あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


男性器が欲しい。
2006年10月04日(水)


あたしの空洞を埋めるためではなく。
愛しいひとの空洞を埋めるため。

あなたにあれば、なんて一瞬でも思わない。
むしろ、ないからこそ、安心する。
あれは野蛮な凶器。
あたしには、そうとしか見えないから。

だから、あたしが欲しいのは、小振りな性器。
あなたを痛めつけることのない、軟らかい肉。
その空洞に蓋をする程度の、小さな小さな。
一つの生き物になりたいからこそ、そんなことを望んでしまう。




↑コメント変わります↑



明日は久しぶりのお休み。
予定は何もない。
華と二人で、のんびりする。

お昼は、あたしの手料理ね。
衣替えと掃除をしよう。
まるで二人暮らしみたいに、何気ないことをしよう。



そして。
あたしの空洞はあなたの指先で埋めて。
あなたの空洞は、あたしの、心の肉で埋めて。
抱きしめるの。




ああ、あたしがおとこだったらなんて思わないけれど。
あなたに埋まる肉があったら、良かったのに。



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