続・無気力童子の紙芝居
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気になる女の子が二人いて 正直言ってその二人ともにわたしは評価され とても慕われている。 共通の友人からは絶対に合わないから会ってはいけないと言われているので きっとそうなのだろうと思う。 会うつもりもなければ 積極的に関わるつもりもない。
彼女らの日記を読むたびわたしは苛々する
彼女らは実に奔放で。 私が苦手とする恋愛ネタを ずばずばと 時に生々しく描く 自分に甘くとても女性的で
私はそれが鼻につく でもよく考えてみると 私も 周囲からはそんな風に思われているのかもしれない 多かれ少なかれ 自分に甘く女性的であるのだろう 自分の嫌なところを見ているようで 苛々するのだ
少し前に友人に言われた
『難しく考えるのが好きだねえ。 そうしないと みんなと同じになっちゃうのかな。』
わたしにアラート!それはだめ
直ぐに話を打ち切らせてもらい 動揺を隠すように布団にもぐりこむ あぁ みんなばれちゃってるんだ
彼が好意をもって話をしてくれている限りは 私が満足するようにカードを配っている限りは わたしは 与えられる水で泳ぎ 踊る
しかし 彼の気まぐれで 少しのイタズラで 悪意のこもったカードを見せれば わたしはたちまち 崩れて 水槽のガラスが弾けて びちびちと床を転がる金魚。
その友人とはそろそろ2年の付き合いになるのだろうかね 初めは彼の使う言語をさっぱり理解できなかったのだけれど一年ほどで漸く掴めた 言われることに対し腹を立てることもなくなった
決して人を信用しないわけではなく 信用しきるのも問題なんだろうね
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