ひぽこんコラム

2004年09月25日(土) 光琳&宗達にドキュン

 今日の悲すぃみ…「干してあった布団の上で、ハエが交尾してた…」
 で。そんな姿にすっかりイヤイヤイヤになってしまった和田はやることもいっぱい山盛りなのにヤケ起こして、国立近代美術館の「RIMPA展」に行ってしまいました。もうじき終っちゃうし〜〜。
 これは「尾形光琳から始まる屏風絵の世界が〜〜〜最終的には現代にまでつながってるんです〜〜〜。だからクリムトやウォホールまでの作品が展示〜〜」という意図の元に構成された大きな展覧会で、いやぁ〜。土曜日に行って失敗失敗。すごい人でした、もうじき終ると言うのに。
 で。どうだったか?う〜む。やはり天才は少ししかいないということですね。そしてよく「〜〜の影響を受けて」などと私らも安易に使ってしまいますが、影響を受けたからって、決して先達と同じレベルで素晴らしい作品が作れるわけじゃないのですよね。
 とにかく光琳と俵屋宗達あたりはすごかったです。あああ、こ、これは!と思いました。有名な風神雷神とかウオオオオです。葉っぱとかお花の絵とかもウォオオです。光琳、すごいです。色がもう違う。そして300年くらいたった今もモワワワンなんです(意味不明)。とにかくモワワンで、息遣いみたいのが、こう、聞こえてくるみたいな。ウォオオオでした。そして俵屋宗達さん、すごすぎます。屏風絵って妖気をはらんだ、おそろしいものだったのか〜と知りました。とてもその前にジッとしてられないくらいにすごい空気をモワワ〜〜〜ンと放ってて(すべてモワワで表現)、宗達さん、タダモンじゃないっすね!(当然だ?)
 でもそれから現代にかけてはほとんどが「フ〜〜ン」でした。エラソウっすが。フ〜〜ンフ〜〜ンと瞬く間に駆け抜けてしまいました。途中少しは気を引かれるものありましたが、有名な横山大観とかって、どこがいいのかまるっきりわからんですわぁ。みなさん、アリガタソオオにご覧になっていますぃたが。あ。クリムトは可愛かったっよ〜〜ん。
 でも最後の方にあった、つい最近、日本人のアーティストが、布を切り刻んで作ったというモダンアートの風神雷神はヨカッタ。どっからどう見てもただの布の切り刻んだものがギッシリ埋まってるだけなんですが、光琳からモワワワンと立ち上っていたものに近づこう!!としてるのが伝わってくる。その意気込みが見えるんですよぉ。
 結局。思うのですが。影響を受けるって、その色使いだのタッチだの技法だのグルグルと構図が同じだとかそんなことじゃなく、その人の作品のモワワワワをどれだけ感じとって、それを受け継ぐってことじゃないのかな?そしてそれを受け継ごうとする人はすげえええ少ないし、受け継げる人は、先達と同じくらい天才なんですよね。そう思うっす。
 で。タッタと見終わった後、和田は「毎日新聞社」のビルの地下にある「赤坂飯店」で肉饅を購入。上のコンビニでウーロン茶を購入。それを手にタッタと歩いて北の丸公園へ。ベンチに座って楽しくモグモグしました。はぁ〜〜。伸び伸び。
 そして武道館では今日は「K1」やってました。女子中学生風の2名が「いやぁ、もう、私、ドキドキしちゃうぅ」と興奮して話しておりました。和田は武道館をマジマジみつめ、(ああ、ここで私ももうじ……)あっ、いや、なんでもないっ。なんでもないです〜〜〜。ピュ〜〜〜〜。(←再び逃げ去る音)
↑訂正。
光琳から始まるじゃなくて、宗達から始まるだよね!宗達は安土桃山時代だそうっす。光琳は江戸。悪いっすねえええ。な〜〜んも分かってないっ。バカ者そのもの。あぷぷぷぷっ。
ひとつ前のコラムへ コラムもくじ つぎのコラムへ ひぽこんトップへ 和田にメール