■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2003年04月03日(木) 桜の森の満開の下。

 本日は、急遽KサンとMサンとお花見へ。
赤坂プリンス入り口付近の桜→上智大脇の桜並木→千鳥ヶ淵の桜 と桜三昧。
昨日の雨のせいか、随分涼しかったですが、桜は満開。

 特に千鳥ヶ淵は、大きくて花つきも良い古木が多くて、圧巻でした。
この時期、夜10時まで千鳥ヶ淵緑道はライトアップされているのですが、
狭い遊歩道が、白っぽい桜の天井で覆われ、お堀に雪崩れ落ちそうな勢いで、
土手一面を桜が埋め尽くす様子は、季節外れの雪景色のようでなんとも幻想的
であり、それでいながら冬景色にはない、樹々の生命力に満ち満ちているようで、
思わず見入ってしまうような、圧倒的な美しさ。

 1年にたったの数日間しか、この美しい光景を見ることができないなんて。
いや、たった数日間だからこそ、こんなに爆発的な、生命力に溢れた華やかさが
生まれるのかもしれない。

 じっと貯めこんだエネルギーを瞬発的に放出することで、もっとも美しい刻を
生み出し、それを惜しむことなく、いさぎよく散っていく姿には、儚い、などという
弱弱しい印象は、まったくない。
桜の姿こそ、まさに武士の姿ですよ。日本の漢たるもの、桜のようにあるべきだ。

 桜を愛する日本に生まれて、本当によかった。


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まめ。 [HOMEPAGE]