台所のすみっちょ...風子

 

 

ふと思ったこと。 - 2005年03月14日(月)

周りの人間から決してテキパキしているとは言われない私だが、

「引越し」とはどうも馬が合うようである。

例えば、素早い速さで荷物を詰める。空いたスペースには新聞紙を丸めて

中の物が動かないようにと入れる。あとで何がどこに入っているかを容易に

するため、詰めたダンボールに通し番号をふり、荷物リストを作る。

前に後輩の引越しを手伝った時も手際の良さをもの凄く感心された。


昨日深夜、旦那と今度行く引越し先に行った。

私達はそこにまだ住んでるわけではない。

片付けで出たゴミは、そこのゴミ出し場に出すわけにはいかない。

だから、その全てを今住んでいるマンションに持って帰り、捨てるのだ。

大量に出たシャンプーのペットボトル。

大量に出た細々したプラスチック系や金属の小物。

大量に出たチラシなどの紙くず。

大量のミイラ化した食品。

パンパンに詰められた45Lの袋はたぶん10個ぐらいあったような気がする。


旦那と二人、荒れた指先と、ここ数日の作業のために発生した右腕の痛みに

耐えながら荷物を運んでいた時、ふと今の自分を考えた。

この頑張りよう・・・

次の仕事は、引越し屋のレディースチームで決まりか?と。



おしまい。



...

天城越え - 2005年03月13日(日)

昼夜問わずの引越し準備でヘトヘトになった昨日、

眉毛だけ描いたスッピン姿でスーパーに行ったら、

近所に住むバイト先の同僚Sさんに会った。

彼女は仕事をもう一つ持っている。勤めからの帰りであった。


ちょうど、彼女は袋に詰めたあと。私も数点を入れるだけだったので、

私のマンション前までご一緒することになった。

話題は当然、あと少しで終ってしまうバイトのことである。

「でもね、ある意味、こういう終り方で良かったって思ってるの」

歩きながら彼女が言った。

「え?なんで?」
「だってさ〜、このバイトすごくおいしかったじゃない」
「うん、時給1200円で暇だしね」
「でしょ。いいバイトだからさ。例えば自分が辞めた後、
 誰か別の人が入るってことになったら悔しいじゃない」
「うん・・」
「だから、こういうふうに閉鎖で解散の方が気持ち的にはスッキリするかなって。
 誰かに取られるくらいなら、閉鎖の方がマシって感じ」


誰かに取られるくらいなら・・・

バイトへのその想い・・

石川さゆりの「天城越え」のような熱さを感じた。


おしまい。



...

心配。 - 2005年03月11日(金)

突然だが、来週の17日に引っ越すことになった。

マンションを買い、そこが竣工して入居できるのが11月。

今回引っ越すのは仮住まいで、義母名義の、今は誰も住んでいないアパートに

とりあえず住むのだ。

そこは、ここよりぐっと家賃が安い。11月のマンション入居までに、

少しでも貯金する作戦である。


ところが、この作戦が意外と大変。

移る方のアパートは空き室といっても、まだ義母や以前住んでいた弟の

荷物が置いてある状態で、そっちを片付けながらこっちも、といった同時作業。

しかも、値段吟味の関係で、引越し屋の手配が遅かったため、

この家の荷持詰めが間に合うかどうかも怪しい感じ。


そんなわけで、旦那はここ最近、サーフィンに行けてない。

そりゃそうだ。平日、昼夜問わず一人で片付けをするこの私を

見ていれば、とても週末サーフィンには行けまい。


だからなのか、土曜日が近づいた今日、彼はどことなく寂しげであった。

そして、「今週もサーフィンは無理だよな・・」と呟く。

「来週は行っていいよ。三連休だしさ、引越しも終ってるじゃん」

そんな様子に、私もつい優しくなる。

けれど、私の言葉など気落ちする彼の耳には届いてないようであり、

旦那はさらにこう呟いたのだった。

「はぁ〜・・カモちゃん元気かなぁ〜。俺と会えなくて寂しがって
 ないかなぁ〜・・・」



一回会っただけだろう。

だからね、アザラシの無事より、まず引越しの心配を。



おしまい。


...




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