鼠小僧白吉のうだうだ日記

2004年07月09日(金) 再会光景をちゃんと見なくては

曽我さん一家再会。まるでドラマのワンシーンのような映像がお茶の間に流れた。

とことんもめてる野球の問題で、ナベツネがどんな暴言をはこうと、サッカーの試合がどんなに面白かろうと、投票日直前で政治「や」たちがどんなパフォーマンスを取ろうと、今日ばかりは世の中の視線は全部「曽我さん一家再会」に向くだろう。

いろいろつっこみどころはたくさんあるのだが、今日ばかりは1年半以上も離れ離れになっていた家族が、再会できたことをなんのちゃちゃも入れずに喜んであげたい。

しかししかしだ、こんな美しい光景が何らかの思惑にのっかて作り上げられたのだとしたら、こんなに腹立たしいことはない。だからこそ余計に目をカーっと見開いて、この家族の再会を凝視しなくてはならないのだ。
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東京はここ数日信じられない暑さが続いている。最高気温35度だとかなんだとか言っているが、おいらが仕事をしている飯田橋は、東京の中心間近ということもあり、ひっきりなしに走る車の排気ガス、集まってくる人、ビルからの排熱などで、確実に40度近かったと思う。昼間ちょっと外に出ただけで頭クラクラ。午後の数時間頭に冷えピタシート貼ってましたは。
 長年東京に住んでいるが、この暑さははっきり言って以上である。
 6月に台風が散々きていたしやっぱり以上気象なのだろうか。
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わけあって、今日は現代史のお勉強。80年代終わりから90年代前半にかけての日本、そして世界の動きを調べていた。それでわかったこと。
まず世界情勢。80年代終わりから90年代にかけて、世界は本当にめまぐるし一大転換をしていた。レーガン、ゴルバチョフ会談、ペレストロイカ、天安門事件、ベルリンの壁崩壊、チャウシェスク失脚、ドイツ統一、湾岸戦争、ソ連崩壊……
この間に東西対立の構造は崩れさった。しかしそこに訪れたのは平和ではない。ヨーロッパはコソボ紛争からユーゴ空爆へ向かって行き、アメリカは湾岸戦争からアラブへと目を向けていく。
日本はと言えば昭和が始まり平成がはじまったと同時に、オウム、酒鬼薔薇、と世の中の平穏が一気に崩れていく。小学生が殺人を犯したり、世の中おかしいことが今たくさんおこっているが、なんだかそのスタートは90年代初頭の気がしてならない。

そういえば、今再び世間をさわがしている「コンクリート事件」もこの時期の話である。

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さていよいよ参議院議員選挙だ。各マスコミの状況分析をまとめたものを、昨日ちょっと見せてもらったのだが、意外と面白い結果になるかもしれない。面白くするためにはみんなで選挙に行くことだ。あとは、今日を含め、ここ数日の「イメージ」で動きが変わらないことを祈るのみ。

……とは言っても未だ「民主党」に一票入れる気にはなっていない。うーん、どうしてもひっかかってる部分がいくつかあるのだ。福島瑞穂が「民主党の地方の方は社民党に考えの近い人が多い」と発言したそうだが……思わず出た本音ほどシビアなものはない。


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