虹色過多想い
2004年05月01日(土)  ラベンダーの花言葉


ラベンダーが好き。
華やかでもなく、素朴でもなく。
瑞々しくも、ドライフラワーになっても、ただそこに存在を置いているあの花が好き。
あたしが夏に1番見たい花。


今日、あたしのケータイのアドレスは変わった。
あたしの前のアドレスは彼と二人で考えたもので、彼の名前とふたりの記念日が記されていた。
もうふたりで迎える30日という日はこない。

新しいアドレスに組み込まれた「lavender」
(もちろん他の単語も入れてるのでこれがあたしのアドレスというわけではありません)

ラベンダーの花言葉を知っていますか?
花言葉は1つの花にいくつもあって、必ずしもその全部の意味が似たようなものではないです。
ラベンダーの花言葉の中で最もあたしが好きなのは・・・
「あなたを待っています」

あたしはきっとずっと彼を待っているような気がする。

アドレスを変えるとは彼に告げていたけれど、変えたアドレスを教えてはいないし、この先も教えるつもりはない。
もう彼からのメールを待ちたくないからアドレスを変えた。
ケータイが鳴る度に(あたしのケータイはメール受信時の指定着信音が設定できないから)過剰反応する自分が嫌だった。
だからもう、彼からメールは来ない。

それでも待っているというのはおかしいだろうけど、あたしは彼からのメールを待っているのではなくて、彼がいつか戻ってくるのを待っているんです。

これから普通に生きてきます。
新しい恋をするかもしれません。
でも心の中のほんのひとかけらは、あたしはずっと彼を待っていると思うのです。



昨日、また彼からメールが着て(あたしはもう彼とメールをするつもりがないのに、どうして掻き乱すのかな)、あたしは最後のお願いをしました。
来週、会いに行きたいと行ったのです。
来週会いに行くのは決して簡単なことではなくて、お金もかき集めなくちゃいけないし、学校だって最初の登校日があるけどさぼらなくちゃいけないし・・・それは大変なことだけど、そうしてまでもあたしは彼ともう1度会って話がしたかった。

でも、彼の返事はよいものではなくて、
少しなら時間を作ってあげてもいいよ。
でも、結果は同じだよ。もう1度話し合ってももうつきあえない。


残念ながらそう言われても彼に会いに行くほどの気力はあたしにはもうなかった。




べたべたくっつくのが嫌いなママが、今日はあたしとすれ違う度に抱きしめてきた。

家族中のみんながあたしの泣き顔を見た。

あたしの幸せを願ってくれる人と電話をした。

そしてあたしは縄跳びを千回跳んだ。

今日という日は意味を持ったのか持たないのかわからないまま、夜が訪れた。

そして明日へと向かってく。
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