映画『シャーロットのおくりもの』のあらすじを聞いたとき、観たことがあるなぁと思っていたんですよね。 私の記憶はアニメで(しかもディズニー)、別物?と気になってネットで調べてみたら、オリジナルミュージカルアニメなるモノがひっかかりました。 そのアニメが1972年作… アメリカで作って、日本に来たとすれば、記憶にかすかに残るくらいで、まぁ妥当な年齢でしょうか(年がバレます) ミュージカルアニメと知れば、それでディズニーと勘違いしたんだというのもうなずけます。 まぁ心温まるお話ではありますが、アレを実写ってどうなの? ブタとクモですよ! 私はラストシーンに感動しつつも実物だったらこわいなぁと思ったような気がします。 どうも、昔から穿った考え方をしてたようで。 ちやほやされるブタくんに「すごいのはブタじゃなくてクモだよ」と反論しながら観ていました。 せっせと働いているのはクモなのに、功名はみんなブタがもっていってしまうんですからね。でも、それがクモの狙いなわけですから、クモとしては本望なんですけれど、子供心にどうも釈然としないものを感じてました。 そして、クリスマスのアニメっていうのも、異様にはっきりと覚えてました。昔はクリスマスシーズンになると、決まって夕方から夕飯まで、アニメ(定番はやっぱり『森は生きている』でしょう!)や人形劇を、今年は何をやるんだろうと楽しみにしていたものです。それくらいしか娯楽がなかったし(笑) 今は、夕飯後に「2時間スペシャル」が定番となってるみたいですね。 あれ、でも『シャーロット〜』は眠くなりながら観てた気がするから、やっぱり夜のスペシャルだったのかな?
2006年12月17日(日) |
柴田よしき色々 その2 |
『水底の森』 今までで二番目に読みにくかった本でした(1位は『照柿』高村薫)。でも、「風子の章」が終わるころには読みやすくなりました。知らない道が長く感じられるように、手探り状態だと時間がかかるんですね。殺人事件の謎解きは終わったけれど、すっきりしない終わり方でした。
『少女大陸 太陽の牙海の夢』 感情移入できる人物がいなかったので、面白く感じられなかったです。(強いていえば砂漠の町に住み着いちゃった旅人;)少女世代の人なら面白いのかしら?
『ワーキングガールウォーズ』 「負け犬小説!」と触れ込みだったので、これならすっきりするかと期待して読んでましたが、弱音が予想以上に多かった。そして、なんだかんだいっても上場の女性第一号取締役を目指すような人ですから…。一気に読めて面白かったけれど、誰よりも負けている自分を再認識してしまい、ちょっとブルーになってしまいました。
『窓際の死神』 やっと、読みたい話が戻ってきました。(いや、その表現は問題があるから) 昔話をからめつつ、寓話っぽくて、なにより死神のさえないおじさんがステキでした。
『夜夢』 夜の夢=ちょっとホラー風味の短編集でした。これも面白かったです。恐怖症を書いた「つぶつぶ」が一番怖かったです。「化粧」も怖かった。普通の生活から転がり落ちていくのって、ほんのちょっとしたズレなんですよね。
『最後の恋』「最後の恋」テーマの、人気女性作家8人の短編集。 「わたしは鏡」(松尾由美・著)が一番好きです。大学の文芸部の話で、書き手不明の恋愛小説を誰が書いたかを探っていたのに、重要なのはどうして書いたかだったのが、とても切なかったです。 「海辺食堂の姉妹」(阿川佐知子/著)は、人名が出てこないので、姉が妹を呼びかけるときに「妹さん」っていうんですよね。ものすごく違和感があるんですが、話が童話っぽい雰囲気があるので、わざとなのかなぁと…。
短編が読みやすかったってことは、もしかして、『水底の森』で読書力を使いすぎてその後の2冊が重く感じたのかしら? あとは、やっぱり共感できる登場人物とか、好きなタイプの人物が出てこないと、長編はつらいってことですね。
2006年12月13日(水) |
柴田よしき色々 その1 |
11月に読んだものを、短い感想だけ付けてみました。
『ミスティレイン』 モデル上がりの俳優とそのマネージャーの話。殺人事件の容疑者になったり、命を狙われたりしますが、事件よりも二人の関係の変化が切なかったです。
『星の海を君と泳ごう 時の鐘を君と鳴らそう』 宇宙人の種類が豊富です。読んでもどういう姿をしているのか、想像できない人もいました。『RED RAIN』のノダが、伝説の人として語られているのが楽しかったです。
『クリスマスローズの殺人』 吸血種族の設定は「Vヴィレッジの殺人」を読んでいなくても、序として書いてあったので助かりました。これがないと種が明かせません。わかっていても、拍子抜けするラストでした。
『好きよ』 伏線とか、特殊能力とか、色々盛り込んであって面白い話でした。序章が終わったところという印象なので、続きが読みたいです。
『蛇〜ジャー〜』 「ピンクドラゴン」にはびっくりです。なぜピンク? 関西の新聞連載だったせいか「琵琶湖を大切に」というメッセージがこめられていました。自然破壊とか、人は一人で生きているわけじゃないとか…ちょっと説教くさい話ですが、読んだ後は神妙になります;
『猫探偵正太郎〜猫は引越しで顔を洗う』 都内にこんな物件があるなら、ぜひ引っ越したい。幽霊話のタネが面白かったです。このシリーズの人間視点の話は、ちょっと怖めで好きです。
全部毛色の違った話で、柴田さんは本当にすごいなぁと重いながら読んでました。
眼科に行ったら、待合室で転寝をし(座ると常に寝る体制が身についてます;)、名前を呼ばれたことにも気づかず、いつのまにか後ろの順番の人に飛ばされてました。 ただでさえ15人待ちだったのに、最後に回されたらどうしようと、焦って受付に訊きに行ったら、すぐに呼んでくれたのでホッとしました。その上、「ごめんね〜」と謝られると、こちらが恐縮してしまいます。なにしろ寝てて聞き逃しましたから;
で、私の眼はというと。
「ああ、これね〜。コノ時期には日に5人はくるのよ。年賀状一生懸命書いちゃったり、パソコン使いすぎたり、心当たりない? 結膜の毛細血管が切れただけで、眼に傷もないから視る分にはなんの問題もないでしょ。白眼の部分だから、ちょ〜っと見た目が華やかになっちゃうんだけどね。ぜんぜん心配ないから」
と、非常にお気軽にこたえてくれました。 とりあえずひと安心です。
転寝をくりかえし、やっと明け方近くにこれはマズイと布団に入って、朝起きたら、白目が赤くなってました。 1時間前までは普通の目だったのに、何故??? 赤くなったわりには痛くも痒くもないので、そのまま会社に行って、仕事してましたが、視界に入るたびに気になって、やっぱりちょっと心配になったので、「どう思う?」と訊いてみたら。
会社の人いわく 「不規則生活の警告だよ」
…、改めます。
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