short story


2005年05月10日(火)


「優しい安眠」


-今夜は安らかに眠りたいです-

そう言われて
私は膝を正し
ゆっくりと慎重に
時間をかけて考えた。

あなたが望む事の
核心を突きたかった。

そして色々考えて
夜も更けて
あなたがウトウトし始めた頃
あなたの頬を軽くつねってから
眠ることにした。

あなたは小さく笑ったので
成功したのだと思っています。

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日記才人