ありふれた日常

2001年04月09日(月) 複雑に交差して吐き出せないひと欠片

深く沈みきって 水面に顔を出す術すら忘れて
僕にはもう 溺れ死ぬ事しか残されていなかった

曖昧な記憶に埋もれて それでもまだ蘇る
泣きたい位の空の青と そっとふれた髪の感触

あまりに流れた時間によって風化された
その記憶の片隅に
ほんの少しでも僕の欠片は残っていますか?





この薬指には永遠に消えない傷





その薬指には永遠に消えない絆


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