都内でも、桜が見頃を迎えていますね。 今週末は残念ながら天気が崩れるようなので、花見をするなら今、と思い立ち、 会社の昼休みに、新宿御苑へ行ってまいりました。 平日昼間だというのに、物凄い人出。明らかにサラリーマン風の人が、真昼間から ビールを飲んでいたり(新宿御苑は酒持ち込み禁止)、お花見気分も最高潮。
広い芝生広場を取り囲むように植えられた染井吉野が零れ落ちそうなほど 満開で、大変綺麗でした。 新宿御苑は、大きな樹が多いので、かなり見ごたえがありますね。
桜を眺めつつお弁当を食べた後、少し散策。 御苑内は、染井吉野以外にもたくさんの種類の桜があるので、満開のものもあり、 いまだ蕾のものもあり、すっかり花は散り葉が生い茂ったものと、状態もさまざま。
桜のほかにも、白木蓮やコブシの花が満開。 特に、樹齢130年にも及ぶ白木蓮の巨木は圧巻。 桜の薄紅色と、白木蓮の僅かに黄緑がかった白が折り重なる様子は、桜だけが 群生しているよりも、清楚な印象があって、なかなか趣き深いです。
一般的に、桜の樹が群生している方が、見応えがあるように思われていますが、 白木蓮や芽吹いたばかりの青柳に寄り添うように咲く桜の方が、しっとりとした 可憐さがあって、私は好きです。 量の勢いよりも、コントラストの美しさを愛でる、そんな花見もなかなか乙です。
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