アナウンサー日記
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2001年06月21日(木) |
「ジャパネットたかた」に行ってきた。 |
長崎県佐世保市が誇るベンチャー企業、「ジャパネットたかた」の放送設備を見学してきた。
正確に言うと今日午後、「たかた」系列の販売店「ハートプラザ大塔店」店頭からラジオの生放送を4時間15分にわたって行い、放送終了後に、同じ建物の中の放送設備を見学させて頂いたのだった。
「ジャパネットたかた」は、1990年3月、NBC長崎放送で第1回ラジオショッピングをスタート。 その後、ラジショップのネットワークを全国に広めるとともに、テレビショッピングへも業務拡大。現在、年間の売り上げ額が420億円を超え、この春にはテレショップ用の自前のCSテレビ放送局までオープンしてしまったという・・・まさに「ジャパニーズ・ドリーム」を具現化した存在である。
「うーん、たいしたもんだなー」というのが、見学後の率直な感想だ。
テレビスタジオがある、ということは当然その編集システムもあるわけだが、編集はすべて「テープレス」で行われていた。番組の収録は全てハードディスク内に記録され、モニター画面上で編集を行うのだ。全国の各テレビ局に番組を発送する必要上、最終的にはビデオテープに落とすことになるのだが、私に説明をしてくださった編集マン氏は「ダビングの時間がもったいないので、将来的には完全なテープレスが目標です」と話していた。
だが実は、充実した設備以上に印象的だったのが、社員の皆さんの明るい雰囲気である。企業自体が若いこともあって従業員の皆さんも総じて若く、和気あいあいとしていた。また、皆さん「たかた」の一員であることへの自信と・・・どこか「ワクワクするような気持ち」を常に感じているように見えた。それはとてもうらやましいことだった。
そして、本物の(笑)高田社長は、背がすらりと高いナイスミドルであった。社長を知らないヒトは、一目見て俳優と勘違いするかも知れない。独特のオーラの持ち主なのだ。これほどの存在感を持つ中年男性を見たのは、久しぶりである。この人が右肩上がりで急成長を続ける企業のリーダーなのだ、と納得させられる思いだった。
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