オミズの花道
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『ダイヤモンドは泥水の中より出でる』
2002年11月12日(火)


今日は休んじゃった。えへ。(えへっじゃねえって)
だって前の店にお給料取りに行ったんだけど、何だか疲れちゃったんだもーん。


そこで黒服に聞いたんだけど、
どうやら前の店ってば閉めやがるらしい。(お言葉悪し)

潰れた『A』って店と組んでやり直すのだとか。
けっ。潰れた店同士が組んで何をどうするんだか(笑)。
そんなもんお客様から見たら信用出来ないに決まってるじゃん。


に、しても。私ってば良い時に転職出来たね。
つくづく引っ張ってくれた姉さんに感謝感謝です。
本当にありがとう♪


この人の事、キツイから嫌いって人は多いけど私は大好き。
正直に言ってくれて立ち回ってくれる分、とってもやりやすい。

・・・・・・思うんだけど、
俗に言う『言葉のキツイ人』とか『性格のキツイ人』とかって、
裏を返せば本当の意味で善人だよね。


勿論、その人の傍にいることは落ち込む原因ではある。
時には相手の言葉の刃が心に刺さって、血飛沫を上げることもある。

だけど言う方もそれなりにリスクを払っている。

誰だって他人に嫌われたくはないものなのに、
それを踏まえながらちゃんと言葉を発信してくれる。


本人がそのリスクを意識しているかどうか、なんてのはここでは問題ではない。

むしろ本人の表層意識としては、
言わなければ気が済まない、スッキリしない、そういう場合が殆どだろう。

だけど、それがどんな言葉であれキチンと相手の方を向いているのだから、
人に対して『真っ向から向き合う』リスクはまだ背負ってる訳ですよ。


だって、良い人振りたいなら周りにバレない範囲で、蝙蝠のように立ち回ればいい。
嫌いな奴が居るのなら、罠をはってじっと猫のように潜んでいればいい。


でも彼等はそうしない。
自分も傷を負う道を、敢えて選んでいる。
私にしてみれば随分と正直で粋で素敵な人間だと思う。
まだこちらに対して敬意を払ってくれる人達だな、と感じる。



本当に恐いのは自分の心を晒さない人間なのであって。
本当に汚いのは触れ合いを拒絶する人間なのであって。


だって彼等は見えていない。

他人の心も、
自分の心も。

それが本当に、
一番恐い。


そりゃ私だって未熟者だから、他人の心も自分の心も見えてはいない。
でも、
見えないけれど、見つめる努力はし続けたいと思う。


自分だけの事を考えれば、確かに正直者は馬鹿を見る。
自分にとっての利益だけを思うなら、前述のように猫を被る蝙蝠であるのが良い。

だけどそれでも、出来るだけ自分の感情は素直に表現したいなと思う。
所謂『賢い人』から言わせると馬鹿なのだろうし、損な事も多いのだけれど。


でも私は自分の為だけで生きるのではなく、自分の利益を考えるのではなく、
自分の目の前に立つ他人の為に、自分を晒して行けたらなと思う。
不出来で不器用で馬鹿に見えても、そうしたいなと思う。

だってその方が相手は楽じゃないか。
私が何を思ってるか解ったほうが、相手にはやりやすいじゃないか。

だから晒す。
馬鹿で不利だけど晒す。


実はその方が得るもの、残るものが多いのを、ちゃんと知っているからなんだけどね。









人生には、いつにでもどこにでも宝石が落ちている。

でも宝石は泥の中からしか掴み取れない。

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