日々日記
いちらんふるいあたらしい


2004年07月28日(水) 父と暮らせば

図書館でたまたま目に付いたので、井上ひさしさんの「父と暮らせば」を
読んでみた。

そんなに長くはないお話で、
台本のように、おとったんと美津江の台詞が並んでいた。

そうだねぇ、どこがどう良かったとかはうまくいえないんだけど、
映画、見に行こうかなぁ。という気持ちになったよ。
りえちゃんの言う「おとったん、ありあとありました」が聞いてみたいなぁ。って
思った。

それと、
去年の夏に「この子たちの夏」を朗読したせいもあるかもしれないけど、
ヒロシマが自分の中で、ますます他人事じゃなくなってるな、と感じたのも、
映画も見たいと思った理由かな。

おとったんは美津江が大事だから、化けてでてきて怒るし、なだめるし、
美津江はおとったんが大事だから、自分を責めて戒めながら生きている。

最後のおとったんの台詞の数々が、ほんとうに胸うつよ。
いいお話しでした。

それと。
広島弁が、とても人間臭くて良かった。
ちょっと使ってみようかな。


inu-chan