あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


雨の日のベッド。
2006年10月05日(木)


華と一緒にお休み。
予定なんて何もない。
どこに行くかも、何をするかも、決めてない。
ただ二人だけの休日。
雨で良かった。



抱き合って、眠って。
起きて、ごはんを作って、食べて。
また抱き合って、眠って。
コンビニに行く以外は、何もしない。
愛し合う以外に、何もしない。

日常に草臥れた気持ちに、まるで雨が染みこむみたいなキスを。
優しい優しいキスと愛撫を。
あたしの小振りな乳房にすがって笑う、あなたの額にもキスを。

やんわりと、でも確実な愛撫で、飽きることなくあたしを抱く。
雨の匂いのする部屋で、あなたは笑って、笑って。
あたしは溺れながら、藻掻いて、泣いて。

いつか、このひとはあたしの体に飽きるんじゃないかと思ってた。
でも、いつも変わらない。
それは二人の間に物理的な距離があるせいなのかな。
それとも、女同士だから?
何一つ、確実な繋がりを持てない関係は、永遠に恋愛のままでいられるのかな。例えば、結婚なんて有り得ないし、子供なんて出来るはずもない。社会的な形式とも、人間的な成果とも無縁。
ただ、心と体でしか、寄り添っていられないから。





愛しいと思うことを、ずっとずっと続けてられたら、あたしたちはきっと幸せなんだ。
それが何よりも難しいことだとは分かってる。





あたしの体を丹念に愛してくれる、その時間の作り方が好きだよ。
執拗な愛撫も、からかうみたいなキスと、笑顔も。
全部全部、好きだよ。




↑コメント変わります↑


時折、フェティシズムを垣間見せる華の性向。
あたしはそれに、毎度毎度、お付き合いをする。
それは日によって異なりはするけれど。




↑コメント変わります↑



サディステックな愛情。
パラフィリアにも近い。



その全てを受け入れてしまうあたしだから、華は飽きずにあたしを抱くのかな。
そんなことを、ふと、思う。





雨の日のベッドは、快楽と、嗜虐と、物思いが交錯する。



BACK   NEXT
HOME