あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


カレーとセックス。
2006年10月11日(水)


「満腹にならないと性欲も湧かないの」

なんて口癖のあたし。
今夜は華のおうちへお出掛け。
仕事が終わって、電車を乗り継いで。降りた駅には華が待っている。
まるで忠犬みたいな顔して。

そのまま華に攫われて、カレーとセックスの誘惑に負けて。
仕事帰りの草臥れた身体を、ささやかなお遊びに酷使する。

撮ってもらっていたDVDと、華の作ったカレー。
終われば手を引かれて、華専用の小さな寝室。
小さな布団の端に座って、強請るような視線を見下ろす。

ここで抱き合うのは、二度目だね。
見慣れない天井が、少し怖い。





手繰り寄せられるような、指先。

舌。

濡れる、揺らされる、抉り上げられて、食べ尽くされる。

必死に声を噛み殺していると、笑った顔が見えた。

ああ、もう……悔しい。





華はこういう時には狡いと思う。
忠犬みたいな顔をして、ときどき、すごく凛々しくなる。
可愛い華が大好きだけど、そうして、顔色を変えるのが、切なくて、胸が痛い。
笑った後に、苦しそうに、歪める、唇。
どうしても混ざり合えない生き物である、現実。






↑コメント変わります↑




出来れば、シーツの波間の上で。
互いの裸の体を絡めたままで。
溺れて、溺れて。





きっと華は怒るよね。
あなたの好きなあたしと言えば、笑って、鳴いて、愛している姿だもんね。

でも。
携帯のメモリーにひっそりと残された、あたしの残骸たち。
シーツの上の淫らな姿も。
あたしにとっては、死体と変わらないんだけどなぁ。



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