French Wolf の日記
DiaryINDEXpastwill


2000年11月26日(日) 仕事 + 昼寝 + 読書 + (怪しくない) キリスト教

日曜日だというのに 7 時前には目が覚めた。もっとも昨日の夜、10 時前には寝ていたのだから十分な睡眠をとったことに変わりはないのだが。

今朝の朝食は、ラーメン。最近めっきりラーメン通である。といっても食べるのは週末、祝日、そしてそれらの前の晩である。先週買出した卵の賞味期限が 12 月 3 日 (ところでこれは、母の誕生日なのだが) ということもあり、また平日の夜は青魚系の缶詰以外食べ物 (ビールなどのアルコールは除くという意味) は口にしないことにしている都合もあり、さらにうちのキッチンは、キッチンと言うには大げさであり、マンションの建築法上の事情もあり、電気コンロである。つまり、卵を消費しなければならないというノルマがあるにもかかわらず、卵料理で実際に作れるメニューにはおのずと限界が生じるというカラクリである。

フライパンを使えば、野菜と卵をいっしょに炒めたり、チャーハンを作ってみたり、さまざまなヴァリエーションが楽しめるのは重々承知の上。だが、こうなると油は避けて通れない問題になる。要するに、油もので後の手間がかかる、というそれだけの話なのだが。

とどのつまり、ラーメンが一番手っ取り早く卵を消費するワザなのである。ということで、卵入り、その他の具は一切なし、のラーメンがマイ ブームというところである。

さて、朝食後は会社の仕事に取り掛かった。Windows 用のソフトのオンライン ヘルプを作成するという作業なのだが、ベースとなるリッチ テキストはほぼ完成しており、この週末は、ファイル中の文字列の微調整をするのが目標だった。ただ印刷物になるマニュアルからヘルプ ファイル用のテキスト データを抽出し、いわゆるコピー & ペースト 作業をしなくてはならなず、さらにコピー元のファイルにさまざまなビットマップ画像が埋め込まれているため作業に必要となるファイル サイズが尋常ではなくなってしまった。そのため、メイルであらかじめ必要なファイルを送信しておくこともままならず、金曜日に会社で CD を焼いた次第である。仕事は無事区切りのよいところまで進めることができた。持って帰ってきたときと同様、メイルで会社に送信することのできるサイズではないため、CD に焼き付けて今週末の任務終了である。

仕事が終わって肩の荷が下りたせいか、はたまた自然の摂理か、自動的に瞼が重くなり、加賀乙彦を読んでいるうちに睡魔に襲われ第一次昼寝に突入した。

目が覚めたのは 11 時半。日曜の朝をのんびり迎える人々にとって、この時間帯こそ起床にもっともふさわしい時刻なのかもしれない。ひょっとすると、日曜の午前の存在を知らない人も少なくないのだろうか。いずれにしても、朝ご飯をとり、仕事を終え、読書もして、昼寝から目覚めて 11 時代というのは、世間一般からして、おトクな日曜の午前の過ごし方かもしれない (と思った方が French Wolf 的に賢明でしょ)。

昼ご飯はカレーライス。昨日の夜、最近家でお米を食べる機会が少なくなったことを案じて、米を研ぎ、十分な水分を米の隅々にまで行き渡らせた挙句に「炊飯」ボタンを押したのである。カレーの方は、インスタントである。が、カレー好きの我輩にかぎってカレーの素材に甲乙をつけるなどという不届きな行為はご法度である。インスタントといえども、自分で一味唐辛子、ラー油、タバスコなどで味を調えれば自分好みのカレーが出来上がる寸法である。(カレーにラー油やタバスコと聞いて驚いている読者がいらっしゃったら、お試しあれ。きっと驚くほどの美味に腰を抜かすこと請け合いである。)

食後眠くなるのは誰しも同じだろうが、週末の自分の場合この傾向がおぞましいほど顕著である。またもや睡魔が襲ってきて、第二次昼寝に突入。その前に、きちんと加賀乙彦を読み進めているあたりが好ましい傾向だろう。

目覚めて午後 3 時過ぎ。今週は水曜日は祝日前夜でスーパーのポイント 3 倍デーに乱入できず、また昨日の土曜日もホルン アンサンブルで疲れきって家に帰ってきたため買い物する気力が残されていなかったため機会を逸した。ポイントは通常どおりだが、致し方ない。スーパーに出かけて、生活に必要な物資を購入した。



そうそう。昨日の夜、友人から怪しくない教会についての情報、綿密なリサーチ報告をもらった。自分はエセ クリスチャンである。ただキリスト教の教義に惹かれており、それを信じることによって自分の人生がより豊かになるかもしれない、という思いを抱いているにすぎない。そもそも自分のキリスト教に対する興味は、文学から始まった。三浦綾子、遠藤周作である。彼らの文学作品を読むにつれて、まずは神に対する理不尽さを感じた。その後三浦綾子の聖書入門書で聖書の現代にあい通じる部分に興味深さを覚えた。そして、最近の加賀乙彦の「永遠の都」である。今後、友人が提供してくれた情報を元に怪しい宗教を避け、ちょっとキリスト教の世界を垣間見てみようというところである。


French Wolf |MAIL

My追加