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朝には目覚めのキスと、目が覚める程の愛撫を。 夜にはおやすみのキスと、腰の抜けるような快楽を。 一日で、たくさんもらった。 こんな日は、そう簡単に眠れない。 地元から幼馴染みが遊びに来ていた。昨日と一昨日。 二人で華の仕事場へとランチを食べに行く。 ともあれ、お安くランチを済ませて、楽しくお散歩していたんだけど。 どうやら、風邪をひきかけている様子のあたし。 人混みのせいかな。 それでも、今朝は華が抱いてくれた。 寝ぼけたあたしを、優しく優しく。 真綿で包まれるみたいな、華のやり方。 互いの仕事が終わって、宵宮のお祭りを見て、時間があるから、二人きり。 夜にも、また抱いてくれて。 華の愛し方は、「抱く」というのが一番合う。 抱きかかえる、抱きしめる、そんな愛し方をしてくれる。 そんな風だから、あたしは、嬉しいのと物足りないのと、色々な想いがいっぱいに膨らんで、もっともっとと強請ってしまう。 知らずに揺れる、淫乱なカラダ。 こんな風に育ててくれたのは、あたしの肌の上を通り過ぎていった何人かの男たち。 今更、その味も匂いも思い出すこともなければ、懐かしく感じることもないけれど、こうやって、自分の歴史を感じている。 華、あなたはいつも妬くけれど、これがあたしなんだから。 ねぇ、キスをして。何万回も、数え切れないくらい。 あたしはあなたにあげられるものは少ないけれど、同じだけのキスを返してあげられる。 お返しは、限りなく変わらぬ愛を捧げましょう。
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