2012年03月22日(木) |
長尺・中尺パター規制論争 |
「長尺・中尺パター規制論争」という論争がアメリカのゴルフ界である論争が起きている。 パターというものは本来、両手に握り、手の延長として振り子のように打つものである。ところが昨今現れた長尺、中尺パターというものは胸や腹にグリップを当て、その部分を支点に振るように出来ている。両手に加えてもう一つ支点が加わるものだからパターのスイングが格段に安定するのだ。 パターを制するものは世界を制するという言葉もある。これらのパターの威力を実証するように中尺・長尺パターの使い手が去年から各大会で次々と優勝しはじめた。
これに待ったをかけるのがタイガー・ウッズをはじめとする、これらのパターの使用を好まない「伝統主義者」達だ。曰く「ゴルフの精神とかけ離れている」「体とクラブをコントロールして振り子のように打つのがゴルフだ」という。
筆者も長尺・中尺パターは規制すべきだと思う。なぜならゴルフは競技だからだ。パターを両手だけで安定させる事は至難の業だ。これを克服してこそのゴルフという競技だろう。 どのスポーツでも競技に使われる道具は年々進化している。だがそれは選手を強くするためではない。競技を進化させるためであるべきだ。
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