「日課」
思いがけず向こう岸へと渡ってしまえばあちらからでは見えなかったものがあった。こんなに素晴らしいものがこの世にあるなんて僕はまるで知らなかった。世界が一変する出来事だった。それからというものそれがどれほどすごい事かを話して聞かせることが僕の日課になったけどとても素晴らしいことなので話終えるのはまだずっと先のこと。