へろへろ雑記
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2004年07月04日(日) カラーコンタクトを買ったものの

日本で最初のコンタクトレンズは10円玉くらいの大きさで、入れるときには麻酔(たぶんキシロカインか何かの点眼麻酔と思われる)をして入れたそうな。技術は日々進歩し、今やコンタクトレンズも非常に薄くて性能が良くなり、あまつさえ本来の目的からちょっと逸れたものまでできた。カラーコンタクトである。

人間の目の色は黒、茶、うす茶、グレー、青、緑とさまざまなバリエーションがあるが、色の違いはメラニン色素の多少である。正確にいうと黒人やアジア系の持つユーメラニンと白色人種のフェオメラニンは構造が違うが細かいことは無視。

青い目の人が目の色を変えたいとカラーコンタクトを入れるかどうかは知らないが、黒〜茶色の目の人は「色が重い、暗い、みんな同じでつまらない」という理由でカラーコンタクトを入れる人もいたりする。カラーリングによって髪の色は自由に変えられるようになったが目の色は脱色するわけにはいかない。入れ墨のように虹彩に色をつけることもできないので、じゃ、虹彩部分をレンズで被っちゃいましょうという発想がカラーコンタクトに繋がったと思われる。
(ひょっとして白皮症=アルビノの人の目を守るために作られたのかもしれない。ようわからんけど)

メーカーによって色のつき具合やデザイン、2週間装用とか1日使い捨てとか種類がいろいろあるそうだが、とりあえずジョンソン・エンド・ジョンソンのワンデイアキュビューのハニーにした。ワンデイアキュビューはグレー、チェストナット、ハニーの3種類がある。他のメーカーが青だの緑だの紫だのを出しているのに比べると非常に地味なラインナップだ。私の場合目の色が非常に濃いせいかグレーだと非常に怖い人になってしまった。チェストナットはやや明るい茶色で無難だったが、せっかくカラーコンタクトをするんだからもうちょっと目立つ方が望ましい。ということでハニーを選択した。

初めてカラーコンタクトを入れて驚いたのが、顔の印象の変わりようだった。髪の色を明るくするのも印象が変わるが、目の色もかなり強烈だった。隣接する眉が濃く太い人(私だ)ほど目の色が明るくなってコントラストが新鮮な印象を受ける。

実用の面から言うとカラーコンタクトはお勧めできない。レンズに色素が含まれているのでその分酸素透過性が下がり角膜のダメージが大きくなる。現在の一番性能の良いコンタクトレンズでさえも長期装用するとコンタクトをしない人に比べて角膜がダメージを受ける。あくまでもカラーコンタクトはお遊びのものと割り切ったほうがよい。

コンタクトレンズの度だが、数年前に作ったときは右-0.75左-1.00だったが今回は左右とも-1.00だった。有効期限2003年10月の使い捨てコンタクトがあるが使い切ってしまおうか思案中。元コンタクトレンズメーカーの人によれば使用期限が少々過ぎても問題はないとのこと。


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