あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


会いに行くよ。
2006年10月02日(月)


今日は、華が予定よりも早く仕事を終えて帰った。
あたしは遅番で、帰る頃には8時になる。
それでも会いたくて、会いたくてたまらなくて、華の家へと向かった。

あたしにしては珍しい。

華の家には、華以外の気配があって。
アレルギー体質のあたしには辛い動物がいて。
あたしの入り込めない世界が、嫌で嫌で、ぶち壊したくなる。
だから、あまり近寄らないんだけれど。

今日の華は生理痛でちょっとしんどそう。



華は一人であたしを待っていた。
同居人はもちろん不在。

あたしは、華用のふとんで、一緒に転がる。
くしゃみが止まらない。
それでも抱き合って。

毎朝5時半の逢瀬は、いつも寝ぼけ眼だから、ちゃんと目が覚めている時に会えるのが嬉しい。
5年の期限を与えられて、あたしは、死ぬほど苦しいのだけれど、何とかやっていけると思えた。
華に会えない日々が続けば、どんな場所でも会える。
どんなに嫌な世界でも、抱き合える。
それが、何よりの救いなんだ。






↑コメント変わります↑



そんなつもりもなかったのに、少しだけ遊んで。
抱き合って。
キスをして。
くしゃみをしながら、夜道を一人、歩いて帰る。



夜風が気持ちいい。
心が晴れる。
まだあたしはここにいられる。



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