ミドルエイジのビジネスマン
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2009年04月05日(日) 桜の花が満開

仕事帰りにスポーツクラブに寄った後、フラフラ歩いているうちにダジャレ交じりの句が生まれた。意外と傑作なので、書き留める。

泳ぎ疲れ おぼろ月夜に おぼれている

桜の花は、今週末が満開だ。午前中は、近所にできたマンションの高層階にあるモデルルームを見せてもらったついでに眼下の桜並木を眺め、午後は近くの池の端に並ぶ花の下を自転車でのんびりと行ったり来たりしたのが今年のお花見。もったいなくて、木々が残照を浴びるころ、最愛の妻ともう一度行って名残を惜しんだ。



2009年03月29日(日) ジャガイモの植付け

3月25日WBC、日本が韓国を5対3で破って優勝。3月28日サッカーワールドカップ予選、日本がバーレーンを1対0で下して勝ち点11、本大会出場に向けて大きく前進。スポーツではめでたい週であった。

さて、週末。土曜日は散髪、天気が良かった日曜日はジャガイモの植え付けを実施。究極の粗放農業として、種芋を切らずにそのまま埋めてきただけ。さすがに畝(うね)は立てたが。千葉県知事選挙の日だったので、畑に行く前に小学校に投票に寄った。長靴を履いていったので、立会人に職業は農業と見られたことだろう。

雑草に負けそうなラッキョウやアサツキ、小さすぎて収穫を免かれ土の中で冬を越したニンジンなどが出てきたので持ち帰り、デッキでビールの肴にした。遠くの桜は三部咲き。遥か上空の薄い雲や時々南に飛んでいく旅客機を眺めながら気持ち良く飲んでいたら、そのまま昼寝をしてしまった。野鳥の声や、チーズを包んでいた銀紙が風に吹かれてデッキの上を這う音などを半分意識を失いながら聞いていた。天気の良い日なのに、アマガエルがあの小さな体に似合わない大声で鳴くのも聞こえてきた。冬眠から目覚め、無事春を迎えたらしい。

県知事選は森田健作が当選確実とテレビで報じていた。革新系はいすみ鉄道を立て直した(?)吉田平とインテリ女性候補の白石真澄が票を分け合ってしまったようだ。出口調査では二人合わせて森田健作にかなうかどうかだったようなので、森田の圧勝だろう。しかし、選挙公報に臆面もなく「安心安全日本一、経済活力UP日本一、子育てサポート日本一」などとスローガンだけを何の根拠もなく書き連ねる人を圧勝させてしまう民度のレベルに驚くばかりだ。

追記:白石真澄は公明党の推薦だった。革新系ではなかったので訂正。


2009年03月23日(月) ブライアン・フェイガン

ここのところブライアン・フェイガンの著作を立て続けに3冊読んだ。原始の時代から、古代、そして中世から近世まで何度も訪れた急激な気候の変動が人類の移動や文明の興亡、侵略や革命との関連を描写している。どの本でも繰り返し述べているのは、環境の急激な変化に対する対応のうち、最も効果的であったのは別の場所に移動するということなのだが、人類の悲劇は、あまりに急速に人口が増えすぎたために、新天地にも既に人が住んでいることだという。

辛うじて、現代の世界が飢餓から逃れるすべがあるとすると、食糧輸送の手段が発達していることだ。ただし、これも世界中で同時多発的に飢饉になれば、実際そうなる可能性が高いのだろうが、支払う資金がないところには十分供給されないだろう。別に将来を見通す特別な能力がなくてもアフリカの限界的な地域では慢性的にそのような状況を見ることができる。

日本など、狭い国土で5千万人の人口を養うには不十分だと中国に移住したのだが、当然そこには中国人が住んでいた訳で、先方に言わせれば、それは移住ではなく侵略だった。そういう悲劇を考えれば、人口減少社会に移行するので大変だとあわてる必要もなく、少なくなった人口で広々と住めばいいようにも思えるのだが。

曽野綾子が本当の貧困とは今の日本で見られるようなものではなく、村中どこに行っても、親戚中の誰もが食べ物を持っていないような状態のことを言うのだと新聞で書いていた。日本の社会はまだまだ、余力があるというわけだ。






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