Hiro's Diary
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ボリューム&トーン・ポットをバイパスすることによって得ることが出来るサウンドの変化。これを表現できる言葉が見つかりました。
ポットを通過した信号によるサウンド・・・数日経って落ち着いた弦 バイパス時のダイレクト・サウンド・・・・張り替えたばかりの新品の弦
この違いですよ! 決して「死んだ弦」との違いではありません。あくまで数日後の弦の音との違いのようなものです。
これってほんの少しの違いですけど、歴然とした違いでもあります。周波数特性的にいうと、きっとプレゼンスと呼ばれる帯域の違いかと思います。勿論高音弦にのみプレゼンスは含まれているわけではなく、巻き弦にもプレゼンス帯域はあります。特にピッキングの瞬間の「ガリッ」という摩擦音系がこれにあたるのではないでしょうか。
誤解ないように説明を加えますと、古い弦でも「バイパス」すれば良い音になる、というのでは決してありません。正しくは「新しい弦」でもポットを通過すると音が曇る(プレゼンス帯域をロスする)、というのが妥当でしょう。本当の「新しい弦の音」はバイパス時にこそ得ることが出来ます。
少なくともこのギターでは・・・・ですが。
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