TENSEI塵語

2009年04月13日(月) 私にとってのYuming

ちょっとした会話の話題にユーミンが出てきて、
懐かしくなって聴きたくなった(ので、聴いた)。


大学時代に、同じ下宿(四谷)にいた新聞学科のNくんが、
いつもユーミンを聞いていた。
彼の部屋が我々大学生同居人(3人)の溜まり場になっていたので、
ほぼ毎日のように聞かされたわけだけれど、私はその声が嫌いだった。
声だけでなく、歌の表情が乏しいのも許せなかった。
「あの日に帰りたい」だけはとても気に入ってたけれど、、声が、、(笑)


ユーミンを好きになり始めたのは吹奏楽をやり始めてから。。

卒業式の演奏を依頼されるようになって、卒業生退場の音楽に
「卒業写真」と「魔女の宅急便」の「風の丘」を定番にした。
堅物で融通の利かない教頭でさえ、
この選曲にわざわざ好意的な感想を言いに来てくれたほどだから、
いい選曲だったのと自分でも思う。
(ちなみに、入場時はXjapan の曲を編曲して演奏していた)

でも、あのころ私にとって「卒業写真」とは、
ユーミンの曲というよりはハイファイセットの曲だった。


20年ほど前に市吹で振るようになり、
吹奏楽に編曲された「ユーミン・ポートレイト」をやった時、
その魅力的なメロディーに、練習ごとに惹かれて行った。
そのメドレーの曲目は、

翳りゆく部屋〜あの日に帰りたい 〜リフレインが叫んでる 〜
朝日の中で微笑んで〜卒業写真〜中央フリーウェイ

実に魅力的なメドレー作品だった。
それから、ユーミンの曲を積極的に聴くようにもなった。

次にこのメドレーを演奏したときには、
「中央フリーウェイ」の編曲が騒々しすぎるとの感想から、
(歌自体は嫌いじゃないんだけれど)
「卒業写真」と「中央フリーウェイ」を、
「春よ、来い」と「真夏の夜の夢」に差し替えた。


そんなわけで、私の、ユーミンの格別気に入り曲はこんな感じである。

あの日に帰りたい  (不滅ですね、これは、、今も共感)
リフレインが叫んでる  (何か張りつめた雰囲気)
翳りゆく部屋  (重厚なメロディー)
埠頭を渡る風  (これも何か張りつめた雰囲気)
卒業写真  (「仰げば尊し」より卒業式にふさわしい)
ロッジで待つクリスマス  (美しい、、すばらしい!)
春よ来い  (ピアノ伴奏だけでも泣けてしまいそう、、)
輪舞曲(ロンド)  (傑作!)
真夏の夜の夢  (大傑作!)


輪舞曲(ロンド)だけ、まだ吹奏楽で演奏してない。


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