浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年01月28日(火) |
ストラトヴァリウス来日/もっと心を燃やしたい! |
◆STRATOVARIUS JAPAN TOUR 2003 5/31(土)福岡 DRUM Be−1 6/1(日)広島 クラブクアトロ 6/3(火)大阪 心斎橋クラブクアトロ 6/4(水)名古屋 ボトムライン 6/6(金)松本 ALECX 6/7(土)東京 新宿リキッドルーム 6/8(日)東京 新宿リキッドルーム
2/8(土)10時よりザックにて優先電話予約 http://www.zak-tokyo.co.jp/artest/stratovarius/stratovarius.html 2/15(土)プレイガイド一斉発売 前売券¥6500(税込 スタンディング・ドリンク代別)
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さて、2月はHALFORD来日、3月はHAMMARFALLにKISSにR.STONESと毎日のようにコンサートの嵐。 んでも、私のハートはといえば、"still I'm sad"。モエないんだなー。 KISS(メイク姿の!)にR.STONESは、生涯に一度は体験したいバンドだけど、会場が大きすぎるし今さらチケットは手に入るまい。 HALFORDは、....K.K.やグレンといっしょでないロブを見るのは、たぶん悲しすぎる。ロブちゃんのいないプリーストが胸に痛すぎたように。 HAMMARFALLにSTRATOVARIUS....むうう、私の心の残り火をかき立ててくれるパワーを見いだせるだろうか。 どうしても見たい!というバンド、行きたいバンドの数が減っている。チケット代の倍以上の旅費を費やさなければコンサートに行けない実家に引っ込んでから、とても出不精になってしまった。 苦しいから思い出さないようにし、狂おしいから自分の欲求を遮断して棚上げにしてきた。燃え上がりそうな気持ちから位相をずらし、灰をかぶせたおき火のように静かに燃えるようにしてきた。それが「コンサート中も没頭できない観察者」に自分を変えていったのかもしれない。 この観察者モードを吹き飛ばしてくれたバンドは少ない。あれほど愛しく思っていたHELLOWEENやGAMMA RAYにさえ全てを忘れさせる高揚感を感じられなくなって、私はバンドから距離を感じるようになってしまった。 近年ではライブ巧者のSCORPIONS、RUNNING WILD、PRIMAL FEAR....それぐらいだなあ。 いつかまた、凍えた心にマグマをそそぎ込んでくれるような、そんなバンドとの出会いをしたいものだが。
2003年01月26日(日) |
STILL I'M SAD/FIATの落日の波紋
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先日、駅のワゴンセール(週がわりでいろんなモノを売ってる)で、中古CDやビデオを販売してたんです。 どんなのがあるかと近寄ってみると、静謐な中に鐘の音が響くような印象的な曲。なんだか聞き覚えのあるメロディと歌詞。"STILL I'M SAD"だっ。しかも初めて聞くバージョン。 「うわっ、これ、誰が演奏してるの?なんてアルバムに入ってるの?」店番をしていたお兄さんに尋ねると、彼の私物でヤードバーズのベスト盤だという答え。ヤードバーズ、。。。。すると時代的に先だから、これがオリジナルなの? 好きなバンドのルーツをさかのぼったことはあったけど、ヤードバーズは聞いてなかったんだ。うわー、そうだったのかー。 静かな中に印象的に響いてくるような、なかなかステキな感じでしたよ。
