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■ ひとり慣れすることが必要。
ひとり慣れすることが必要、って言ったひとがいて わかっているわよ、と思ったし、わかっているのに、 とも思った。
淋しがり屋ほどひとり旅に出るって言葉を 言った友だちもいたけど、それをきいてわたしは、 わかるわ、と思ってしまった。
わたしは淋しがり屋だけれど、ひとりになりたくて たまらない。 旅というものはとてもプライベートな読書のようなもので、 だからひとりでなくてはならない。 誰かといく旅がきらいなのではないけれど、それは その誰かと行くというのが目的であって、その場所に旅をする ことが目的なのではないのだ。
とにかくわたしは、生きていくうえで淋しくて仕方がない。 そして、誰かがいるとひとりになりたくて仕方がなくて 誰かを、または何かを責める。
わかっているのに、ということが多すぎるので、 わかっていないのかもしれないな、なんて思うこともある。
誰かと一緒に孤独になることが、必要なのかもしれない。 ひとりの部屋に帰り、自分自身と向き合うことが必要なのかもしれない。
嫌な考えに頭が満たされてしまわないうちに、それを キーボードに向かってたたきつける。
書くことは苦しい。 でも、書かないことはもっと苦しくて気が狂いそうになるので、 やっぱり書くのだ。 書くときの苦しみは結果的には、精神安定剤でもある。 麻薬のようなものでもある。
ひとりでいられる。
もしかしたら、まだ見ぬ誰かに向かって語りかけることが できるからなのかもしれない。
2003年08月10日(日)
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