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ピアス。 - 2004年11月26日(金) 今日、電車に乗っていたときの話である。 とある駅で2人の男性が乗り込んで来た。 一人は眼鏡をかけた30代。もう一人は20代ふうの 頭のトップの方を短めのシャギーで仕上げ襟足の方は長い、 まるでタコのような形のヘアースタイルの青年であった。 2人とも背広姿で襟には社章。パッと見、どこにでも いそうなサラリーマンであった。 だが、彼らの近くにいた私は若い方の耳の当たりを見て驚いた。 彼の耳にはシャギーで梳いた毛がうっすらかかっていた。 その隙間からキラキラ覗く光。そう、彼はシルバーのピアスをしていたのだ。 そんじょそこらのピアスではない。 大きな安全ピンだった。 耳の上の方、付け根から入れ、耳の脇から出す、といった感じで 安全ピンが渡っていたのである。 解りやすく説明しよう。 まず耳全体を東京湾とする。 その安全ピンピアスは木更津から川崎まで架かる橋、海ほたるのようだったのだ。 人はそれぞれ個性があっていい。 けれど、社会人としてそれでは商売がしにくいのではないか? 取引先に行っても、あの姿じゃあ年配の人達にはウケが悪いと思われる。 ピアス自体は全然痛くないだろう。 彼が仕事で痛い思いをしないことを願うばかりである。 おしまい。 ... 税金 - 2004年11月25日(木) 先週、用事があって役所に行った。 役所と言っても区役所はうちから遠いので、 行ったのは近くのほったて小屋のような出張所である。 がらがら〜とガラスの引き戸を開けて中に入る。 すると、カウンターに座っていた、 50代のおばさん、40代のおばさん、30代のおばさん予備軍といった 三人の女性が、いっせいに声をそろえて 「いらっしゃいませ〜、こんにちは〜」と叫ぶ。 客は私だけ。どうやら、彼女達はずっと前から暇を持て余していたらしく、 申請書のある台に向かうと、「あらあら水臭い」という様子で 「どうしましたぁ〜。こちらへどうぞ」などと声をかけてくれ、とても親切。 恐る恐る戸籍抄本のことを告げると、本籍はこの区ですか?と聞かれた。 私は忘れていた。戸籍抄本は本籍のあるところじゃなきゃダメなのだ。 残念なことに私のはここではない。 おばさん達にその旨を話したら、とたんに大騒ぎになった。 「あっら〜、じゃあダメだわ〜」 「ごめんなさいね〜」 「あっ、でも郵送で取り寄せもでるのよ〜」 「そうね、それがいいわ。」 「そうね、そうね、一週間ぐらいで届くわよ」 と、もの凄いカシマシさだ。 おまけに、奥でブラブラしていたおじさんまで様子見に出てくる始末。 あんまり寄って集ってかまってくれるので、 要りもしない住民票なんか取っちゃった。 それにしても・・・と、帰り道、私はなんだか複雑であった。 おりしもついこの前、税を考える偉い人たちの答申がまとまったばかり。 これからの国の財政ことを考えると、消費税をはじめ増税は必至だそうだ。 あのおばさん達には申し訳ないが、 人件費を減らしてからでも、増税は遅くないんじゃないか?と思う。 おしまい。 ... カン。 - 2004年11月22日(月) 金曜日と土曜日、旦那が某所に出張に行ってた。 それは急に決まり、私が聞いたのは前日の木曜日の夜。 もしかして・・・と私は思った。 そして、リビングの隣の洋室に行った。 タンスの引き出しを開けた。 中を見た。 また、旦那が持っていくパンツが 一枚もなかった。 私って本当になんてカンが良いのだろう・・・と、 一人感心した。 おしまい。 ...
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