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林檎 - 2001年03月14日(水) 昨日の日記について、掲示板にいただいたひとことから、刺した時の「さっくり」はどんな感じだったんだろう、と思い出してみた。 最初に思い浮かんだのが、林檎の「さっくり」だった。 でも、もう少し乾いた感じだったような気もした。 昔、美術の仕事で、発泡スチロールを削っておおまかな形を作ったときのことを思い出して、あの感触にも似ていると思った。 それから、なんとなく、同じ刺すなら、発泡スチロールじゃなくて、林檎の方がいいな、と思ったのだった。 もし、覚悟を決めて刺したのが、発泡スチロールだったら、ちょっとやりきれないかもしれない。 林檎の「さっくり」の中には芯があって、種子がある。 芯まで貫く一撃を、って思うのが殺意なんじゃないのかな。よくわかんないけど。 でも、できれば、ナイフじゃないものが届いた方がいいよね。 写真とか、絵とか、歌とか、あったかいごはんとか、言葉とか、笑顔とか・・・ 芯まで届いて、種子に触れられる、暴力以外のものが、きっとあるはずなんだけどな。 いつか、本当に人を刺したくなったら、林檎の「さっくり」を思い出そうっと。 ...
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