とにかく、ダーがいなくなってから 電話とメールをしまくった。出てくれなくても、返信がなくても そんなことはお構いなしに。 うざがられることは覚悟の上で、「私」という存在を ダーの中から一瞬たりとも消すことを許さなかった。
1週間後、ダーは最後の荷物をまとめに部屋にやって来た。 ダーが漏らした言葉。 「○○の家(例の女)、汚いんだよね・・・。 掃除機がないんだぜ。料理も下手で、おいしくないし。」 その言葉を聞いて、私は内心ほくそえんだ。 「しめしめ。」 心の中とは裏腹に、何もコメントせず、目に涙を浮かべながら 荷物をまとめるのを手伝った。 ひとつひとつ丁寧に。
最後の荷物を詰めて、部屋を出る時、 ダーが言った。
思った通り、もう戻る気でいる。 今まで自分からは決して口にしなかったのに(笑)。 しかも期間も短くなってるし。 多分、もっともっと早くにダーを取り戻せるはず。
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