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■ 身体感覚
すこしまえの会話を思い出す。 身体と頭のバランス感覚について話していたときの。 自己認識の中で、頭のほうがまさっているか、身体のほうがまさっているか。
じぶんではどちらか、まだよくわからない。 ふかふかの真綿のふとんがあって、そこに寝転がったとき、最初にどう感じる? どういうこと? 心地よいという感覚がおこる、そう感じられる事自体が、身体の調子をはかるバロメータになる、どれほど気持ちよさを感じられるか、が、身体と頭のバランス感覚が 狂っていないかどうかの指標だよ。 じゃあ、それは貴方の場合、身体感覚が頭よりまさっているということ? 君は? この身体の感覚感度を最高潮にしておけば、もっともっとおふとんの快楽をあじわうことができるのでは? と思ってしまう、
と、いった。いってから、自分は身体ではなく頭のほうが感覚にまさっているのかもしれないと気づく。どちらがいいわるいという話ではないから、と、言葉を濁しながらその人は帰っていった。
もちろん感覚の方が、拠り処としては確かなのです。 この世界に在るという拠り処、根拠としては。 その人と別れたあとで、でもその感覚も頭が生み出したものかもしれない、 と思い、自分の中に身体感覚を否定したい欲望に気づく(人形化願望? ああ、まだこの欲望のかたちははっきりしない)。
2005年11月15日(火)
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