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■ 東京ネットワーク勉強会<ライブドアキャリア副社長出雲氏による>〜これからのネットベンチャーの経営戦略〜
東京ネットワークによる勉強会に可能な限り参加しているのですが 今回は、ライブドアキャリア株式会社の「出雲 充」副社長による 〜〜これからのネットベンチャーの経営戦略〜で約一時間の お話をお聞きし、一時間のディスカッションという事で、六本木ヒルズ の本社会議室をお借りし、勉強会がありました。
出雲氏は、東京ネットワーク代表である町田市議会議員の「吉田つとむ」 さんの、インターンシップ生であったそうで、当時東大の文学部より バイオテクノロジーを学ぶために、農学部へ変更したそうです。 19歳の時には、今でこそ珍しくはありませんが、学生で企業を起こし 卒業後は、東京三菱銀行に就職した経験もあり、自分の意志を実行する ことができる、自分で起こした企業に戻られました。
そこからが時代の流れや、企業のありかたが激変する中で、ライブドアの目 標=価値観として利益が高い事・利益率が高い事・若い人や中途採用の人が 能力を生かせない事が無いようにする事を目指しているそうで、業務のスピ ード化を至るところで発揮しているとの事でした。
例えば、稟議書に関しては人や部署によって、電話で口頭によって済む人 ・部署、メールにて必要最低限の内容で稟議を上げればすむ人・部署、と 通常の中央、地方の行政では考えられない制度によって、ビジネススピード をあげており、一勝0敗の人よりも、10勝9敗の人の方が人事考課は高い そうです、これは、軽微な失敗に対して全力でこの対策にあたり、失敗から のノウハウの蓄積は本人・仲間・会社としての財産と位置づけられているか らなのでしょう。また、この会社では、マネージャー(管理者)と現場など という垣根や区別もないそうで、opinion(意見)⇒Examination(検討)⇒ Decision(決断)⇒Practice(実行)がスピーディに行われている事が出雲 副社長の話から読み取れました。
今後のライブドアの戦略について、特に出雲副社長の視野に入っている話を 聞かせていただきましたが、これはまだ表には出さないで欲しいとの事で、 書けませんが、CSR(企業の社会的責任)を今までの取り組みや、蓄積され たノウハウを活かしていける、内容で個人的にも興味がある内容でした。 ディスカッションの中で、出雲副社長から、「自治体や役人さんは自分た ちの会社が倒産するかも(財政再建団体)?」という認識はあるのですか? という問いかけがありました。
事実、福岡県の赤池町は平成4年2月7日、赤池町議会は臨時議会を開き、 赤池町財政再建計画を議決。2月10日、町は自治省に承認申請を行い、2 月14日に自治大臣の承認を受け、準用財政再建団体となり、行政職員、住 民と一体となり、財政再建計画を実行し計画よりも2年も早い財政再建を 果たしました。
問題なのは、住民の信頼を得て、タイムリーでバランスの取れた予算配分と 徹底的な経費削減、しかし、重要な政策においては説明責任を果たし、実行 していくリーダーシップが必要であり、首長・議会と住民の意見集約に心血 を注いでいかなければならないと考えます。 一人一人がどうすれば「危機感とやる気」を両立させた制度が構築できるの かが今後の地方自治体の内部的課題ではないかと思います。
livedoor(六本木ヒルズ38F受付)
出雲 充 副社長と
2005年08月02日(火)
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