ねろとおーちゃんの日常...ねろ

 

 

運動不足 - 2004年08月03日(火)

今日は千葉にある消防学校で行われた消防法大会なる催し物に、
おーちゃんたちの幼稚園が出演依頼を受けて
鼓笛の演奏を披露してきた。

子供は7:30に幼稚園集合で、
大型バスにて先に出発。
親たちは各自の足で現地集合だったのだが、
いや、本当になかなかどうして遠い道のりであった。

計算上は1時間半くらいでつくはずのところだったが、
武蔵野線の信号機故障だか事故だかで電車が止まっており、
動き出してからも一駅ごとに数分止まりながらちんたらちんたら進んでいて、
思いのほか時間がかかった。
千葉駅からもバスで30分。
バスを降りてからも10分くらい歩くという不便な立地で、
着いたとたんにへとへと状態。
ああ、普段の運動不足が身にしみる。。。

消防法大会とはなんぞや?!と思っていたが、
子供たちの出番までの待ち時間の間に繰り広げられている光景を目の当たりにしても
?????
であった。
たぶん、各地域の消防団が技を競う大会なのだろうけど、
別段本物の炎が燃え上がっているわけではないので、イマイチ迫力に欠ける。
消防車を所定の位置に停め、ホースを準備し、的に向かって放水。
的をきちんと射抜いたか、どのくらいのスピードで終了したかで
点数や順位をつけてたのかな?
でも、競技をしている消防団の方と同じくらいのオヤジさんたちが
好位置でバシバシカメラのフラッシュをたいてたりして、
オヤジがオヤジを連写してる???
なんとも不思議な出来事だった。

開始時間をとっくに過ぎて1時間。
待たされていることの苛立ちと蒸し暑さで、
親たちも一緒についてきたチビちゃんたちももうそろそろ限界!!
というころに、やっと室内に控えていた子供たちにも出番の合図があったらしく
先生に連れられて外に出てきた。
『防火』と背中に大きく文字が入ったハッピを着せられて
ドキドキわくわくな表情で現れた子供たちの姿に、
しばし疲れを忘れてカメラを向ける親たちであったが、
そこからもまた、長い長い待ち時間。
子供達も、わざわざ暑いところに呼び出された待たされているようでかわいそうだった。
もうこっちは準備万端なんだから、早く演奏させてよ!!!って感じ。
大体途中で雨が降ってきたりしたわけでもないのに、どうして1時間も押すんだろう。
消防団の癖に時間に遅れてどうする!!
そんなことじゃ全焼しちゃうじゃん!!!

子供たちの演奏は、10月の運動会に向けての練習だった上に
今回の出演依頼は本当に急なことだったので、完成度はまだ途中とのことだった。
4曲演奏するはずのところ3曲しか出来上がっていない上に、
きれいな入退場の練習もまだらしい。
それに、幼稚園近くのおうちのママが聞いた感じでは
音が小さく覇気がない・・・。
こんなに急な演奏で、かえって子供たちが自信をなくしやしないかと不安になったという。

だから、私はもちろん大半の親が、祈るような気持ちで見ていたのだろう。
どうか、恥をかくようなことになりませんように。
子供たちの苦労が、はじけてなかったことになりませんように。。
そんな気持ちに胸がつぶれそうな思いでの観覧だった。

だけど。
子供ってすばらしい。
本番には強いんだ。
練習を始めて3ヶ月。急な出演だったにもかかわらず、
演奏した3曲はきちんと形になっていた。
いや、形になってたどころか、すばらしい出来栄えだったと思う!
メロディオン隊の子供達も、
鼓隊の子供達も、
ガード(イタリアンフラッグみたいなの)の子供達も、
指揮嬢の女の子も、
おーちゃんが属するメロディー隊(グロッケン・キーボードなどなど)の子供たちも
みんなみーーーんなすばらしかった。
本当に、涙がじわじわあふれてきた。
まだこんなにちっちゃいのに、外部からくる鼓笛専任の先生のしごきに耐え、
重い楽器をしょって炎天下の練習に耐え、
こうしてひとつの音楽を作り上げている。
ぼろぼろ泣くのは恥ずかしいし、涙を堪えていたら「うっうっ」と嗚咽がもれそうになった。
心の底から感動してしまったのだ。

もちろん子供の演奏だから、胸にしみるような美しい演奏ではないんだけど、
今日の演奏は親の贔屓目を差し引いても
幼稚園児が演奏していると思って聞く分には、
「え?マジ?!」というくらいの出来だったと思う。

本当の本番である10月の運動会までは、練習期間はあと1ヶ月くらいある。
4曲目や入退場なども含め、どんな風に完成していくのかとても楽しみだ。

ある意味、今日は未完成の発表でよかったのかも。
途中経過を知ることができたし、
10月には子供の成長を、また確認できるのだから。





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