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ヘアカラー - 2011年10月13日(木) 現代人の多くの方はヘアカラーをされています。 明るさや色味で印象が変わるのは今では皆さん当たり前のようにご存知です。 日本におけるヘアカラーデザインは今日ではとても高いニーズとクォリティが求められています。 そのぶんやる側の美容師にとってもどんなカラーにするか考えるのも楽しみの一つ。 ここで、現在のカラーデザインまでの流れを簡単に振り返ってみます。 僕が美容師を始めた約20年前は「茶色くなれば良かった」。 それが徐々に「茶色の明るさ」にこだわるようになります。 今現在、ヘアカラーの明るさ(レベル)には1〜20まであります。(標準的な認識として) イメージで言うと1レベルはモンゴルの方、20レベルは北欧の方くらい。日本人の地毛は3〜6レベルと言われます。 その後、今度は「色味」にこだわるようになります。 暖色(レッド、ピンク、オレンジなど)か寒色(アッシュ、オリーブなど)という色味(厳密には‘茶色の色味’)で個性を出してファッションともリンクさせて行くように進化しました。 ヘアカラーの場合、主にこの「明るさ」と「色味」が表現の軸となります。 しばらくの間、この二つの要素で変化をつけヘアカラーデザインを楽しんでこれました。 しかし!やっぱり人は飽きてしまいます。‘明るいのも暗いのもやった’‘赤いのも赤くないのもやった’… で、今は何が流行りなの? というのが世の常。 美容師もメーカーさんも考えるんですね〜。笑 その結果(自然な流れとも思いますが)、「髪の‘質感’」をコントロールして魅せる(見せる)ことが可能になってきました。 今のキーワードは何と言っても「艶(ツヤ)」!これは外せません。 ツヤっぽい、やわらかい、透明感、など髪質をどう見せるか、そのうえでどんな女性像を描くか…。 それはもう、こちらも必死です!笑 美容師各々に好みがあるので色(カラー剤)の調合は異なりますが、自分にも‘黄金比’があります。 これは、そう簡単には見つかりません。知識と経験です。(僕もまだまだだけど!) 変な色の組み合わせだと濁ってしまう。ビビッて色を少なくすると薄くてただの茶色にしかならない…など。 少しずつ自分がイメージする色、印象を作って行きます。 これがなかなか楽しいプロセスであって、だんだんとイメージに近づいていくと嬉しくなってきます。 って!文字数オーバーだそうです…苦笑 明日に続く! ...
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