴えているのではないか。

以上の事実に基づき貴殿と公開討論を申し込む。

 内容についてのコメントは、今回はあえてしない。追っかけ、ご本人から電話を頂いたので、お手紙のお礼と、公開討論会快諾の旨をお伝えした。出来れば、日本文化チャンネル桜が撮影しながら公開討論をして欲しい、とお願いした。

 陰でコソコソ言う輩は大嫌いだ。誹謗中傷、いやがらせ、選挙や政治活動妨害など、随分されてきたが、なんのそのである。しかし、このように正々堂々と名前を名乗り、意見を言ってくださる方は、賛否を問わず大歓迎である。

 早く公開討論会が実現するよう、楽しみである。そして、拉致された全員が早く帰国できるよう。さらには、在日朝鮮人や北朝鮮国民が、金正日の呪縛から解放され、真の自由を謳歌できるよう願ってやまない。其の日には、喜んで新年会にご無礼詫びて出かけよう。



2005年03月03日(木) 泥沼フジテレビ日枝会長さん!自宅の表札は日本語にしてよ

 ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビの攻防は、プロ野球々団の時と同様、「新旧の対立」が鮮明である。また、どうもおかしいのは、ライブドアと対決すべきはニッポン放送であるはずなのに、いつも出てくるのはフジテレビの会長さんである。

 商法上、親会社はニッポン放送で、フジテレビは子会社である。子供のケンカに親がでるな、という言葉があるが、親のケンカに親は雲隠れして、子供が表舞台に出て、さらには指示までしている、という構図は、いかにも旧態依然の問題である。

 私は、心情的には、産経新聞の属するフジの味方でありたいし、ライブドアの堀江社長の生き方は嫌いだ。しかし、どうも構図が良くない。そして、そこには、お客様たる視聴者の利益が見えてこないのだ。

 もひとつ頭にくることがある。テレビに映る、日枝会長のご自宅の表札。なんと、ローマ字で「HIEDA」と書かれているのだ。こいつはいけない。「正論」を発行する、フジサンケイグループの一員として問題である。漢字で書いていただきたいものだ。

 電車のアナウスなどもそうだ。日本語の後に英語で、駅名をアナウスするが、おかしなイントネーションでやる。例えば、「蒲田」こいつは、当然、カマタ、と発音するが、英語のアナウスは「カマ~タ」となる。ひどいのは、大井町でのアナウス。「リンカイコウソクテツドウライン」外人は、なんのこっちゃと思わないだろうか。

 おかしな国際化である。「蒲田」はカマタと発音すべきだし、新しい路線で外人が多いなら、リンカイコウソクテツドウラインなんって言わないで、Bay-area Lineとでもすればよかったのだ。

 日枝会長さん、「正論」を貫くグループの経営者として、表札は日本語。そして、今回の事件への対応は、あくまで正道で行なって欲しい。金儲けと、経営道は似ているが、まったく別物であると、私は信じている。

 ホリエモンに負けるな!フジサンケイグループ!



2005年03月02日(水) 区議会本会議徒然

 今日も本会議である。今回は、予算委員会もあるため会期が3月28日までの長帳場である。人の話を聞くのが不得意な、いや嫌いな私にとって「区議会」ならぬ「苦議会」でもある。

 本会議では冒頭、各交渉会派(所属議員3人以上)の代表質問、そして、各議員あて8分ずつ割り振られた一般質問が行なわれる。代表質問には、区長や教育長が答弁するのが慣例で、一般質問は部長級が答える。代表質問は、区政の大きな流れ、軍隊で言えば戦略的な部分、一般質問は、各論であるところの戦術を聞くものだ、と大前研一氏の政策学校で習った記憶があるが、議会の現場ではほとんど同じ扱いである。

 また、質問原稿は全文、質問の数日前に担当課長が取りに来て、所管部課で答弁を調整して当日に臨む仕組みなので、言うなれば「大朗読大会」の感もある。質問原稿も、ひょっとして、お役人が書いたのでは?と疑いたくなるものも出てくる。「従前」など、一般的に使わない言葉を多用したり、本人が書いた部分と、書いてもらった部分が明らかに文体が違う、等そう感じてしまうのだ。

