2004年08月20日(金) でっかい人と小さい人
10月にロス・ロボスが久々に来日するそうですね!う、嬉しい!!またイダルゴ&ペレース(でっかい人と小さい人)が拝める!シーザー・ローザスさんも(中くらいの人)。ええっと。とにかくでかい人とか中くらいの人とか小さい人=すべてオジさんがブンチャカするロス・ロボス、和田は日本で1度、カナダで1度見ましたが、共にステキでしたので、未見の方は是非!
で。でっかい人=マイケル・ムーア『華氏911』はあまりにブームで、今さっき本屋さんに行ったらムーア本まで出てました。でもそこにはムーアが「かつてREMのビデオクリップとか作ってた」なんて一言も書いてなくて、泣きっ!シカトするな〜〜。でもレイジのことも書いてなかった。ムーアの音楽面での活動はシカトですかいな?でもそれって片手落ちじゃないの?『ボウリング・フォー・コロンバイン』でも音楽の使い方が話に合ってて絶妙だったし。今度の『華氏911』も見た人によると、そうらしい。そういう考察はいれるべきだよね〜。でも日本って映画は映画、音楽は音楽だからクロスオーバーして語られないんだよねぇ。不思議ぃ〜。
でもって。そこで小さい人=デイヴ・スペクターが唾飛ばしそうな勢いで「ムーアはインチキで、アメリカではみんなムーアを色眼鏡で見てる」って色々マクしたてていた。ふ〜んと思って読んだのですが、それは結局ムーアに限らずドキュメンタリーの手法ではよく使われる編集があざといっていうような話でした。確かにムーアはあざといでしょう。だから面白いし、ヒットもする。でもそれを言ったらみんなテレビとかも同じじゃん?編集でどんどんあざとくしてる。さらに言ったらすべてのメディアはあざとい。すべて編集されてる。それを1つ1つあげていったらキリがないし。だから受け手は「これは誰のどういう意図が加えられたものか?」を常に考えるべきで、ただただボオオと受けていたらそれはナイーブちゃんだ。そんなことみんな分かってるはず。だからそんなことを今更唾飛ばさんばかりにまくしたてるスペクター君は、なんかやっぱり単純アメリカ人だなぁ〜〜としみじみ思いました。大体、ちみはあざといテレビの世界に生きてて、そんなこたぁ言えた立場か?同じ穴の狢じゃろが?あっ?
そんなわけで。大きな人と小さな人でした。そして和田は愛する「ちんまり背中が小さな可愛い子しゃん」に相変わらずほわ〜〜んです。ほわ〜〜ん。全13曲、ほわ〜〜んです。10月6日リリースだからね。ほわ〜〜ん。
追記・その後思ったのだけど、スペクターさんは「ムーアを批判する」という立ち位置に自分を明確に置くことによってメディアへの露出を図ろうとしてるのかも。それくらいやるよな。うん。↑にしても。あのオッちゃんつかまえて「可愛い子しゃん」と呼ぶ己がふと怖くなりにけり。