一瞬の日常
ami

そしてそれは

右手の人差し指と中指の間を
少しの重さと 思いがけない速さで
さらさらさらと こぼれていった。

たとえそれが 偽りであったとしても
確かにそこにいたという証くらいは
残して欲しかった。

2002年01月11日(金)
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