 実際、東京都幹部職員やら他の自治体幹部から、議員の質問原稿を書いた、という話は聞く。ヒントをもらたり、事実関係の確認に力を貸してもらうのは当然だが、答弁する人間が質問を書いているような事があったとすれば問題である。

 私は、ヤジをよく飛ばす。以前は一番前に座っていたので、小さな声でも発言者に届くが、今は一番後ろなので、相当デカイ声を出さないと届かない。隣近所の議員さんには迷惑だが、大声でヤジっている。品がないと言う方もいるが、ヤジは議会の活性剤だ、と思っている。ヤジも慣れないと入れるタイミングが難しい。大田区議会では、大先輩のN議員と、T議員のヤジがタイミングといい、言葉といい秀悦である。

 ヤジもなく「シーン」としているのは、あまり面白くない質問、多くの議員が興味のわかない質問なのではないだろうか。また、居眠りも、新人のころは「寝るな!」と、お役人に怒鳴っていたものだが、意味のある「居眠り」もあることがわかってきた。

 つまり、寝てはいないのだが、わざと寝る、いやふりをする。お役人も議員も、事前に通告した者以外は、議場では発言が出来ない。(動議などは別)従って、「何言ってんだよ」という意思表示は、ヤジか居眠りしかない。議員はヤジが出来るが、流石に、お役人はヤジる訳にはいかないから、ボデイランゲージで「寝る」。と、私は思っている。

 いや違う。日々、必死に業務をこなしているから、お疲れなんだ。きっと



2005年03月01日(火) 区立野辺山学園職員は冬は閉鎖なのに寒冷地手当支給

 今日も第1回定例会である。毎回「世間の常識」では考えられないような笑い話が、お役所にはある。今回の一番の笑い話は「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」である。

 これは、寒冷地に居住する職員に支給している「寒冷地手当」を5ケ月間一括支給から、月毎に支給し、また、支給額を減額する、というものだ。そもそも、大田区に寒冷地はあるのか、と思って調べると、長野県野辺山にある、校外施設があった。夏やら春に林間学校などで使う、あれである。

 まあ、確かに寒いだろうな。しかし、この施設、冬は寒いし、雪が多いので、使用させてくれないのだ。つまり「お客さん」はいないのだ。ところが、手当だ。

 大田区の職員には「当分の間(条例の文言)」、給与の12%が上乗せされ、調整手当として支給されている。これは、国家公務員でも同様で、首都圏など物価の高い地域に住む職員に支給されるものだ。ちなみに、野辺山に国家公務員が勤務すると、調整手当は支給されない。ところが、大田区職員には支給される。

 そのうえ、寒冷地手当は、なんとしてもおかしい。物価が高い首都圏と同じ12%上乗せしてもらって、さらに寒冷地?もらえるものは、なんでも来いである。冬の間、閉めてしまうのなら、大田区に戻って仕事をすればいいではないか、と考えるのが民間だが、お役所は違う。「万が一の事態に備えて」職員は、一人野辺山にいる。いや、正しくない。野辺山の人を雇用した、というのが正しいかもしれない。

 同じことが、伊豆高原学園にも言える。ここには、11名の区正規職員がいるが、大田区から「異動」して勤務している職員は2名。残りは、現地で採用した人々だ。だから、年間110日間しか利用しない施設だが、給食調理員が9名も在籍することになる。民間であれば、必要なときにパートを雇用するだろう。

 また、民間であれば「現地業務は民間委託するから、大田区へ来て働きなさい」とするが「現地で採用した者は大田区には呼べない」らしく、定年になるのを待つことになる。そして、高額な退職金。すべて税金である。

 嗚呼、公務員さま!

(条例改正案)
現在
扶養家族が3人以上 月36,040円
扶養家族が1~2人  月30,600円
扶養家族のない職員 月18,780円
改正後
扶養家族のある職員 月17,800円
扶養家族のない職員 月10,200円


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