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かっこいい女たち。 - 2001年10月24日(水)

うちの会社には、
素敵な先輩たちがたくさんいる。
今は、男性も全社的には増えたけれど
もともとは女性社員が大半を占めていて、
まだ会社が出来て9年くらいの新しい会社でもあり
「女である」ことは
仕事には何の影響ももたらさない。

人事制度も変わっていて、
自分で半期の目標を設定して仕事をし、
期末にはちゃんと
評価して欲しい点をアピールする場を与えられる。
「課長」「部長」という役職がないため
上司との垣根もあんまりない感じ。

もちろん、問題もいろいろあって
問題意識のあるひとや不満のあるひとから
あれやこれや聞かされることもあるけれども、
私個人に関して言えば
とても居心地のいい会社だと思っている。

私のいるカンパニーは
社内で1番女性が多くて、
例えば私のいるセクションは
部長に当たる人以下12名が全員女性。
名古屋にいたときも、
今は男性がひとり居るけど
入社した時は名古屋支社全員が女性だったりして
いつも私のお手本になってくれるのは
かっこいい素敵なお姉さんたちだ。

結婚しているひとも
おかあさんでもあるひとも
独身のひともいろいろで、
仕事がパキパキできる。
そして、みんなとてもきれい。
誰のためでもなく
自分のためにお洒落をして、
バリバリ仕事をこなしていく。
そんな先輩や上司の姿は、すごく素敵だ。

うちの会社は個人のスキルや資質が高くて
だからあんまり育ててもらうにはいい環境ではない。
でも、教えてもらうんじゃなくて
先輩たちから私は何かを盗んでいきたいし、
受身でいるんじゃなくて
真似したいことはどんどん訊いていけばいいと思ってるし、
そうやって、少しづつでも
先輩たちみたいにきれいになっていきたい。

彼女たちも私も、
仕事に生きる女になりたいとか
キャリアを積んでいきたいとか思っているわけじゃなく、
多分それがいいと思えば
結婚とかでさくっと辞めたりすると思う。
これまでも、趣味に専念したいから、という理由や
昔からの夢を叶えたいから、という理由で
辞めていった先輩たちも居て。

うちの会社ではそんな意識が全くなくても、
社会的にはこんな話をすると、
「キャリアウーマンがたくさん居るんだね」とか
的外れな感想をくれる人が多い。
男のひとが、きちんと仕事をしてたって
「仕事に生きてる」とは言われないのに、
女のひとが、きちんと仕事をしていると、
人生の主目的を仕事においているようにとられるのは
やっぱり男女差別なのかなあ、と思う。
女には、仕事以上に大事なものが
ほかになくてはいけなくて、
仕事を人生と並列に考えていいのは男だけみたい。

先輩たちがかっこいいのは
仕事は仕事でちゃんとしていて
それは結婚までの腰掛けでもないし
適当にお金がもらえて遊べればいいという
いつか誰かと結婚したら辞めることを前提にしたものでなく、
今、自分に与えられた仕事に責任を持ってやっていて、
それでいて、女性であることの楽しみを
仕事のために失ったり犠牲にしたりはしていないところ。

仕事は人生の取り組みの中で1番でも2番でもない。
仕事は、仕事に過ぎない。
手も抜かない。
頑張り過ぎない。
やるべきことはやるけど、やり過ぎない。
立派なことではないけど、大切なこと。



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