王様の耳はロバの耳

2004年12月14日(火) 真珠1

真珠を見てとっさに妄想した事があります。

なりゆきで
亀を助けたサンジは
恩返しに一粒のキレイな真珠をもらいます。
大粒のたった1粒の真珠でしたが
ツルンととっても綺麗です。
ちょっとクリームががった
上品な光沢の
キレイな真珠です。
亀を食う気満々だったサンジは
亀が口きいたので
口きく亀なんてさすがの俺でもキモクて食えないじゃん
とか思ってガックリきてましたが
現金にも
ナミさんにあげたら喜ぶ♪♪
とウキウキします
ちょっと砂浜スキップとかしちゃいます。
アホの子です

大事に持って帰ってキッチンの扉を開けた瞬間
飛んできたのはゴムゴムの腕
ヒュン
派手な音を立ててサンジの顔面にぶつかりそうになりますが
そこは持ち前の反射神経でしのぎます
でもその拍子に
手に持っていた真珠がホロリ
サンジの口の中に
咽喉の奥にダイレクトに
ホロリ
ゴクリ
グハッ!
咳き込むサンジをよそに

ゴムと腹巻の怪獣大決戦は続いています。
状況を把握するより先にとりあえず
反射で蹴りを繰り出すサンジ君。
「…しっ…信じらんねぇ……食っちまっただろうがぁ!!ゴラアッ!!」
状況も把握できないうちに怒りの蹴りで2匹を沈めます。

シュ〜

周りを見回すとそこには
玉葱の山が………
「おう悪リィ!!サンジィこれもらったんだ料理してくれ」
ちっとも悪びれる事もなく言うゴムの周りにも
玉葱の山山山
「ルフィのやつ人の口ん中に生の玉葱放り込みやがった!」
見れば涙目になってる腹巻剣士の足元にも
玉葱の山山山山………

もともと
男同士のいさかいの理由なんて
サンジにとっては
吹けば飛ぶくらいにどうでもよく
自分に害がない限り
本当に
どうでもよく
興味もこれっぽっちもサラサラないですが
なおさらに
ケンカの理由なんかどうでもよくなる感じに
目の前に光景はショッキングでした

玉葱の山山山山山
玉葱に占領されたキッチン
玉葱で足の踏み場がないキッチン

「いっ………ゴホッ、いいからコレとっとと表に運べ!!玉葱くせぇ!!」

ムワンとした空気に
思わず咳き込みます。
ゲホゴホガハゴヘ
涙まで出てきました。

うん?
ポロポロポロポロ
ううん?
コンコンコンコン
うううん!?
コロコロコロコロ

「なんじゃこりゃーー!!!」

そこには玉葱に混じって地面に散らばる
真珠の数々があったのでした。

続く



日記で続くってどうなんだろう(悩)
まっいっか


 < 過去  INDEX  未来 >


遠山宙

My追加