鼠小僧白吉のうだうだ日記

2004年07月06日(火) 海の風〜選挙直前7月上旬のあれこれ。

日曜日、江ノ島・鎌倉に行った。今夏初めて感じる海の風。気持ちいい。

徳島在住のダイビング仲間Tさんが上京してきたということで、江ノ島・鎌倉観光にでかけました。大船駅朝8時集合。前日までドタバタしてて朝8時に寝るという生活だったので、朝8時はかなり眠い。集まったみんなと移動してても途中、何度か意識はトギレトギレ。

そんな眠たい体に朝の海風は強烈に効きます。江ノ島で感じる、今夏発の海風、波の音はとても心地良いのです。この日も朝からガンガン日差しが照りつける暑さ。しかし東京で感じるそれとは明らかに違う。一通り寺などを回り、湘南の海岸の海の家でランチ。ここで呑むビールがまた格別の美味さ。昨日までドタバタと過ぎ去っていった毎日が嘘のように、平穏な時間を過ごした一日でした。

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そんな湘南にも選挙カーがぐるぐる回って、スピーカーでガンガン候補者の名前を連呼していた。そうだ、次の日曜日は投票日ではないか。

新聞各紙では盛んに投票率は低くなる、無関心な人が多いと宣伝しているが、果たしてそうだろうか。
おいらの酒場リサーチでは、意外といつも以上に関心を持っている人が多いような気がする。絶対普段行かなそうな人までが「期日前投票に行った」と言ってる人もいたのだ。
だいたい新聞等の報道を穿った目で見ているので、こういう報道を見ると、何か作為があるのではと思ってしまうが、その中でも自民不利、民主優位の報道が多くなってきた。

みんな切実なのだと思う。「自民党支持」でいままできた「業界関係者」も自分の会社が立ち行かなくなってくれば、その声を高らかに上げることはできない。(職能団体の票まとめきれずと各紙報道)このままでいたら消費税も保険料も上がってしまうと思ったら、何とかならないものかと思ってしまう。

政策だなんだ、国の今後は、未来の日本は、世界平和はといくら叫んだところでも、自らの生活が安定しなくては、そんなもんは吹っ飛んでしまう。「痛みを伴う改革」を小泉首相は声高らかに叫んで、国民もその覚悟を一時はしたのだが、その一方でお役人は全然痛みを伴っていなかったことが、一連の年金問題のなかで露呈した。

景気回復傾向と声高らかにさけんでいるが、それは一部の大企業だけだ。経済的数値からみればそれらの大企業が日本経済の半分以上を構成しているので、数字だけ追っかけていくと景気回復になるのだろが、日本の国はそれだけではない。その数字を根底で支えているのはその下に数多ある中小企業であり、そこに従事してきた人たちだ。大企業の業績向上はこうした中小を切り捨てることによって、中小の犠牲の上に成り立っているのだ。

一例として製造業のDI値(景況指数=会社の経営者が「景気がいいと思うか思わないか」という指数)を見ると、大企業はここ数ヶ月+(景気はよくなってきている)になっているが、中小の企業では未だに―が続いているのである。

雇用も増えて失業率も改善してきたと言っているが、今までやっていた仕事を失って、全く別の仕事に今までの給料より大幅に少ない額で働いている人たちが、その生活に幸福を感じられるだろうか。

数字のトリックをいくら使っても、そう簡単に国民はだまされないと思う。だって、肌でその数字を感じてないんですから。イメージ戦略はもういい。具体的に何かをやらなくちゃ。曽我さん家族再会。まさに愚の骨頂だ。

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さーこんなことを書いて、じゃー選挙の時にどこの政党に入れるのかと、考えた時、これもまたいろいろ考えてしまうのである。オポジションにあたる民主党があまりにも頼りない。候補者を見渡すと薬中前科者がいたかと思えば、日教組に部落同盟である。政治的差別、民族的、地域的差別意識から言っているのではない。こういった団体も日本にはびこる利権構造の一角にきっちりはまりこんで、その恩恵をむさぼってきた連中なのだ。今回民主党からこれらの候補者が立候補するということが、最も彼らの体質を良くあらわしているだろう。なぜかと言えば……日教組や部落同盟に見捨てられた社民党はみじめなものである。某紙の選挙分析に「巨大な支持基盤を持たない社民党」と書かれていたが、完全に力の無くなった、落日の党からは、こうして次々に支持団体が離れていくのだろう。特定の宗教の信者や、政治的思想を持ったものにしか票を入れることの出来ない政党には、票を入れるわけにも行かず、そうして消去法で消して行くと、残るは「毒にも薬にもならない」中村敦夫「緑の会議」だけか?(笑)

選挙まであと5日、東京都選挙区に入れる候補は心のなかで9割方決まっているのだが、比例代表の方が決まらない。入れるところが無いのである。


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