うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年08月08日(日) ちゃんと避妊してる?

昨晩は久しぶりにロックチックな夜を過ごす予定だったのに、途中変更になってハウスなクラブになっちゃった。でも久しぶりに会う友達もいっぱいだったし、何だかんだと4時までハウス踊って楽しかった〜。
でもハウスならヒップホップの方がまだマシかなぁ。何故かYMCAがかかり、誰よりも激しく踊った自分を褒めてあげたい。(←古い。)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、一昨日の日記を書いたら、「実質的に産まない権利・父親になることの拒否権のないポーランドと、そうではない日本では、避妊に対する意識はまるで違うでしょうね。」というメッセージを頂いた。
率直におこたえすると、全然そんな事ないんですよ〜。

一昨日の日記でもちょっと書いたけど、教会が認めてる避妊はオギノ式のみ。
だから敬虔なクリスチャンにとっては、それ以外の避妊法には抵抗がある。
が、そもそも教会は婚前交渉自体を認めて無いので、教会が認めてるのは「夫婦間で」「オギノ式」のみ。
どうせ「夫婦間で」の掟を破るんだったら「オギノ式」の部分も破ってちゃんと避妊すればいいのに、と思っちゃうんだけど。

でもまぁ教会が建前を掲げてきたお蔭で、性教育が遅れてるってのはある。
ゲラ夫の時代なんて生物の授業で教わったらしいし。(どうしたら妊娠するかって話だけで、避妊に関してはゼロ。)
あと、宗教の時間に神父さんが教えるとか。(婚外恋愛がいかに悪いかという話。)
少なくとも当時は学校で避妊に関する指導無し。性病の話も無し。しつこいようだが、宗教の時間では神父さんが夫婦間のオギノ式だけOKしてた。

教会が認めていないとは言え、法律では認められてるんでコンドームもピルも入手可能なんだけどね。
でも2年前に、ポー人の友達に「女の子がコンドーム買うと教養のないヤリマンだと思われるから自分で買っちゃダメ!」と言われた事を思うと、買うのに抵抗のある女の子は(男の子も?)居るんでしょう。

ジェシュフに住んでた頃は、アパート借りるのに私とゲラ夫が結婚して無いからダメです、って言われた事もあるし。
これは私が外国人ってのは関係無くて、私らの友達でもジェシュフで同棲するの苦労してた。教会の影響力、おそるべし!って感じ。

でもワルシャワでは同棲してるカップルもいっぱい居るし、「女がコンドーム買うのは云々って言われた」って話をワルシャワの友達にしたら、「そんな事言える君の友達こそが無教養だ」とか言われたので、まぁ地方とワルシャワでは温度差があるのかも。

そうそう、さすがに今は学校でも性教育があります。避妊方法なんかも含めて、でも高校2年とか3年でやるからちょっと遅い気もするけど。
性教育が遅れすぎてる弊害に関しても、随分声高に議論されてるし、EUにも入ったし、今後いろいろ変わっていくんでしょう。

ちなみに私の場合、アメリカの高校だったんでポーの性教育事情とは180度違った授業を受けた。高校にエイズ患者(HIV陽性じゃなく、エイズ発病してる人)とかエイズで身内を失った人とかが来て、レクチャーするの。質疑応答なんかもあって、学校での発言とは思えないほど踏み込んだ質問が飛び交う。
あんなレクチャーの後じゃあUnprotected sexなんて恐くてできないよ。
まぁそれも極端な教育だとは思うけどね。私には効果抜群の性教育だったな。

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