LOVE*LOVE*LIFE
瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

2003年09月06日(土) 報告。

今日、病院に行ってきました。
予想通り、妊娠してました。
第6週でまだ大きさは3・4mmだそうです。

これからどうするのか。
あたしはここ1週間くらい、その事を考えていました。
吐き気と胸がはってる感じから、間違いないと思っていたから。
結果的には堕ろす事にしました。
昔は、「できたら当然おろす」みたいな事言ってたけど、
今回は、私なりに考えた結果です。

今日の夜、彼に会ってゆっくり話しました。
彼もまったく同じ考えでいてくれました。
やっぱり、2人の子供なんだから、本当は産みたいっていう気持ちもある。
でも、そんなに簡単に決められる事じゃない。
じゃあ、産まない事は簡単なのか、そうじゃない。

私たちはまだ付きあって1年、貯金だってそんなにない。
たぶん普通なら「できちゃった結婚」になるんだろうけど、
私は絶対にそれだけはしたくなかった。
まず、母に祝福されない結婚はしたくなかった。
母はだぶん、私の妊娠がわかったら、どちらにせよ勘当する。
世の親達は、割と娘がそうなった時、結婚を認めるけど、うちは有り得ない。
それと、なにより、私自身にまだ子供を育てていく、という自信がなかった。
きっと産まれれば、なんとか頑張れたかもしれない。
でも、それは今じゃない気がする。
だから、ただ単に、安易に決めたわけではなくて、今、産まれてきても
きっとこの子は幸せになれない、そう思うから。

来週なかなか予約が入れられず、結局11日の木曜日に手術します。
今日もたくさん検査をして、看護婦さんに詳しい説明を聞いてきました。
きっと昔のあたしなら泣いてたかもしれない。
でも、今日は落ち着いていられた。自分でも不思議なくらい。

こんなことを言ってはなんだけれど、毎日毎日「きたかも」と思って
トイレに行き、来てないことにため息をつき続けた17日間が終わって
どこかすっきりしている。
もちろん不安はあるし、相変わらず吐き気は続いているけど、
こんな結果だけど、結果が出て、これからの事が決まって、落ち着いた。

彼氏とは2・3時間話した。
彼も彼なりに考えてくれていた。
産む方向も考えてたみたい。
きっと彼もつらかったと思う。
なんか今日は、ここぞとばかりにお互い、言いたい事を言い合った。
お互いの嫌な所とか。
それから結婚の事とか。
今回の事で結婚が決まったわけじゃないし、もしかしたら別れるかもしれない。
でも、彼なりに、あたしとの将来は考えてるみたい。
今の仕事だと、帰りも遅いし、休みも少ないから、子供が小さい時に
一緒にいてあげられないし、あたしともすれ違いの生活になっちゃうって。
そこまで考えてくれてたんだ。
正直、驚き。

結構、中絶をしたことによって、関係がおかしくなって別れた、っていう
のを聞くけど、あたし達もわからない。
今の段階では、彼はあたしを支えようと必死になってくれてる。
あたしも、今までのように泣いてばかりでなく、しっかりしようと頑張ってる。
でも、精神的なショックは予想以上に大きいらしいから、自分でも
彼を責めてしまうんじゃないか、彼に責任を取らせるような事を言ってしまう
んじゃないか、って思う所もある。
これから先、彼とがんばっていけるかは、あたしにかかってるのかもしれない。

御心配をおかけしておりますが、私は大丈夫です。
カラ元気じゃない、とは言い切れないけど、少しでも落ち込むと
たぶん復活できないから。
気をはって、がんばらなければ、何もかもが終わってしまう気がするから。
気持ち的にも落ち着いてます。
ただ、今回の事に関しては、たぶんもう日記では書かないと思います。
本当は手術当日の事や、費用のことも詳しく書こうと思っていたけど、
たぶん書かないと思います。
嫌な思い出としたくない、とかではなくて、精神的につらくなった時、
ここで吐き出してもダメな気がする。
今まではつらい事、悲しい事、彼氏への文句、全部ここに書いてきたけど、
今回の事に関しては、あたし1人の事ではないので、悩んだりしたら
彼に言おうと思った。
もちろん、ここで吐き出す事もいいのかもしれないけど、あたしの性格上
きっと逆効果で、ひとり悩み続けちゃいそうな気がするから。
そういう事もあって、たぶん詳しい事は書かないと思います。

またしばらく更新しないかもしれませんが、落ち着いたら書きます。
20日にはB’zの渚園ライブもあるから、しっかり元気にならないと。

ということで、今日はこの辺で。
chihiro 2003.9.6


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