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ミカさん、すごく日焼けしてない?(笑) なつかしいなあ。前髪のばしてる方が、やっぱりミカらしいよねえ。こんな風に復活してくれる機会があるのは、うらやましいわね。 フィアット名誉会長ジャンニ・アニエリ死去。 一時はイタリアの有力企業のほとんどを所有していたと言われるアニエリ財閥。そのトップであるジャンニ・アニエリがついに永眠。R.I.P. フェラーリにモンテゼモロ社長を送り込んだのも、ジャン・トッドを選んだのも、このお人だった。フェラーリのさまざまなトラブルのたび、誰かの首が飛ぶという噂はとんだが、アニエリの後ろ盾があればこそ、内紛続きだったフェラーリに大鉈を振るって改革できたのかもしれない。 フィアットの自動車部門フィアット・オ−トは、経営不振でGMに買収という噂が出ている。フェラーリは順調に業績をあげている会社であるが、去年の夏はフェラーリ側に知らされないままフィアット所有のフェラーリ株が大量に売却されるという出来事があった。 「F1なしのフェラーリは考えられない」とは、数年前のフェラーリ広報のコメント。F1があるゆえに、フェラーリは世界中にCMや広告を出す必要のない、特異なブランド価値を持つ会社であり続けられる。その価値を失わないために、フェラーリは参戦し続けることだろう。だが、フェラーリをとりまく状況が大きく変化する可能性はあるのだ。 現在のフェラーリの強さは、組織とモラルの改革という長い道のりを経て、やっとたどり着いたものだ。彼らの強みのひとつは、継続性を持った開発プランだ。 この黄金時代を、いつまで続けることが出来るのか。せめてミハエル様が現役続けている間は、体制に大きな変動がないことを祈ってしまうのですよ。
2003年01月24日(金) |
いずれの日、いずこの地かは知らず.... |
エディの姿が、今季のF1グランプリのグリッドから消えることになりました。 かなり覚悟はしていたので、涙は出ませんでしたよ。痛みは、フェラーリがエディと契約を更新しないと知った日の方が大きかったかな。 この3年、ジャガーが愚かさを脱却しきれないとわかった苦悶は、それに次ぐものでした。愛しい人を見守る喜びと、その人が苦しむ姿を見せつけられる悔しさと、その狂おしさに七転八倒しておりましたさ。 ジャガー移籍以来、画面でエディの姿を追うことが出来るのはホンのわずかな機会だった。TV画面の順位表示に目をこらし、それでも飽きたらずにネットのライブタイミングを見たのは、誰でもなくエディのためだった。 今季のジョーダンという危機をはらんだチームに参加したとしても、エディが苦しむのを見るのはつらいことだったに違いない。それでも、たまさかに幸運が天から降ることもある。憂いをはらすその顔を見る喜びは、遠のいてしまった。 胸に大きな穴があいたのを感じます。「Irv」という文字がタイム表示にもう出ない。レースで目をこらして探す姿がそこにない、この空白。この胸に吹きすさぶ風。この穴が埋まる日は、たぶん来ない。再び彼と巡り会い、彼の走る姿を見る機会が訪れるまで。 ああっ。もうTOP画像からエディ外せないよおっ!
"or at least at the moment"(あるいは、少なくとも現時点では)、この言葉に感じるわずかな希望。誰にも未来に何が起こるかわからない。 けれど、自分は最悪の可能性を考える人間です。F1界を巡る状況やエディの年齢を考えると、可能性は小さい。それを呑み込んで、どん底で見据えて、何を希望としよう。 彼が彼らしくあり続け、幸せに笑えるなら、どんな道を選んでくれたっていいんだ。 「sad day」と言ったその唇が、「肩から重い荷物を降ろした」と言う。「自由だ」と言う。ああ、裏腹なことを言い、「(モトクロスでプロになろうと思うほど)そんなにタマはでかくねえよ!」とお下品に締めくくってくれるエディ。だからこそ、あなたが好きだよ。 だけど、マシンを開発し、走り、勝つことに対する喜びを、雄弁に語っていたあなたを忘れることは出来ない。 そう、きっと彼は戻ってくる。それを望んでいる人は少なくないに違いない。 強烈な毒舌でたくさんの人を怒らせながら、それでもエディのキャラクターは愛されている。彼のような人がF1から消えることが、惜しまれている。 願わくば、エディが、どんなカタチでもレース界にかかわっていってくれるように。あるいは他のカテゴリーで走ってくれてもいい。彼をとりまく未来が姿を現す日を待つことは、もちろん出来る。もちろん待てる。 どこへ行こうと、何をしていようと、あなたを愛してるよ、エディ。どこまでも、ついて行くからね! いずこの地、いずれの日かは知らず。我ら、再び会いまみえん
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