あとは足を踏み入れるだけなのです。
4年前。 ちょうど11月からシナリオ学校に通い始めました。 毎週必ず書いてこなくてはいけない、ということでもないけど、毎週書いて、半年で無事20本。
嵐のように去っていきました。
それから、3年半。 久しぶりに届いた郵便物が"創立35周年記念パーティ"。
パーティ。 ポンチョ着ないと。 ドンドッドッド、ドンドッドッド。
行ってきましたよ。 ポンチョは着なかったけど、いいパンツがなかったから仕入れて穿きかえて。 白いニットなんか着て。 女子ですよ、女子。
とりあえず目の前で貞子の産みの親を見て"あたしよりちっちぇえのか!"とか思ってみたけれど、小説読んでもちっとも怖がらなかったから意固地になってサインとか握手とか写真とかは頼まず。
…ビビったんじゃないぞ。
しかし。 事務に限界を感じても、いざ"転職してやりたいことは何?"と聞かれ一瞬言葉に詰まったり。
無意識で"物書き"の選択肢を封印していたんだなぁ、と気付かされた。
ものを書くのは一人がいい。 でも、みんなで何かを作りたい。
やっぱシナリオなのかな。 3年半進級しない(本科卒業しっぱなしでその上のクラスに行かない)悪たれな私にも講師の先生はおっしゃいます。
「いらっしゃいよ」
商売だって含まれてっけど、嬉しいもんなんだよ。
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