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■ 脳卒中、麻痺からの復活
9月に入ったのにいい加減暑いです。 このところ、私を心配してくれる人からお電話やメールいただきました。ありがとうございます。
私、ちょっと考える時間がほしかったわけです。 だいぶ落ちついてきました。
今いいことは、相談する相手がたくさん現れているということです。
何にもしなかったら、何も前に進みません。 進んで転んでも、いいんです。進まないよりは・・・。という状態です。
今、日毎に足が治ってきています。 毎日、足の指の中がかゆかったり、動いていて神経か、何かが動いていて違和感の連続です。 以前と違って治った感が強いのは、それまで薄れていた感覚が触ったときに感じるのです。
麻痺は、普通の人は「しびれてるのー?」って聞いてくる。 しびれを感じるなんてかなり治ってきている。私はいまその段階。
倒れて頭を手術した直後は、左手足の存在感がなかった。 だからよく看護師さんに「手、忘れてるよ!」と言われた。 要するに、手や足があるということがどういうことなのか? いや、そんなことまったく頭にないのだ。 麻痺ってそういうこと。 まずは、リハビリで 「あなたには、手と足が有るんだよ」 「動くよ」 どうやって動くかをリハビリしていく。 動かし方を忘れたのではなく、手を動かしていた神経がなくなってしまったので、 新しい神経に新たに教えている。・・・それがリハビリ。 よく部活で先輩が引退する。新入生が入ってくる。新たに新入生に一から教える。そういうことを脳の神経で行っているのだ。 新入りには、毎日毎日腕立て伏せ、腹筋。空気椅子。基礎体力をつけさせる。そんなイメージで、麻痺の足の神経に早くレギュラーになってもらうために特訓する。 これを脳の神経の世界で毎日やっている。というイメージ。私の場合は、健常者に戻るのが究極のゴール地点だから、アスリートの世界でいえばオリンピックにのぞむような感じなのです。 脳卒中で麻痺がひどかった人はまずは、歩るいてトイレに行けて自分でできるようになるのが第一目標!私の場合は、まずは、車椅子で行って一人でできて、リハビリ病院でさらに歩行で行けるまで。
今の目標は、やっぱ、杖なし。今、歩けないのではなくて、バランスが取れない。麻痺側の左足に体重がかけられない。あとは、天気状況に左右されてしまうので、それを自分で調整できれば(?)・・・これは難しそう。健康の人も天気に影響されているから。でもそうはいってもかなりイケテルンンデスよ!
どっちにしても身体に自分の身体を覚えてもらうのだ(?)そうなのよ、自分の身体のことを自分が忘れている。それが脳卒中の麻痺なんだ。
それと麻痺ってしびれじゃない。しびれはかなり回復しているか、弱い麻痺だ。 ほんとうの麻痺は、存在感を失ったことなのだ。
一度折った折り紙をもとの一枚の紙に戻してしまった。それを新たに折り直すというイメージが麻痺の回復だ! だから神経が記憶が残っていたら回復しやすいが、まっさらになった人は新たに一から教え込まなければならない!
障害者になったのではない、健常者に戻っている途中なのだ!
2012年09月05日(水)
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