No Problem

2003年04月04日(金) え?骨折っ?!

 春休み。
全然勉強もせずゲームボーイばっかりやっている息子に業を煮やし、隣りに座ってがみがみと説教を垂れていた。
レオンは、怒られている息子を横目で見つつ「ふふん」といわんばかりに、あたしの膝の上で股間の匂いをふごふご嗅いでいた(笑)
 自分で膝からすとんと床に下りた瞬間、「アーッ!アーッ!!アーアアッ!」と急に悲鳴。
あたしはわけがわからずしばらく見つめるばかり・・・。
正座して座ってるあたしの膝だから、その高さは15センチくらい?
 なんとか歩き出したレオンは、左前足を床につかないように宙に浮かせている。
思わず下についてしまうと、切なそうな「アアアーーッ!」という声を出す。

 どうしたの?!ととりあえず抱っこして前足を触ってみる。
どことなく力が入らずぶらぶらしてる感じはするけれど・・・。
とにかく、歩き回らないようにハウスに入れる。
本人もわかっているのか、ハウスのすみでおとなしくうずくまっている。
あたしはまだ顔も洗ってないしパジャマだったので、とりあえずは支度してから病院に行くことにした。

 先日「痔」と診断された近所の動物病院だ。
待っている間、レオンはまさしく借りてきた猫。(犬)
あたしがどんなに顔を触ってもしゅんとしている。
 先生がいなかったので、看護婦さんに「私の膝から自分で降りたとたん、悲鳴をあげたんです」と説明する。
ところが、看護婦さん、先生に「抱っこしてて落としたとのことです」と言うではないか!!
 あたしは、まるで、自分で虐待してその傷跡がたくさんある子供を病院に連れて行きつつ、そうは思われないようにする親のように「あ、抱っこしてて落としたんじゃなくて自分であたしの膝に乗って、自分でただ降りただけなんです!」と、異様に声高に弁明(?)したりして。
先生が「歩かせてみて」というので床に下ろす。
左前足を曲げて上げたまま、びっこをひいて歩く。
 「痛そうだね〜」ということで診察台へ。
先生に前足を伸ばされたりさすられたりして、おとなしくはしていたが、痛いところがあるのか、途中で「アーアン!」と悲鳴をあげていた。

 「私が触った限りでは、骨折とか脱臼とかはないと思いますが、なにぶん子犬なのでレントゲンを一応撮ってみましょう」ということで、レオン初レントゲン。
 結果は、骨には異常はないので、2〜3日安静にしていれば治るだろうとのこと。とりあえず、激しく遊んだりしないように、ということで。
鎮痛剤の注射をしてもらう。
 診察台の上のレオンを待合室から息子と一緒に見ながら「あの〜、耳が臭いんですが」と言ってみる。
先生は、ちょうど鉗子に脱脂綿を巻きつけてレオンの耳をお掃除するところだった。
「うん。臭いね〜。臭い臭いっ!!あはは!こんな言ったら失礼やねぇ」と笑いながらレオンに話しかけている。
レオンはやっぱりおとなしくおりこうにしている。

 レオンのこの耳の匂い。
足が臭い友達がこたつに入っているような臭い。なんか臭いと思ったら、袖口に朝食の納豆がついてた〜ってな臭い。脂性のオヤジが一日中はいてた靴下脱いだ時の臭い。
あゆあゆさんが「子犬の匂いっていいよ〜」って言ってたけど、これかなぁ、なんか臭すぎちゃう?(-_-;)なんて不思議に思ってた臭い。
やっぱ、耳がおかしかったんだ〜。
だって、むっちゃ臭いんやもんっ!!(笑)

 「一日一回、耳の中に注入して、あとこうやってもんでくださいね。」と看護婦さんに言われ「ドルバロン」という軟膏を処方される。
会計はレントゲン、鎮痛剤、耳の軟膏、全部で7,400円。
とにかく帰ってハウスで寝かせる。
レオンも注射がきいているのかぐっすり眠っている。
かわいそうに・・・。どんなに痛いだろう・・・と不憫になる。

 2時間ほど熟睡して起きてきた。
まだ少しびっこをひいている。
ボールを投げようとする息子に「だめだめ!2、3日興奮させないで」と指示。
お昼ごはんの時は、すでにもう前足を何事も無かったようについてワンワン吼えている。
 走らないで〜!と思うあたしの願いを尻目に、お気に入りのパンダちゃんのぬいぐるみを咥えては振り回し、飛ばして走って捕まえる。
 あちこちにうんちしまくり・・・・。
夜にはすっかりいつものレオンに。

 なになに。もう治ってんの?どうもないの??
さっきまでの、びっこひいてたのはなんなの?
ていうかさぁ・・・。いいんだけどね。無事に治ったんなら・・・。
ていうかさぁ・・・・7,400円返せよっ!!(爆)


左前足負傷。薬が効いて熟睡してるよ。


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