「夜空よりも大切なもの」
寒さなんて吹き飛んでしまいそうな強い風が吹いた
いつもなら会えない時間にあなたと会えたの
あたしはいつまでも3年前と同じ気持ちでいる
いいえ、たぶんもっと大きくなってきてる
あなたが見えない夜を何度過ごしたことでしょう
震えた指先 あたしはずっと忘れられないの
あの瞬間 あなたの指先は何を物語っていたのでしょう…
期待と不安を1つずつ胸に抱いたの 今もずっと。
キレイな月も星たちもあたしは見つめていたいけど
もっと見つめていたいのはあなただけなんだ
あなたとこの世界過ごせられるのなら他には何もいらない
心の失明もあなたとならいいかもしれないね
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「In my heart」
こんなに声をからしても歌いたいのは誰のため?
こんなに汗をかき倒れそうになっても走って追いかけたいのは誰のため?
こんなにキレイになりたいと思うのは誰のため?
こんなに心を埋め尽くすのは誰?
こんなに涙し喜びを味わえたのは誰がいたから?
こんなに愛したのは…誰?
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「遠いあの人へ」
また今日もあなたの足跡辿る
少しだけ残ってるあなたの薫りを体に感じながら
少しだけ冷たい空気にさらされて涙こらえた
今もどこかであなたは呼吸していて
あたしも同じ世界で呼吸しています
命をかけてあなたを探すの
崩れそうな崖にもしがみついて
大空眺めてまた同じモノを探す
あなたは近くにいる
でもここからすごく遠い気がします
すごく すごく。
同じ過ちを繰り返さないためにも
あたしは今ここから飛び立とうとしてる
あなたの姿は夢だけじゃないことを証明する
あなたが望むモノは全て雪と一緒に降らす
冷たくても温かいよ この雪は。
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「遺書」
いつまでも静かで温かい風をあびていたいので
そろそろあたしはあの人の所に旅立ちます。
いつまでも届かない想いをこの心に留めておくには
もう辛すぎて弱すぎる自分を見つめるのが怖くなりました。
ごめんなさい
優しい空気の中で育ったあたしはどうしても冷たい風が恐ろしかった。
ここにある強くて温かい光や弱くて冷たい光に包まれて
あたしはこれからも明日を夢見て生きていくつもりでした。
でも夜明けにはまだまだ時間がありすぎて
この心が冷たく凍りつきそうなのです。
きっとここから旅立てば
叶わない儚い気持ちはきっと強くて輝く光に変わるのでしょう。
この世で最大の親不孝者。
こんなに大きくしてくれてありがとう。
少しあたしは未熟だったのでしょう
人間として
女として。